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閑話・むかしばなし

《現人神から生れし三つの命》
《緑の天(そら)。その拳は、あらゆるものに牙を向け、その様はまるで、禍を呼ぶ荒れる風と儚く揺らめく火》
《赤き地。その力は、あらゆる形を見せ、その様はまるで、数多の煌きを見せる金石と数多の命育む土》
《青い海。その目は、慈悲と愛に満ち、その様はまるで、全てを包み込み守る水》
《彼らこそ、守人の始祖―――》


J.J~! ご飯出来ましたよ~」
「うわあっ!? お、驚かさないでよ周さん…」
「あはは、すいません。ところで、何を読んでたのですか?」
「守人の伝承を集めた本だよ。何となく見てたんだ」
「あれ。そんな本、家にあったんですか?」
「みたいだね。…周さん」
「はい?」
「周さんは、守人の起源とかについて、考えた事ある?」
「? いえ…」
「…思ったんだけどさ、そもそも何で守人が生まれたんだろ?」
「そりゃあ…いかせのごれの平穏を守る為―――」
「だけじゃないように思えるよ、ウチは」
「え?」
「何か、それ以上に大きな理由があると思うんだよね…」
「……」
「てか話変わるけど、守人もちょいちょいおかしかったよね、昔から」
「へっ?」
「ほら、差別とか迫害とかあったじゃん。妖怪とか、御津一族とか…」
「ああ…話には聞いてたけど、守人として恥ずかしいよね」
「ま、総元締め様がそいつら全員破門にしたから、マジざまあみろだわ。うひひ」
「あ、まあ、うん…とりあえず、早くご飯食べましょう。冷めちゃいますよ」
「そだねー、食べようか」


閑話・むかしばなし


「で」
「ん?」
「そろそろ皆の所に戻らない?」
「う゛ぇえー…? 騙されて裏切った手前、戻りにくいよぉ」
「まあ……そう、だね…」
「あ、そうだ。話戻すけど」
「はい?」
「さっきの伝承の話に出てきた三人の守人。所詮、伝承だから本当か分からないけど、その人達…」


「全員、不老不死化してるらしいよ」

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最終更新:2013年03月03日 20:45