「・・・ファスネイ、有り難う。」
「君は、期待を裏切らないでいてくれて、そして誇りを守ってくれた。」
「ファスネイ、君は女神じゃない。」
「君は、君になったのだよ。」
「有り難う。」
「・・・ありがとう。」
「これは、オイラからのほんのお礼。」
*
「・・・・・・・・・」
「・・・?」
(タカユキ、向こうに何か横たわるものに気付き、近付く。)
「・・・!スイネ・・・!」
(タカユキ、走り、スイネを抱き起こす。)
「・・・・・・・・・」
(スイネ、か細く呼吸を繰り返すが、段々と体温が低くなる。)
(タカユキ、しばらくスイネを見つめた後、彼女を抱え、走り出す。)
「・・・もうちっと頑張ってくれや。」
(タカユキ、その声に確かな強さを秘め、走り出す。)
(走る獅子、導かれるように診療所へ。)
(猫、その後姿を見送る。)
「やはり丈夫な足でないと、ファスネイは運べないよね。」
(猫、一人呟き、消える。)
表題
「タカユキ、スイネを助ける。」
「任せたよ、獅子。」
これにて終劇
最終更新:2011年03月28日 00:57