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【感情融解≒再燃】

【感情融解≒再燃】

―第×話、生み出された話―


私は誰?

もう何度目にもなる問いかけ

私が知りたいこと

答えは返ってこない、返ってくるわけがない

私は『違う』から

私は『何も』出来ないから


歌えない…声が出ない

触れられない…すぐそこにあるのに

聞こえない…0と1の文字の羅列になってしまう


どうして…?どうして…?


そもそも…どうやって声を上げるんだっけ?

どうやって歌うんだっけ?

触れてどうするの?

そもそも『聞く』って何?


ああ…私から何か大事なもの、大事な記憶がどんどん抜け落ちてしまうような気がする。

でも、それが何だったかすらも忘れて思い出せなくなってしまっている。

あれ…?忘れるって一体何のことだったっけ?

違う!そうじゃなくて!それが嫌なんだ!

このままじゃ、私は私でなくなる!!

嫌だ!そんなのは嫌だ!怖い…よぉ…!


私は見たい!話したい!聞きたい!触れあいたい!歌いたい!

このまま消えたくない!私は『生きていたい』んだ!


『お前は死んだ、だが今は確かに生きている。そこから出たければ、イメージしろ。
今のお前はまだ生まれてすらいない。さぁ目を覚ませ、お前の居場所がそこにある。』


え…?


************************************

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

「な…なんだ!?
いきなり画面から青いのが飛び出してきたぞ!?」

「あ…あれ?私は…?」

「お前…一体なんだよ!?」

「あ…私は『アイ』です、初めまして。何者かと言われましても…名前以外何も分からなくて…」


こうして、孤独な少年は独りぼっちから二人になった。


<To be continued>

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最終更新:2013年12月02日 19:25