「・・・っはぁ、はぁ・・・」
「!
シスイ、」
「スイネさんは、っスイネさんは!?」
「落ち着け!今集中治療室に入ってる!・・・中でエダや、
リエさんが中心になって治療にあたってる。」
「なんで、なんでスイネさんが・・・」
「俺だってわかんねぇよ!!エダのとこに遊びに行ってたら、
何故かスイネが運ばれてきて・・・あいつ、胸に穴あけてて・・・っくそ・・・!!」
「・・・・・・・・・」
「なんでだよ、どうしてスイネがあんなことに・・・!!」
「おい、うっせぇぞ餓鬼共。」
「「!!」」
「お友達が頑張ってんのに、お前らがみっともなく泣き喚いててどうすんだ。」
「・・・タマキ先生、」
「そんなことしてる暇があったら、別のことに手ぇ動かせ。無駄だ。」
「んだよその態度・・・!?仲間が死に掛けてんだぞ!?」
「
ハヤト!!」
「あぁ、そうだな。お前等の不注意のせいで、スイネが死に掛けている。」
「っ・・・」
「・・・・・・・・・」
「お前らがそこにいたら、こんなことにならなくて済んだかもしれないな。
相手が誰であれ、スイネが傷を負わなかったかもしれないし。」
「・・・・・・・・・」
「けど、それで?それで終わりか?護れなかった、だから悔やんで自分を責めて、
それでお前らは終わりか?」
「それは・・・」
「お前らがそうやってる間に、スイネは生きるか死ぬかの瀬戸際で頑張っている。
スイネだけじゃねぇ、エダもリエもスイネを生かそうと必死になって治療をしている。
なのにお前等はなんだ?後悔しか出来ねぇのか?・・・なぁ、シスイ、ハヤト。」
「「・・・・・・・・・」」
「スイネを、あいつらを信じろ。」
「・・・タマキ先生・・・」
「そして、お前らに出来ることを精一杯やれ。何をするかは自分で考えろ。」
「・・・はい!」
「分かった・・・」
「・・・うし。」
「先生!」
「あ?」
「ありがとうございます!」
「・・・ん。」
*
「・・・説教されちまったな。」
「そうだな、・・・けど、タマキ先生の言うとおりだ。
過去を悔やんでいられない。」
「俺らに今出来るのは、スイネが助かることを祈ること。
・・・んでもって、スイネをこんなにした奴を見つけ出す!」
「ああ!」
「そうと決まれば、早速犯人探しと参りますか!」
「・・・あ、ちょっと待ってくれハヤト。」
「なんだよ?トイレか?」
「いや、・・・俺、莉絵さん達のところに行ってくる。」
「は?けど今、スイネの治療をしてて・・・」
「俺の力、使えないかなって思って。」
「?・・・・・・!お前、それって・・・」
「・・・・・・ああ、
俺の『天子麒麟』の力を、スイネの治療に役立てたいんだ。」
麒麟の決意
(分かってる、分かってるんだ)
(けど)
(助けたいんだ)
最終更新:2011年04月01日 15:49