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清算

清算

「…参加者は17人と1匹だな。」
「こんなに大勢、大丈夫なんですか?」
「平気よ。今まで休みなしで働いた分でなんとかなる。」
参加者リストを見ながら電卓をたたいていた指で、店長は参加者の名前をなぞった。

「悪いな、調子に乗って学校で誘いまくった結果だ;」
「いいのいいのw大勢がたのしいんだからw」
最近由衣と店長が似てきたのは気のせいだと信じたい。

「部屋割はもう決めてるんだ。文句はいわせないからね~w」
「まじかよ;頼むから女ばっかりの部屋にはいれないでくれよ;」
「わかってるって。まぁ、女の子多いのはあるけどね;」
大まかになら人の好みを把握してる店長だ。店に来てなくとも、由衣の話で性格程度は把握している。部屋割もそこに基づいて分けた。
…ただ、1グループを除いて。

「ん?星と月光の部屋が違うみたいだな。」
「そうなのよ。星ちゃんには悪いけど、月光君には環ちゃんとこの部屋に行ってもらうことにしたから。」
「もしかして、「あの人」絡みですか?」
「…そ。信頼できるまでは、我慢してもらわないとね。」

珍しいな、店長が人を疑うとは、と由衣は感じていた。
まぁ、出会いが出会いだけに当然とは思っている。
しかし気になるのは星の方なのだ。
昨日たまたますれ違ったのだが、彼女は何か深く考えていた。
記憶に触れている時の苦痛はなかったようだが、なにかが引っかかるのだろうか。
考え込んでいるようだったので、そのまま通り過ぎたのだが。

「…なにも、ないといいね。」
奏が呟いた。
そう、なにも起こらなければいい。
「ああ、そうだな。」

由衣は、今夜のところは楽しむことだけ考えて寝ようと決めた。

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最終更新:2011年03月13日 15:02