「はぁ、はぁ、着いたぞ」
「ここが、ウスワイア・・・」
黒い塀に囲まれた灰色の施設---ウスワイア
ここには特殊能力者が多数、保護されているという
ハヤトと共に自動ドアをくぐると外観とは裏腹に、真っ白で無機質な感じだった
オフィスには小学生ぐらいの黒髪の少女がいた
「なあ、
チサト、はぁっ、隊長さんは、今何処に・・・」
息を切らしながらハヤトはチサトに訪ねる
「・・・」
少女はハヤトの目をじっと見つめた
「そうか、いないのか・・・ありがとな」
少女にお礼を言うと、ハヤトは
ユウムにこっちへ来いと言わんばかりに手招いた
「こっちに
マナコがいる」
「え、何でマナコの所に・・・」
「アイツが一番、お前のこと心配してたんだ、行ってこいよ」
「う、うん・・・」
少し廊下を進むとマナコと名前が書いてあるプレートが扉にかかってあった
ノックをしようとした瞬間、扉が勢いよく開いた
「ユウム・・・!」
「ま、マナコ、やっほー・・・うわっ!」
マナコは急にユウムに抱きついた
「ちょ、ちょちょちょ、なにして」
「無事で、よかった・・・」
暖かい水がユウムの肩に伝わった
マナコは泣いていた
「・・・あたしは、大丈夫だから、この通りぴんぴんしてるよ」
「・・・ん」
いつものマナコの返事が返ってきた
「あの、マナコ、ちょっといいかな」
「ん、何?」
「いい加減抱きついてるのやめてほしいな」
「え」
「や め て ほ し い な」
「・・・」
「離せえええぇぇえええい!!」
「ぐはぁあ!」
ユウムのパンチはマナコのみぞおちにクリーンヒットした
「まったくマナコは変態なんだから」
「あの、俺一応病人・・・」
「そうだっけ?」
「そうだよ・・・」
痛そうにしてるマナコに、ユウムは笑いかけた
最終更新:2011年08月16日 13:55