「ショーゴ!いたいた、探したよ」
「ん?何だ、タスク」
「何だ、じゃないよ。ショーゴが探してた本、見つかったよって言いに来たんだ」
「うっそ、マジか!?」
「うん。『Brake End ~終わりをぶち壊せ~』全5巻でよかったよね?ほら」
「そうそう、これこれ!サンキュー!」
「ん、いいよ別に。貸し出し期間は1週間ね」
「え、図書室のものですか!?」
「いいえ、私の私物です。貸し出し期間はほんの冗談」
「…な、何だ…勘弁してくれよ、一瞬本気で焦ったじゃないか…」
「ははは、ごめんごめん。私はもう読み終わってるからさ、返すのはいつでもいいよ」
「おう、分かった…」
「…何さ」
「いや、タスクもこういった本って読むんだなーって思って」
「失敬だな。私は面白いと思ったら漫画から漢和辞典まで何でも読むぞ?
というか皆本をもっと読むべきだと思うんだ。文字だけじゃなくて綺麗な挿絵の奴とかもたくさんあるし、心に響くような深い話だってたくさんある。
何より知識が増える。日常で使わないものは多いかもしれないけど、漢字や語句の勉強にもなるし…」
「あー、はいはいはいはい。ストップストップ」
「…ん?ああ、ごめん。つい」
「語ると長いんだよな、お前」
「玉置先生ほどではないと自負しておりますが」
「そういう問題じゃないだろ…」
「まあまあ、いいじゃない。それよか、本大事に読んでよ」
「おう。悪いな」
「万が一、その本汚したり破いたりしたら六法全書および広辞苑の角でぶん殴るから。…分かった?」
「………了解…」
柔道部主将と図書委員長
「…お前、もう少し外見と性格のギャップを埋めようとか思わない?」
「埋まっちゃったらそれはもう私じゃないからなぁ」
最終更新:2011年09月07日 18:46