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神という偶像

『わたし、神と言うものはとても崇高な存在だと信じてやまないの』

目の前のいとおしい女は、
その優しそうな笑みをいっそう深めて、にこやかにそう言ってみせた

『わたしたちに命と、性別と、出会いを授けたもうたのは
まごうことなき神であり、
わたしたちを引き合わせたのは神のおぼしめしなのよ』

美しい髪がなびいて、弧を描いていく。その小さな指と指を絡めて、
まるで何かに祈るように目を細める
他の人間が同じことをしたならば、酔狂めいたその仕草さえ、
神秘的で、たおやかなひとつの儀式に見えるのだから
この女こそ、世の“理想”をあてはめるにふさわしい存在だと思った

『あなたは信じないの?』
『俺は…どちらでもない』
『あら、もったいないわ』

くつくつと笑って首に触れてくるその腕を引き寄せて抱きすくめると、
女はまぶたを伏せて
『神よ…感謝します』
と、呟いた

『わたし、生まれ変わるならば神になりたいわ。
そうすれば、
きっとわたしたちのような出会いをもっとたくさん増やしてあげられる』

膝の上で眠りこけている、女によく似た顔の少女の頭を撫でながら、
さも幸せそうに顔を赤らめて言葉を灯していく女の胸に揺れる十字架に、
女の信仰心がみてとれて、なぜだか胸が粟立った
それからすぐ後の話だった。女は旅行先の集団強盗に巻き込まれて死亡した
最期の最期まで、十字架を握りしめて神に祈っていたらしい

『…様、ホウオウ様!』

ハッとして声がした方に振り返ると私直属の部下であるクルセが、
訝しげに私を見ていた

『どうかなされましたか?』
『…無駄口をきくな』
『は…』

ガラスプールの中を泳ぐ美しい長い髪や、
身体の輪郭は、まさに私の“理想”を形にしたもの
神を許した覚えはない
いつだって私の最大の敵は、ケイイチたちアースセイバーではなく、
すべてに平等の愛をなどとほざき、裏切り続けている神なのだ

けれど、女の願いを叶えることができるのは、
他ならない私だけだ

『お前は“女神”になるのだ。』

こうして、“神の子”
ファスネイ・Isは産まれた



神という偶像






勝手な妄想ケイくんママ
ずいぶん前~に打ち立てた、『ホウオウ様はケイくんのパパなんじゃないか』説がかなりいい感じに流れていてびっくり

ファスネイはホウオウ様の“理想”の固まりであり、溺愛していた。加えて、彼の大事なものは“妻と子供の写真”

ファスネイのベースはケイくんママであるというね
まぁそうなると実際ケイくんはママ似なわけだからファスネイおっおっ?ってなっちゃう訳なんだけど、
まぁそこはおめめ開けてるし、背もちっこいし
笑った顔がとても似ているとか、そういうのイメージだな

写真みるかぎりではケイくんママは微乳そうだったので
『はー。もうすこし胸があったらなぁ。神様のいじわる』
なんて呟いてたのをホウオウ様がさりげなく聞いてて、ファスネイちゃんにはママの“理想”である胸を与えたと(ここまでくるとただのバカ話みたいになってきたけどw)

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最終更新:2011年03月17日 14:51