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<三人組の申し出。>

「また派手にやられたな、組長さん。」
ヨシヒトが運ばれた後。人面虎襲撃の片づけを始めようとする
出雲寺組の前に、ショウゴ、コトハ、リュウザの3人が現れた。
殺気立ってる出雲寺組の組員達は何も言わない。
ただ、先の抗争で争ったショウゴ達を睨むばかりだ。
抗争は終わったと言っても、そうそう簡単に気持ちが切り替えられる訳ではない。
「何しに来やがった。」
「情報提供と援助の申し出だよ、アキト。」
「・・・何?」
「聞こえなかったのか。情報と援助だよ。出雲寺組は
 よほど近所付き合いが良いらしいな。ご近所さんの中に
 襲撃者を見た人がいた、聞いたら教えてくれたよ。敵さん、
 出て行く時には両腕が使い物にならなかったそうだ。
 派手な穴もいくつか空いとったらしい。
 暫くは表立って出てこないだろうな。
 ・・・アキト、お前得意の盗聴器やら監視カメラやらは?」
「まだ確認してねぇ・・・」
「頭に血が上り過ぎなんだよ、そんなんじゃ行動が単純化しちまうぞ。頭を冷やせ。」
「うるせぇ!お前に何が分かる!家族がやられたんだぞ、ここまで!何がわk」
そこまで言った所で、アスミがアキトの頬を叩いた。
「止めなさいアキト、ショウゴさんだって・・・」
言葉を止めるアスミ。鬼英会と出雲寺組の抗争における、
ショウゴ達の真相は知っている。
総長であった父親と次期総長だった義妹の遺体は
未だに見つかっていないと聞いている。
アキトは呆然とアスミを見、そしてシュンとなると視線をショウゴに戻した。
「組長さん、アキトは悪くねぇよ。俺の物言いが悪かった。許してくれ。
 もうひとつ、援助の事についてなんだが…」
コトハとリュウザが一歩ずつ前に出る。
「この二人は学校に通って無いんだ。ヨシヒトが『戦線復帰』するまで、
 代わりにこいつらをここに置いてくれないか。」
「・・・昨日の敵は今日の友、とでも?」
ショウゴは周りの視線を気にせず飄々と返した。
「ここの連中は器が狭くねぇだろう?勿論、たまには俺も来よう。」
ニッっと不敵に笑うと、ショウゴは腕を組む。
しかしその表情もすぐに真剣なモノに変わる。
「どうにも最近キナ臭くてな。鬼英会だけじゃない。
 ウスワイヤにホウオウグループとやらの襲撃があったらしいじゃないか。
 学校だってどうにもおかしい。
 挙句に此処の襲撃だ。どこもかしこもキナ臭ぇ。
 準備に『し過ぎる』というのは無いモンだ。」
アスミは周りの組員達を見、ズタズタにされた屋敷を見、そしてショウゴを正面から見据えた。
「申し出感謝致します。是非、力を。」
「よし来たガッテン承知の助、ってな。」
「ショウゴさん、古いよそれ…」
「うるせぇリュウザ、んじゃま、片付けから始めますか。」

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最終更新:2011年12月18日 21:44