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第二十七話「メザマシドケイ」

ラム:ここに本当に死体が…?
ユキ:死体が燃え尽きた形跡は無し。
ラム:さっきの話本当なんですか…?
タカユキ(以下タカ):…。
アキヒロ(以下アキ):警察がホウオウグループと一緒だったって話も気になるな。
キトシ:だからそれは何かの間違いだっつーの!
ジン:でも、その話が本当だとすると…
ジン:その人すでに「死んでた」んじゃ…
アキ:「死んでた」?
タカ:いや…
タカ:全部見間違いだったかもしんね…。
ケイイチ(以下ケ):……。
ラム:とにかく
ラム:奴が動き出した以上いつ天地がひっくり返ってもおかしくありません…。
ラム:我々は引き続き奴の動きを追います。
ラム:副長たちは慎重な行動を心がけてください。
ラム:そして「死んだ友達」の手がかりを掴んだら
タカ:死んでねーよ。
タカ:死んでねぇ。
ラム:「居なくなった」友達の名前は?
タカ:「でわ」っち。
タカ:さっきの橋ン所に奴のバイク落としたぜ。
タカ:ナンバーか何か調べたら分かんだろ。
マサカズ:(…何でタカさん嘘ついとん?)
通信機:“クダラ小学校で失踪事件発生…”
通信機:“ヤマト幼稚園との関連もあると見て捜査を行ってください”
アキ:ケイイチ…
アキ:自分の信念を持って行動しろ。
アキ:その信念が重なり合った人間だけが「仲間」だ。
アキ:俺たちはそれを信じて来たから生きのびる事が出来た…。
アキ:正しいと思う心がある人間が仲間とは限らん。
アキ:ホウオウと俺達が敵対するように…。
アキ:忘れるな…。
アキ:ただそれだけの違いなんだ。
アキ:信念を否定されればそれは敵と思え。
アキ:戦うとはそういう事だ。
???:帰還します。

ナオヤ(以下ナオ):(直撃だよな…?)
コヨリ(以下コヨ):まったく!
コヨ:みんな自分を隠すのが上手いねぇ。
コヨ:このクラスには驚かされる事ばかりだよ。
コヨ:私が「平凡」を知ってるからかもしれないけど。
B子:え゛っ!!!
B子:!!!
B子:うわあああああああああああ!!
B子:はん!!!
B子:……。
コヨ:(なるほどね…)
コヨ:(「座標」を指定した所に…)
コヨ:(落雷や瞬間移動が出来るのか…)
コヨ:(単純に「死因」だけが能力になる訳じゃないんだ…)
コヨ:(なるほどね)
ナオ:お前さっさと帰ったら?
B子:……。
コヨ:ねーナオヤー!
コヨ:あんたがその能力使ってるって事はさー
コヨ:「何で」使えるようになったかも…
コヨ:知ってるって事でいいんだよね?
ナオ:……?
ナオ:!
ナオ:あー…
ナオ:繋がっとったんか…。
B子:え?
ナオ:この力って死んで身に付く物らしくてさ
ナオ:ややこい話だけどこいつは力を与えるために
ナオ:学校中に死ぬ「きっかけ」をばらまいとった訳だ。
ナオ:誰かさんに協力させるためにな。
ナオ:ミキ達が死んだのもこいつのせいじゃね?
コヨ:ちょっとちょっと、ミキは違うよ!
コヨ:何でもかんでも私のせいにしないでよ!
ナオ:あ、そうなん?
コヨ:ミキは何か自分のことで悩んでたみたいだったからさー
コヨ:シゲナガにはちゃんと夢があって
コヨ:二人の将来の事真剣に考えてるって
コヨ:励ましてあげただけだよ。
コヨ:ミキ嬉しそうだったよ。
ナオ:ふーん
B子:んなのどうだっていいから家に帰してよー!!
ナオ:お前ねー…
コヨ:逃げたかったら逃げてもいいよ。
コヨ:別に追わないし。
ナオ&B子:へ?
ヨシキ(以下ヨシ):よぉー!
ヨシ:何やってんだこんな所でー!
ヨシ:お前らも呼び出されたん?
ナオ:ヨシキ…
B子:!
B子:まさか…!
コヨ:逃げてー!
ナオ&B子:?!
コヨ:ここから離れて!
コヨ:この学校に「テロリスト」が居るみたいなの!
コヨ:警察を呼ぶなって言われてるから私たちどうしたらいいのか!
ヨシ:はは…
ヨシ:なんだよそりゃあ。
ヨシ:面白そうだな、俺中入ってみようかな
ナオ:おい。
ヨヨ:あ?
ナオ:離れた方がいいぞ。
ヨシ:うそうそ、
ヨシ:冗談だよ。
ナオ:そいつだバカ!
ヨシ:はぁ?
ナオ&B子:!!!!!
ヨシ:こん野郎が!!
ナオ:(…あいつもかよ…)
ヨシ:みんなには黙ってた方がいいぜ。
ナオ:説明してくれん?
ヨシ:「野生の猿」によ…
ヨシ:人間同士が「鈍器」と言う文明を使って戦争してるとかって
ヨシ:教えたところで何にもなんないだろ?
ヨシ:誰にでも「知らない常識」があるってことだ。
ナオ:…。
ヨシ:…受け入れたら別だけどな。
ヨシ:そぉい!!
コヨ:なかなかいい事言うけどさ
コヨ:あんたもまだ「野生の猿」と一緒だよ!
ヨシ:うお!!!
ナオ:ちっ
コヨ:私は「設定」をこなすだけ。
コヨ:ただ、それだけ。
コヨ:あんたもそうよねナオヤ…
コヨ:違ったっけ?

