狐、蛇と友達になる
あれから私は、ランカとよく話すようになった。
ランカは本当に聞き上手で、的確なアドバイスもくれた。もちろん、私もそのお礼は欠かさない。
「今日は絵を描いてきたよ。」
(∞・o・)暗くてお靴がわからないわ
(^ω^)どうだ明るくなったろう(札束燃やし
「現代版・成金の図だ。」
「…('ω')学校のみんなにも見せてあげたら?」
「うーん…ランカの反応を見るに、叩きが加速しそうだからやめとくよ。いくらなんでもバカやるのはキャラじゃないからな。」
「とにかく、中傷しない人と話してみたらいいと思うの。」
「見極めがなぁ…まぁ、努力はするよ。」
よき相談相手も出来て前よりは生活が楽になったある日、事件が起こった。
「や、やめてください…」
「いいから金出せよ」
リアルなカツアゲ、さすが底辺k…
……被害者、女子?
爪ス#゚◇゚ス
「だ、誰か」
「嫌がってるだろ、やめろ。」
「あぁ?んだてめえ」
「私はフェミなんとかでも何でもないが、女子にカツアゲするのはダメだと思うぞ。」
「だったらてめえが金出せよ」
「何でそういう思考になるわけ?お前に渡す金とかないから。」
「この…女子だからって手加減しねーぞ!」
あら、殴りかかってきたよ。先に手出したのこいつだから、私がこいつ蹴っても正当防衛だよな。
カツアゲ野郎の拳をかわし、蹴りを2、3発食らわせた。
「うぐ…」
「天罰だ、失せな。」
「あの、ありがとうございました…」
「ん、気を付けろよ。」
感謝はされたものの、また怖がられるんじゃないかと思ってその場から去った。
翌日
「お前、結構やるじゃん。」
ヘッドホン君…じゃない、
ハヤト君に話しかけられた。何のことだ
「カツアゲ倒したらしいな、女子なのにすごいよ。」
「気に入らなかっただけだ。というか何故知ってる?」
「カツアゲ被害者の友達が拡散したっぽいw…お前、いい奴だったんだな。あ、あと頭もいいよな!確か上位の方にいたの覚えてる。今度教えて…って、顔真っ赤ww」
爪ス///ス…
「ハヤト、お前殴られるぞーww」
「そうそうwwこんな冷血女に関わったらろくなことねーぞww」
今日こそは言おう、そう思ったとき
「ねぇ、凪ちゃんがあんた達に何かした?」
「あ?」
「私も正直ちょっと怖いかなって思ってたけど、理由も無しに人に危害加えるような子には見えないよ?陰で変なこと言う方が悪質だよね~。」
「ミユカ、てめっ…」
「おー、こわいこわいw凪ちゃん、行こ。」
ミユカに手を引かれて教室を出る。
わかってもらえたような気がして嬉しかったと同時に、申し訳なかった。
「ありがとう、ごめんな…。」
「凪ちゃんは何も悪いことしてないじゃん。悪いのは凪ちゃんのこと知りもしないで変なこと言った奴だよ。」
「
ミユカ…あの」
「何?」
「助けてくれて本当にありがとう。迷惑じゃなければ、私と友達になってくれないか?」
「…」
我ながら、これはいきなりすぎる。ミユカ固まってるし完全に失敗した。
あぁ、明日からまた引かれる生活が…
「いいよ!じゃ、凪っちって呼んでいい?」
「え…ほんと?いいよ///」
「照れてるの?かわいいーw」
「そんなことない////」
「なでなで」
「ぅ…///」
ランカのおかげで、学校でも友達できたよ。ありがとう。
最終更新:2011年09月27日 19:07