「さあー、次どこ行こうかなー」
「ミユカー!!」
「ん?」
「おー、何してんの?」
「ミユカこそ何してんだよ。つかその子何?もしかしてお前の」
「今度羊の机に何か仕掛けようか?」
「すいませんごめんなさい」
他愛の無い会話が始まる。
すると、コヨリが口を開いた。
「私も気になったけど、その子誰?」
コヨリの質問に、ミユカは内心焦る。
何しろ
シグマは能力者だ。
バカ正直にそれを言う訳にはいかない。
「え、えと・・・し、親戚だよ!親戚!ちょっと預かってるの!!」
何とか言い訳するミユカ。
例の如く、質問しようとしたシグマの口を塞ぐ。
コヨリ達からは若干不思議がられたが、それ以上は聞かなかった。
「そ、それより、皆何してるの?」
「皆さんで遊びに行く途中ですの」
火波アオイが答える。
その傍らには、彼女の姉である火波スザクが、仏頂面で立っていた。
おそらくコヨリ、あるいはコウスケに半分強引に誘われたのだろう。
「今からカラオケに行くところなのだよ」
「へえー、そういや最近行ってなかったなー」
「んじゃあ、一緒に行かないか?」
「んー・・・そうしたいところだけど、今シグマの相手してるから」
「その子、シグマっつーの?」
「そだよー、ハヤトちゃん」
ハヤトの眉間に皺が寄る。
「お前、その呼び方やめろって」
「えー、別に良いよね。凪っち」
「うん。むしろ似合うぞ」
「ちょ、凪!?」
「いっそ性転換しちゃえばいいのにさ」
「ユズキてめぇえええ!!」
最終更新:2011年04月16日 16:18