他小説とは一切関係が無い(ry
どこか哀愁のただよう男が騒がしい店内を訝しげに見渡してから、席につく。
「いらっしゃい、何にする?」
「俺は酒は駄目なんだ。コーヒーを頼む」
「あら、シブキメなのにお酒は駄目なの?酔ったらどんな風になるのか楽しみだわ♪」
「勘弁してくれ、あとブラックで。」
「ミルク入れろよお前!」
全身白スーツの男が大げさなポーズを取りながら意味不明なダンスを踊りつつ男に話しかける。
「あら、貴方たちも一緒に来たの?」
「yes」
「yes」
「ラブプラス面白いよ」
「貴方がたは…えーっと、」
「コイツら水でいいぞ」
「ちょ!ボスぅぅ!」
「もう俺なんでもいいよ」
「はぁ、寧々さぁん…」
「騒がしい連中だ、騒ぐなら外で頼むぞ」
黒い格好のグラサンをかけた男が、ブラックコーヒーを啜りながらつぶやく。
「っていっても…」
『テメェコラッ!おととい貸した金100円つけて返せ!」
『スーダララッタースーダララッタースーダララッターホイッ』
『
ユウキ!首をボールにしてサッカーするのは止めろ!』
「この騒がしさ、どうにかできるもんじゃないわ」
「………」
いっそう不機嫌そうに男はコーヒーを啜る。
「まぁそうしかめっ面すんなって、おっちゃんここに居るってことは…」
「ああ、能力者だ」
「そりゃどんn…」
「変身」
たちまち男の姿が変わる。少々気味が悪いが風貌は誰が見ても『正義の味方』
に違わない。
「オッサン、それ…」
「ああ、変身能力だ」
『うわぁ!化け物だ!』
『拙者にもそのくらいは出来る。変身!』
『ユウキ!わけのわからない化け物に変化するのは止めろ!』
「…!」
男はわけのわからない化け物に変身した意味の分からない高校生、
『ユウキ』と呼ばれる存在を睨みつける
「貴様もしや」
「…」
「まさかアレがお前だというのか、それともなんだ、ドリーマーの類か!」
「sorry.Ican't speak Japanese」
『ユウキ』と呼ばれる存在は壁を通りぬけて逃げて行った。
「あいつは…」
『待てユウキ!飛行はズルいぞ!おのれラー起動!』
『待てユウキーッ!」
『おいコラ!料金俺にたかんなや!おいケイ!おおおおい!!』
「おいオッサン」
「・・・・・・・」
「何があったのか知らないが」
「どうもイモです」
「どうも」
「どうも」
「何があったのか知らんが、騒ぎを起こして客が皆逃げちまった」
「俺は残ってるぞ、デュフッ」
「帰ってくれ」
「はい…」
「客が逃げちまったんだ、それは謝罪しろ」
「…」
「おい、なんとk」
「勘定だ。釣りはいらない」
「おいオッサン!」
「どうもイモです」
「許さんの家に投げつけるぞ?ああ?」
「ごめんなさい」
男はバイクで走り去って行った。
「宮崎ちゃん!今夜は俺が高い酒飲みまくるから元気だしなよ!」
「消えろ豚が」
「あ、もっと言って下さいソレ」
不気味な男が『宮崎』と呼ばれるマスターに踏みつけられ悶えている。
「宮崎さん、元気だしてイモリスやりましょ?ね?」
「クソゲーはやりたくないわ…」
「ちょっと首吊ってくる」
「つる首が無いくせに」
「ちょ、ちょっと君たち!!」
さきほどの男が息を切らして店内に入ってくる。
「おいテメェ!さっきのオッs…」
「さっき俺のような顔をした愛想の悪い男がこなかったか!?」
「はぁ!?」
「バカモノ!!!そいつがルパンだ!」
まんま同じナンバープレートのバイクで逃げるように去っていくオッサン。
彼なりの謝罪だったのかもしれない。
「さて」
白スーツの表情が厳しくなる。
「そろそろ本題に入ろう」
「前フリが長いわぁ…」
少女、いや女性はため息まじりにつぶやく。
続く。
最終更新:2011年04月01日 15:54