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第十九話「ナゾトキ」_仮

マサカズ(以下マ):いててて…腰いてー!
マ:シゲの奴よー寝付けたのぅ。
ケイイチ(以下ケ):リーダー寝てないのか?
マ:あんなやべぇ事があったのにぐっすり寝れる方がおかしいじゃろ。
マ:シゲも眠れんっつっとったんじゃが五時ぐらいで裏切りおったわ。
マ:なー、カプセルホテルかどっか泊まった方がよくねーかー?
マ:ケイイチのおごりで。
ケ:状況が把握できてるのか出来てないのかどっちなんだ。
ケ:あ、もしもし。
ケ:こっちです、ケイイチです。
ケ:あ、はい…おはようございます。
マ:はーあ…
マ:どうなるんかのぅわしら…
シゲナガ(以下シ):…ミキ…。
トモコ(以下ト):どうしたの?今日もまだ会議中で学校開いてないわよ。
ケ:"あの…「クダラ小学校」ってありますよね"
ケ:"それについてちょっと聞きたい事があるんですけど…"
ト:"え?百済小学校?"
ケ:その小学校で最近変わった事ありませんでした?
ト:………。
ケ:"いえ、あの何でもいいんですけど…"
ト:うーん、百済小学校行った事ないしなぁ…
ト:そういえば今会議で小学校に導入した新しい教育法について話し合ってるけど。
ケ:新しい教育法?
ト:"何でも小学校に導入した物をオツユウ学園全体に広めるとか何とか…"
ケ:!!
ト:それについて今専門の講師が話してるよ。
ト:くちうるさいのが
ケ:先生!その講師どんな服装だった?!
ト:え?何か紫のチャイナ服着たお下げ髪の女の人だけど。
ケ:"その人…「サイナ」って名前じゃありませんでした…?"
サイナ(以下サ):トモコ先生!!
ケ:!!
サ:問題児クラスを受け持つあなたが会議に参加しなくてどうするんですか?
サ:もう少し現状にに対して危機感を持ってください。
サ:今日、生徒数名を学校に呼び出し個別指導を行います。
サ:連絡は今話題に上がった生徒全員にお願いしますね。
ケ:(…「サイナ」…!!!)
ケ:(この声、間違いない…)
ケ:(ホウオウ直属の幹部サイナ…!!)
ケ:(奴がそこに居ると言う事は…その近くには…)
ケ:(いったい何が目的なんだ!何でオツユウ学園なんだ!)
ケ:(だが…それがこっちに対する挑発であろうと何だろうと…)
ケ:(お前達の計画は片っ端から潰してやる…)
ト:あ、すいません。わかりました。
ト:…?
サ:教師が大人としてのマナーを守れてないのも原因の一つのようですね。
ト:(むかっ…)
ト:あ、そうだ失礼ですけど…
ト:お名前「サイナ」さんなんですか?
サ:!
サ:いえ…違いますよ。
ト:そ…そうですか。
ト:…ん?
ト:おはようございます。
ト:(でっ…かぁ…)
ト:(何の先生だ?)
ト:……。
ト:(何だったんだろう今の…)
ト:(ケイイチ君なりのコミュニケーションかしら…)
ケ:……!!!
マ:おいっなんやいきなり出発て。
マ:ちゃんと説明せーや!
マ:お
マ:先公じゃ。
マ:あ?
サ:"今日、生徒数名を学校に呼び出し個別指導を行います…"
ケ:(全て思い通りにいくと思うなよ…!)
ケ:(ホウオウ…!!)
ケ:(戦ってやる…!どんな障害があろうと!)
ドリーマー(以下ド):その女を覚えているのか?
