『でも、私達は友達』
『絶対ユウムを傷つけさせはしないわ』
『ユウムちゃん、ごめんね』
ホウオウ様も大好き、でもネーちゃんもフウコも大好き。
でも、どっちも傷つけさせたくない。
あたし、どうしたらいいの?
天気は不調で雨の音が響いていた
パシャッと雨の音に混じって人の歩いてくる音がした
「ユウム、あなた作戦を失敗したようね
ホウオウグループの恥だわ」
紫色の髪 長い三つ編み チャイナドレス
「
サイナ・・・!」
「ホウオウ様の命令に逆らったわね。あなたはもう用済みよ」
『あなたはいらないのよ』
『いらない』
『いらない』
『いらない』
『いらない』
『いらない』
『いらない』
『いらない』
『いらない』
『いらない』
「アハハ、用済みかぁ、悲しいなあ」
ユウムは顔を歪ませて少し俯いた
「あなたを処分するように言われたわ、死になさい、ユウム」
「ホウオウ様の命令じゃ、仕方ないかな・・・
いいよ、ひと思いにやってよ、サイナ」
「ええ」
サイナは影より深い黒色の槍を出した
それを、ユウムの横腹へと向かって突き刺そうとした
「うりゃあああぁああああ!」
「!!」
いきなり誰かがサイナに向かって斬りかかってきた
それは、頭にオレンジ色のバンダナを巻き付けた少年
ハヤトだ
「逃げるぞユウム!!」
ハヤトはユウムに向かって手を伸ばした
「・・・ハヤト?」
「いいから、こっちこい!!早く!!」
「う、うんっ」
ユウムはハヤトの手を取ると全速力で走り出した
「っはぁ、はぁ」
「ハヤト、何で・・・」
「あれ、ホウオウグループの奴だろ、いろいろとヤバイじゃんっ!」
「・・・」
「とにかく、これからウスワイアに向かうからっ」
「えっ?!」
「ホウオウグループの奴らなら、さすがに一般人を追いかけてまで、ウスワイアまでには来ないだろう」
「そ、そう、だね・・・」
最終更新:2011年07月10日 18:47