「うーちゃんってさあ」
「
ウツロです、なんですか?」
「…
ホウオウ様のこと、好きじゃないよね」
「………そうですね、好きではないです」
「…ふぅん」
「嫌いでもないですけど」
「へ?」
「普通、です」
「ふつう…」
「はい」
「………微妙な返事だなあ」
「当たり障りないでしょう?」
「あ、もしかしてはぐらかしてる?嘘ついてる?」
「いいえ、嘘ではないですよ?」
「ホントにぃ?」
「何も思いませんよ、別に」
「それはそれでムカツク」
「…あの人はどうして僕を生かしたんでしょうね」
「いやなのー?」
「ええ、嫌です、凄く」
「うーん、私うーちゃんのそゆとこ嫌い」
「トキコさんなら殺せると思うんですけどねー」
「だって時間かかるしめんどくさいし」
「…飽きますよね」
「すっごい飽きる」
「反撃したら飽きませんか?」
「飽きないかもしれないけど、怒られちゃうじゃん」
「はあ…、何とかならないかなあ…」
「もうずーっとフラスコの中居れば?」
「うわあ生き地獄だ…、只でさえ着実に三桁に近づいてるのに…」
「死なないの別にいいじゃーん」
「……めんどくさいんですよ、戦うのも恨まれるのも」
「変なの」
「正直に言っていいですか?」
「いいよー」
「トキコさんに変って言われたくないです」
「……うーちゃん3回くらい殺していい?」
「3回なら問題ないです、どうぞ」
「おおおうお前ら何室内で戦闘態勢取ってんだ!?」
「だってリオトー、うーちゃんが」
「何時もの死にたがりの癖か!何処ででも戦えると思うなよ!」
「怒られてしまいました」
「じゃあ場所変えてやっちゃえばいいじゃん!!」
「…なるほど、名案です」
「ああもう!!お前らちょっと大人しくしててくれよ!!」
「随分騒がしいな」
「あ」
「珍しいですね、あなたがこんな所に居るなんて」
「カラスさんだー、いつもフラフラしてるのにね」
「…フラフラはしてないだろう」
「どっちかって言うとウツロの方がフラフラしてるよな」
「あ、確かに!うーちゃんよく居なくなるしね!」
「いや…まあ…」
「培養液が嫌で逃げてるんだろう」
「………
クロウさん、あんまりストレートに言うのは」
「何か病院嫌がる子供みたいだなあ」
「うーちゃん子供みたいだー」
「トキコさんに言われたくないです」
「さっきと同じ流れになってるぞ!?」
「カラスさん!うーちゃん見つけたら言ってね!!」
「そろそろフラスコ入れないと俺ら全員が怒られるから」
「…仕方ない、協力しよう」
「やったー!」
「これで一安心だな」
「ちょっとトキコさん!?リオトさんまで!?」
こんなある日
(…く、クロウさんから逃げ切れるかなあ)
(逃げる気か)
(わああああ!?急に現れないでくださいよ!)
最終更新:2011年03月13日 15:03