保健室の二人組

「たまちゃん!!ちょっと聞いてよう!!!!」
「おおう!?ど、どうしたんですか?」
「しー君が私のおやつ食べたー!!!」
「名前書いとけよー」
「チルロチョコに書けないもん!!」
「ああ…そう言えば保健室の棚のお菓子にも名前書いてますね」
「どっかの誰かさんが食べるから」
「ぼかしながら指さすなよ!」
「もうほんっと!ほんっとに!!しー君ありえない!」
「だってチルロチョコがが俺に食ってくれって言うから」
「頭冷やして出直せばいいんだチクショイ!!!」
「っつめてえ!!お前何を何処で発動してんだちょっと!」
「これが噂で耳にした…、ののかさんの絶対零度ですね」
「冷静に判断すんなよ!!聞いて!?ののかちゃん聞いて!?」
「チルロの恨みは強いんだからね…!!」
「し…、しかしこれは…さすがに保健室で出す技じゃない…かな…」
「下から凍っていけばいいんだ…!!」
「おっと僕までとばっちりが…!!あ、足元氷始めてるんですけど…」
「俺はもう大分凍ってるし!ののかマジちょっと話をしよう!!」
「おい何とかしろよシスイ」
「急に裏になるのやめてくださいよ!!」
「ほらマサムネもあんなののか初めて見たからビビってるだろ」
「よし分かったののか!!駅前のクレープで手を打とうぜ!!だからお前この氷解除してく冷たっ!!」
「………苺とプリンのスペシャル…」
「よしきた任せろ!!!」
「じゃあ決まりね!しー君ゴチになりまーす!」
「……凍死するかと思った…」
「それは…、ある意味自業自得だけどな」
「俺もう二度とあいつのお菓子には手ぇつけねえ…」
「トラウマになってるじゃねえか」
「なるだろコレは…」

「玉置先生、絆創膏もらえます…って寒い!」
「お、おおユウイ…、よかったな惨劇の後に来て」
「何が起きたの…」
「あ!ゆいちー!スコーン食べる?紅茶もあるよ!」
「どんどん私物化されてるけど…、いいんですかこれ」
「構いませんよ、美味しく頂いてるんで」
「おい玉置先生はよくて俺は駄目とかずるいだろ!!」
「たまちゃんは場所を提供してくれてるもーん」
「平和条約が交わされてるんで」
「いえーい!」
「いえーい」
「………何だろう、このコンビ怖い」
「俺も凄く怖い」
「怖いとか可愛い後輩に失礼すぎるー」
「おや、ののかさん、そろそろコーヒーが切れそうですよ?」
「じゃあ明日買ってきまーす」
「お願いしますね、あ、そうだパンダのマーチ買ってきたんだ」
「食べる!!」
「………保健室っていつもこんな感じなのかな」
「………多分…、もう本人達楽しそうだからいいんじゃないか?」

保健室の二人組

(仲いいから余計怖い)
(何か凄いよからぬこと企んでそう…)

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最終更新:2011年03月13日 15:03