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臆病と偽善と先輩

「「「・・・・・・・・・」」」


(公園にて男子学生三人、女子学生一人、計四人。)
(内、一人上空に有。)


「・・・(どうしよう・・・なんで、こんなことになったんだろう・・・)」
「なぁ、」
「っ!」
「そんなに脅えなくいいって、前相談に乗るって言っただろ?」
「・・・あ、・・・えう・・・」
「ゆっくりでいい。」
「・・・・・・・・・」
「・・・そんなに話しにくいほど、酷い事をされたのかい?」
「えっ、ち、違います・・・!そういうわけじゃなくて・・・!」
「しかし、そんなに傷を負うほどじゃ・・・」
「・・・だ、だって・・・ボクが悪いんです・・・だから、これは・・・仕方が無いことで・・・」
「君が悪いわけないだろ!!あんなことをされて、」
「タガリ先輩。」
「!」
「ご、ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「・・・いや、俺が悪かった・・・ごめん。」
「・・・・・・・・・」
「・・・自分自身に原因がある、って言ったな?思い当たりはあるのか?」
「あります、けど・・・」
「けど?」
「・・・こんなこと、言って・・・先輩たちに・・・信じて、貰えないかも・・・しれませんし・・・」
「・・・・・・・・・」
「言いなよ。」
「えっ?」
「俺は君が嘘をつくような子には見えない。だから、信じる。
単純で、分かりやすいだろ?」
「・・・せ、せんぱい・・・」
「お前はどうなんだ、アオザキ。」
「・・・ハリマの味方になれるなら、俺も信じる。それだけだ。」
「だってよ?」
「・・・っぐす、ありがとう、ございます・・・ふえ・・・」
「あー、泣かない泣かない!ほら、ティッシュ。」
「うぅ・・・」
「それで、その『原因』って?」
「・・・・・・タガリ先輩、離れて貰っていいですか・・・?」
「?あ、あぁ・・・」


(みく、おもむろに立ち上がり、自身の右手を見つめる。)
(意を決すると、それを頭に添えて、握る。)


「・・・・・・っ!!い、っつ・・・!!」
「!!?」
「っな・・・!?」


(みく、赤く染まった右手を二人へと見せ付ける。)


「・・・先輩達は、・・・特殊能力って知ってますか・・・?」

「ボクは・・・過去に、一度死にました・・・」

「それから、ずっと・・・こんな状態なんです。」

「・・・これが、いじめの『原因』・・・なんです・・・」










臆病と偽善と先輩

(みぎてをつらぬいた、とげ)
(てきいあるはりは、ぼくじしんでさえむしばむ。)

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最終更新:2011年10月23日 18:52