My brother is my prince
冬也の告白をスルーして逃亡された翌日、大事な話があるからとあいつの家に呼ばれた。
「えーと、話って何かな、冬也くん?」
昨日の件があるから気まずい。普段のノリなら男の家→エロ本発掘→養豚(ry→男涙目w的なことでもしてやるのだが…
「あの…昨日逃げちゃったけど、やっぱり俺は凪姉のこと大好きです。」
「!」
「無理に好きになってくれとは言いません。でも…嫌いにならないで下さい。」
なんで泣くんだよ、嫌いなんて一言も…
いや、今まで私がこいつのアプローチ(だと思われること)をスルーし続けた=嫌われた。と思っているのだったら、私はなんてひどいことをしてきたんだろう。
身体的な痛みから守ることはできても、精神的な傷を負わせてしまえば意味がない。
それで『騎士』と呼べるのか。
「凪姉?」
「冬也…私はお前を知らぬ間に傷つけていた、これではナイト失格だ。」
「…俺のナイトは凪姉ただ一人だ。他の誰かじゃ代わりにならないんだ!」
「冬也…」
「だから、失格って思ってもいいから…俺の側にいて…。ナイトとか姉貴分とか以前に、一人の女の子として凪姉が好きなんだ…。」
冬也、目が潤んでて頬も真っ赤だ。
いつもなら「ひでぇ顔プギャー」と言うところだが
「かわいすぎんだよお前はー。」
額にキスしてやった。
「!?//////」
「その次は、お前が心身ともに大人になったら考えてやらなくもない。」
「絶対ですよ。」
「さぁな、それはお前の努力次第だ。」
「はい!」
「話はそれだけだな、私は帰るぞ。」
「え…もうちょっと一緒に」
「また明日も会うんだろ?」
「!////」
多分真っ赤になってるだろう顔とか耳とかを、見られたくなかった。
なんでだろうな?
まぁ、それはおいておくとして
なぁ、王子様
私、今は『騎士』でいたいんだ。
いつか『お姫様』になる時は、改めてよろしくな?
最終更新:2011年05月31日 21:06