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闇に堕ちた星屑、悲哀の炎

夕陽さん、昨日の男の人を探すみたい。どこにいるかわかるのかな
ミコトはどうしようかな。朝陽さんのとこに行ってもいいけど、今みたいにひどいこと言っちゃいそうだからやめよう。



『お友達の家にお泊まりします』


後でお父さんとお母さんが帰ってきてもたぶんひどいこと言っちゃうから、メモを残してカバンに必要なものを詰めて家をでる。ほんとにお泊まりするかわからないし、行き先なんて決まってないけど。



歩いてる途中、変なロボットが追いかけてきた。
心がないロボットもミコトを嫌うの?
何もしてないのに。


「…消えてよ。」

タクトを振って、星をぶつける。前は攻撃するのも怖かったのに、今はすごく楽しい。

「感情ない機械のくせに目障りなの!さっさと消えてよ!」

あんまり強くなかったのか、ロボットは倒れちゃった。気づいたら、刺さってる星が真っ黒。いつもはピンクとか黄色とかのかわいい色なのに。

…ミコトの気持ちと同じ色だね。もう、何も信じられないな。




一方、とある場所

「さっきの人は?」
「電話しに言ったみたい。…ねえ、不動くん。やっぱり不動くんだけでも帰った方がいいと思うよ。僕も言えるほどじゃないけど、ちょっとケンカ強いくらいでどうにかなる相手じゃないよ?気持ちは痛いほどわかるけどさ…」
「…んだよそれ。さっき許可されただろ。俺じゃダメってのか?」
「足手まといとかそんなんじゃなくてね、不動くんの身になにかあったら崎原さん悲しむよ。もちろん、僕も。」
「じゃ尚更だよ、お前と崎原だけは助ける。」
「僕も?」

司は語り始めた。

「俺さ、中学ん時友達いなかったんだ。しばらくしてあるグループの一人が声かけてくれて、そいつらの仲間になった。それからは毎日楽しかったよ。『ツッキー』なんて呼んでもらえてさ。」
「よかったね。」
「だろ?でもいい話はここまでだ。あいつら、万引きしようって言い出したんだ。当然俺は断ったよ、そりゃ犯罪だろって。」
「うん。」
「次の日からどうなったと思う?無視されて物隠されて…早い話がいじめだ。昨日の今日まで仲良かったから本当にショックだった。そこまでされたのにまだ信じてた俺も俺だけどさ。んで、ついに焼かれた。」
「焼かれた…って?」
「そのままの意味だよ。灯油ぶっかけられて火つけられた。でも俺今ここにいるだろ?なんか知んないけど、大丈夫だった。」
「まさか…」
「そ、灯油までかけられたのに俺全然大丈夫だった。代わりに、俺に火つけた奴らが全員焼け死んでた。」
「不動…くん…」
「それからだよ、もう誰も信じないって決めたの。友好的なんて表面だけ、裏じゃ疎ましく思ってる。利用するために仲良くする、そんな奴ばっかりだ…って、思ってたのになぁ。」

淡々と語っていた司が、冬也に向き直った。

「お前も、崎原も俺なんかに構うから…何度も突き放そうとしたけど、お前らは突き放すほど俺の方に来た。でも悪い奴には思えないから…」
「不動くん…」
「だから、もう一度信じてみようと思った。俺にとって、お前と崎原は特別だ。絶対行く。止めろって言ってもついて行くからな。」
「ありがとう、本気なんだね。でも丸腰はやっぱり…」
「武器ならある」

司の目が紅色に光り、両手に炎の剣が生成される。

「流也さん、俺も行っていいですよね?」

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最終更新:2012年01月23日 11:30