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『蛇、獣と一緒に外に行く7』

「……」
「どうしても話したくないなら」
「いや、話す」

ミユカは店長の言葉を遮る。

「シグたん、話してもいい?」

ミユカの問いに頷くシグマ
話してもいい、という事だろう。

「シグたんは元々ホウオウグループの兵器だったの」

ミユカが告げた事実に、店長は思わずシグマを見る。

「…こんな幼い子が?」

その言葉が勘にさわったらしく、シグマはむっつりした表情をして、

「俺、チビだけど強いもん!」

だがその言葉にミユカは―――。

「まだ訓練終わってない人が言う言葉じゃないでしょー」
「うー…」

テーブルに突っ伏すシグマ。
その表情はさっきよりもむっつりしている。

「…能力は凄いんだけど」

「でも」と、ミユカは付け足して続ける。

「でも?」
「…捨てられたの」
「え?」

店長は思わず聞き返した。
実際、シグマの能力は知らないが、アースセイバー独立隊員であるミユカが言うのだから、強力な能力に違いない。
なのに捨てられた。
店長の疑問を察したかのような表情をし、ミユカは言った。

「シグたんは、『戦い』をよく分かってなかったみたいなの」
「…戦いを?」

兵器にとって大事な『戦い』―――それを全く理解してなかった?

「シグたん自身も、理由は分からないみたい。それに…」
「それに?」
「…常識も知らなかったから」

その時―――。

「出来たよー!カルボナーラとヨーグルトパフェ」

由衣が完成した料理を持って、奥から出て来た。

「おー!待ってました~♪」

歓声を上げるミユカ。
対してシグマは―――。

「何か上手そうな匂いだな!これ!!」

と、金色の瞳を輝かせて言った。
まるで宝物を見つけた子供の様に。

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最終更新:2011年04月13日 20:02