シ:俺が…殺した女だ。
ド:違う、お前を殺した女だ。
ド:いや、「死ぬきっかけになった女」が正しいか…。
シ:……。
ド:「死」はその事実によってさまざまな後悔を生む。
ド:そのたびに生き物は正しい答えを選ぼうと進化を続けて来た。
ド:だが人間は複雑な物だ。
ド:いくつ後悔を乗り越えようとその事実を間違いだと思い後悔する。
シ:……。
ド:「ミキ」はお前が殺した訳ではない。
ド:ナイトメアアナボリズムは死んだ事実そのものを抹消する。
ド:この女はその一部だった。
ド:ただそれだけだ。
ド:だがそれによってお前は後悔した…
ド:それは他の生き物ではあり得ない事なのだ。
ド:死んだ者が願う事は「死んだ事実」でありその消滅によってその消滅によって生きる資格を得る事だ。
ド:それをお前は不服に思うのだろう?
シ:死んだ奴が後悔って…
シ:どこでだよ…
ド:ここだ。
ド:「夢」とは人間の精神に存在する世界。
ド:今のお前のように普段は頭脳から夢の世界へ出入りするが
ド:ある過ちを犯すことで意識だけの存在が誕生する。
ド:しかし何処かの「世界」に残ることで「ドリーマー」という存在になる。
ド:つまり、、ここに居るミキはお前の「夢」と言う空間に存在するミキだ。
ド:ただし「シゲナガを殺した」記憶は拒否され、覚えていない。
ド:お前の本能に宿る「悪夢」によって消去されたのだ。
ド:しかしそれも私の狙いだ。
シ:狙い?
ド:お前にこの「夢」を見せているのは確かめたい事があるからだ。
ド:お前がこの女を忘れたいならこのまま「ミキ」を消滅させる。
ド:しかしお前に「後悔」が残っているなら私とある約束をした上で解放しよう。
シ:何だよ約束って…
ド:再び答えを間違えない事だ。
ド:このミキは記憶こそないがお前の死ぬ「きっかけ」を持っている。
ド:お前はある答えを間違えたから死んだ。
ド:忘れるな、お前はこの女に殺されたのだ。
シ:……。
シ:つまりこいつに殺されなければ…
ド:もう一つ。
ド:「何故シゲナガに悪夢を与えたか」…
シ:!?
ド:それをその女に聞かない事だ。
シ:おい待てよ!それって…
ド:無論、私にも聞くな。
ド:お前がそれを探る事自体が間違いなのだ。
ド:私は確かめたい。
ド:「間違い」の「間違い」は「正解」なのかどうか…
ド:人間には「進化」する価値があるかどうか…
ド:だが無理強いはしない。ここはお前の夢だ。
シ:俺…あの事件以来ミキの事が恐かった。
シ:でも頭ン中で何度も考えてたんだよ。
シ:あのときミキが死ななかったらどうなってたかって。
シ:もしかしたら他に解決の方法があったんじゃないかってな。
シ:俺、悪夢だとか夢だとかはよくわかんねーし
シ:あいつが死んだのは仕方ねぇ事かもしんねーけど
シ:俺にはまだまだ喋っておきたい事がある。
シ:どこで間違えたかも自分で気づきたい。
シ:少なくともこのままこいつと終わるのだけは許さねーよ…
トウゴ(以下夢):これが…
夢:ネオカタボリズム[新・異化作用]…
シ:(俺にとって悪夢とか夢とか変な力とかはどうでもいい)
夢:(死と同化するアナボリズムと異化させるカタボリズム…)
シ:(俺はどこで間違えたんだ…)
シ:(どうすればミキと一緒にいれた…)
シ:(間違えれば俺はまた落とされるんかな…)
シ:(けど一度間違って…ミキに殺されて生き返って…)
夢:(生き物が向かうべき進化とは…)
夢:(過ちによって気付く「補正」によるものなのか…)
夢:(それが今俺に起こっている…)
夢:(あの「黒い男」の言った通りだな…)
シ:(このまま間違いを知らずに生きていくのは勝手すぎるよな…)
シ:(生き続けてやる…)
夢:(俺はもう…)
夢:(「落ちない」ぜ…)

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最終更新:2011年10月15日 15:42