「バレンタインか…俺はどうせBBAにしかもらえねーよ」
「一個くらいは義理もらえるって、大丈夫。」
「お前それ結構失礼だから。お前こそ姉貴くらいしかもらう当てないだろw」
「もしもらえなくても、僕が凪姉に渡すからいいんだよ。」
「自分が渡すとかシスコン過ぎる。もう末期。」
司がシスコンに呆れ果てていると、背後で美琴がなにかを配っていた。
「ハッピーバレンタインですー。」
「ありがたや…」
「崎原さんマジ天使!」
「ちんk<言わせねーよ!>
クラス全員にちんすこうを配っているようだ。
「はい、空橋くんにもどうぞ。」
「ありがとう。」
「姉貴以外からもらえてよかったな空橋。義理確定だけどなw」
「不動さんもどうぞ。」
「おぉ…もらってやるとするか」
「偉そうww素直にありがとうって言いなよ。」
「なっ…いらないって言ってるわけじゃないしいいだろ!」
「冬也、受け取れ」
爪ス゚-゚スつ≡◇
「わ。凪姉、作ってくれたの?実は僕も…はい。」
「逆チョコされたΣお前の手作りとか不安過ぎるんだけどww」
「頑張ったの!塩と砂糖とか間違えたりしてないからね!」
「逆に不安煽るなー。そんなヤバいものを食べさせようとするとか嫌がらせかよ」
「う…っ、凪姉のバカー!」
冬也は泣きながら走り去ってしまった。
「………もしもし、親父?今日友達とチョコレート作ったから親父にやるわ。こんなサービスめったにしないんだからね!製菓会社に感謝しろよ!」
風真への電話を切り、箱を開ける。料理が苦手な冬也が作ったチョコレートケーキは、なかなか良い出来だ。
「売ってるやつでもいいのに。しかもLOVEなんて書きやがって…女子かよ」
端の方を食べてみた。塩と砂糖を間違えて…いない。
むしろ、自分好みの味付けだった。
「手ボロボロにして、私なんかのためにこんなの作って…バカはお前だよ。いや、私もか?」
爪ス*-へ-ス…気付くかな、あれ
一方、冬也の自室
「そりゃ僕は料理下手だよ!塩と砂糖間違えるとかしょっちゅうとはいかないもののありがちだよ!でも、あんな言い方ないじゃないかー!凪姉ってほんとドS!!」
そう言いつつ袋を開けると、見事にデコレーションされたチョコレートクッキー、そして
「かわいいなぁ…ん?」
『Min rakastan sinua ※絶対検索すんなよ!絶対だぞ』
ピンクのペンで書かれたメッセージカードが入っていた。
「検索すんなって…呪いの言葉書くほど嫌なの?」
パソコンを立ち上げ、カードに書かれた言葉を入力する。結果は…
「日本語でいいのに。シャイ過ぎだよ、凪姉…」
(六x^)ハッピーバレンタイン^^
最終更新:2012年02月15日 14:31