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モノクロの『妖精』

どことも知れぬ薄暗い部屋、モノクロの双子と黒フードの影は、
疲れを癒すように横たわっていた。

「「お疲れ様、ゲブラー。」」

「あぁ、まさかあそこにあの者がいたとは、予想外だったな」

「ほんとだよ僕らの弱点あっさり見抜いちゃって!」「むかつくことこのうえないよ!」

「御前達の力、あんな弱点があったのか」

「そうだよ?」「だからこの力は無機物と『ボク達』にしか」「使わないんだ」

「そうか、まぁ『妨害』が間に合って良かった、
御前達の能力が『すべて』ばれてしまうと少々まずいかも知れないからな」

「そのことだけどね、」「ボク達はもう」「隠す必要無いみたいなんだよね~」

「なにっ!?」

「今ピエロから連絡入ってさ」「そろそろ僕らの能力全部晒せって」
「そのために」「適当なとこ」「「『襲いにいけ』って」」(クスクス)

「・・・そう、か」

「じゃ、いってくるよ~」「あ、ゲブラーはしばらく待機だって!」

「あぁ、気をつけてな」

「そういう心配は」「いらないって!」

言葉を交わし、モノクロの双子は『跳ねるように』消えた

「・・・・・・」

黒フードの影はしばらく黙っていたが、双子の消えた辺りを眺め

「・・・・・・『妖精』、か。まったく私も変わった者と一緒に住んでいるものだ」

ぽつり、とつぶやいた者の視線の先にはタイル張りの床に生えた草やキノコが双つの輪を作っていた。
欧州では、『フェアリーリング』と呼ばれるものである



――――――モノクロの『妖精』――――――

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最終更新:2012年08月26日 19:41