B子:でももし本当だったらさー…
B子:6万円も払えっこないよー!
コヨ:大丈夫だってば!
コヨ:機械は嘘をつくけど裏切ったりはしないからさ!
B子:………。
B子:え?
B子:!!!
コウスケ(以下モコ):ほら、解決したろ?
モコ:あれ…?
モコ:なんだよ!さっきまでの悩みは無くなったろうが!
モコ:お前にはそういう心の切り替えが足んねーんだよ!

コヨ:うわ!!
コヨ:……。
ナオ:なー…
ナオ:もうやめね?
コヨ:だからさー帰ってもいいんだって。
コヨ:これは「テスト」なんだよ。
コヨ:あんたが諦めるなら他に期待するだけ。
コヨ:その後は知らないけど好きにすればいーよ。
ナオ:お前はやめる気ねぇの?
コヨ:だから言ってんでしょ
コヨ:この為に作られたんだって!
コヨ:目覚まし時計の設定を拒否する時計なんてないでしょ?
コヨ:そういう事よ。
ナオ:あっそー…
ナオ:じゃあお別れだ。
コヨ:へ?
B子:うらあぁあああああああああ!!!
B子:ねえ…
B子:これ現実なの…?
ナオ:僕も「死んだ」後お前と同じ事思ったよ。
ナオ:でも自分が当たり前だと思っている物がただの想像で
ナオ:目の前で起こっている現実以外しんじれるもんなんてねぇ。
ナオ:どんなに信じたくなくても現実には逆らえんってな。
ナオ:ま、お前は多分無関係だろ。
ナオ:忘れれば?
B子:……。
B子:はっ
ナオ:(だから…)
ナオ:(そういうのはもう嫌だっつってんじゃん…)
B子:あ……。
ナオ:!!!!!
ナオ:ごふっ!
コヨ:そうねー
コヨ:現実ってのは
コヨ:裏切ったりはするけど
コヨ:「嘘」はつかないもんねー!
ナオ:……。
ナオ:(最悪…)
ナオ:(僕ら頑張っとったじゃん…)
B子:……。
B子:(え…私死ぬ?)
B子:(何で?!)
B子:(嘘でしょ?!)
B子:(助けてよ…)
B子:(コウスケ…)
B子:……?
コヨ:あらあら!
コヨ:私たちの「ヒーロー」の登場ね!
ナオ:あー…
ナオ:公衆電話って…
ナオ:お前か…。
モコ:こっちはこっちでえらい事になっとんな。
B子:はは…コウスケ…
ナオ:まー、色々あるんだけどさ
ナオ:見ろやこの状況
ナオ:一つでも目を疑うようなものがあったらよ…
ナオ:今すぐ帰った方がいいぜ。
モコ:あー…
モコ:その辺については心配いらねぇよ…
モコ:今の俺…
モコ:何でも信じられそうな気分なんだ…。


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最終更新:2012年06月11日 03:20