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『蛇、獣と一緒に外に行く9』

「さあー、次どこ行こうかなー」
「ミユカー!!」
「ん?」

背後から聞きなれた声が耳に入った。
振り返ると、そこには友人達―――コヨリコウスケハヤトユズキ、凪、火波姉妹がいた。

「おー、何してんの?」
「ミユカこそ何してんだよ。つかその子何?もしかしてお前の」
「今度羊の机に何か仕掛けようか?」
「すいませんごめんなさい」

他愛の無い会話が始まる。
すると、コヨリが口を開いた。

「私も気になったけど、その子誰?」

コヨリの質問に、ミユカは内心焦る。
何しろシグマは能力者だ。
バカ正直にそれを言う訳にはいかない。

「え、えと・・・し、親戚だよ!親戚!ちょっと預かってるの!!」

何とか言い訳するミユカ。

ミユカ、親戚ってなnムグッ」

例の如く、質問しようとしたシグマの口を塞ぐ。
コヨリ達からは若干不思議がられたが、それ以上は聞かなかった。

「そ、それより、皆何してるの?」
「皆さんで遊びに行く途中ですの」

火波アオイが答える。
その傍らには、彼女の姉である火波スザクが、仏頂面で立っていた。
おそらくコヨリ、あるいはコウスケに半分強引に誘われたのだろう。

「今からカラオケに行くところなのだよ」
「へえー、そういや最近行ってなかったなー」
「んじゃあ、一緒に行かないか?」
「んー・・・そうしたいところだけど、今シグマの相手してるから」
「その子、シグマっつーの?」
「そだよー、ハヤトちゃん」

ハヤトの眉間に皺が寄る。

「お前、その呼び方やめろって」
「えー、別に良いよね。凪っち」
「うん。むしろ似合うぞ」
「ちょ、凪!?」
「いっそ性転換しちゃえばいいのにさ」
「ユズキてめぇえええ!!」

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最終更新:2011年04月16日 16:18