「みーんなー!ビックニュース、ビックニュース!!」
勢いよく教室に入って来た海海を見て、何処からともなく溜め息が漏れた。
「…海海、お前また懲りずにオカルト調査してんのか?」
由衣が呆れたような声で言った。隣にいた
ユズキも頷く。
「懲りずにとは何だ、懲りずにとは!いい?僕はもうそんなこと言わせる気は毛頭ないから!」
びしっと由衣に指を向け、海海は高らかに宣言した。
「ほー?そこまで言うんだったら、何かしら証拠をつかんだのか?」
凪が笑いながら言う。海海は「もっちろん!」と胸を張った。
「今まではただ噂に聞くだけで、カメラに収めるどころか、この目ですら見れなかった。でも、今回は違う!」
海海は数枚の写真を高らかに掲げた。
「さぁ見ろ!これが私の新聞部魂の実力だ!」
由衣はその手から写真を一枚とり、ユズキと見た。
「…!?」
写真に写っていたのは、一人の少年と無数のロボット。
ロボットは各々が武器を持ち、中央にいる少年に襲い掛かってるように見える。
そして中央の少年も槍と剣を持ち対峙していた。
…そう。多少非日常だがそこまでは納得いくのだ。だが。
空中に浮かぶ武器も、そこには映っていた。
「…これって…。」
凪の隣にいたノラの声が震える。
海海は自慢げに胸を張った。
「見たかっ!僕がたまたま通りかかったストラウル跡地で、こんな攻防が起こっていたのだ!これは間違いなくビックニュースだ!」
「…CGじゃないの?」
ユズキが呟いた。
「ちっがーう!これは本当に」
「あ、あー!CGか!それなら納得するわ!」
「そ、そうだよね!こんなのありえないもん!」
「海海ちゃんもとうとうネタが尽きたんだ…。」
「違うのに~;」
半分涙声になる海海をよそに、話を無理やり終結させた。
「…おい、ノラ。あの写真に写ってたのって、アースセイバーの
ソウトだよな?」
帰り路ノラと共に帰る由衣は小声で話かけた。
「うん。
百物語組のメンバーだよ。でもこの間襲われて…。」
「もしかして、あれってその時の…?」
「…わからないけど…。」
一般人に能力の存在がばれた。
今はごまかしとおしているものの、何時核心にいたるか分からない。
アースセイバーの二人は危惧し、どうしようか頭を悩ませたらしい…。
最終更新:2011年08月08日 16:24