【感情融解≒再燃】
―第×話、生み出された話―
私は誰?
もう何度目にもなる問いかけ
私が知りたいこと
答えは返ってこない、返ってくるわけがない
私は『違う』から
私は『何も』出来ないから
歌えない…声が出ない
触れられない…すぐそこにあるのに
聞こえない…0と1の文字の羅列になってしまう
どうして…?どうして…?
そもそも…どうやって声を上げるんだっけ?
どうやって歌うんだっけ?
触れてどうするの?
そもそも『聞く』って何?
ああ…私から何か大事なもの、大事な記憶がどんどん抜け落ちてしまうような気がする。
でも、それが何だったかすらも忘れて思い出せなくなってしまっている。
あれ…?忘れるって一体何のことだったっけ?
違う!そうじゃなくて!それが嫌なんだ!
このままじゃ、私は私でなくなる!!
嫌だ!そんなのは嫌だ!怖い…よぉ…!
私は見たい!話したい!聞きたい!触れあいたい!歌いたい!
このまま消えたくない!私は『生きていたい』んだ!
『お前は死んだ、だが今は確かに生きている。そこから出たければ、イメージしろ。
今のお前はまだ生まれてすらいない。さぁ目を覚ませ、お前の居場所がそこにある。』
え…?
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「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「な…なんだ!?
いきなり画面から青いのが飛び出してきたぞ!?」
「あ…あれ?私は…?」
「お前…一体なんだよ!?」
「あ…私は『アイ』です、初めまして。何者かと言われましても…名前以外何も分からなくて…」
こうして、孤独な少年は独りぼっちから二人になった。
<To be continued>
最終更新:2013年12月02日 19:25