クァンゲトデワン(広開土大王)級駆逐艦(KD-I型)


クァンゲトデワン(広開土大王)級駆逐艦(KD-I型)


満載排水量 3,855t
全長 135.4m
全幅 14.2m
主機 CODOG
  LM2500ガスタービン 2基(58,200馬力)
  MTUディーゼル 2基(8,000馬力)
速力 30kt
乗員 170名

【兵装】
対空ミサイル Raytheon RIM-7P シー・スパロー Mk,48 Mod2 VLS(16セル)1基
対艦ミサイル McDonnell Douglas RGM-84D ハープーン 4連装発射筒 2基
OTO Melara 54口径127mm単装砲 1基
近接防御 Signaal ゴールキーパー30mmCIWS 2基
魚雷 MK.46 mod5 324mm短魚雷 3連装発射管 2基
ヘリコプター スーパーリンクス 1機

【電子兵装】
2次元対空捜索レーダー Raytheon AN/SPS-49(V) 1基
  Signaal MW08 1基
航海レーダー Daewoo SPS-95k 1基
火器管制レーダー Signaal STIR180 2基
IFF AN/UPX-27K  
ECM ARGOSystems AR700  
  ARGOSystems APECS2  
魚雷デコイ SLQ-25  
戦闘システム BAe SEMA SSCS MK.7  
FCS SWG-1A(v)ハープーン管制システム  
  MK.91 mod3 シー・スパロー管制システム  
通信システム Litton KNTDS LINK11  
ソナー ATLAS DSQS-21BZ  

海上自衛隊の「むらさめ」級(満載排水量6,200t)とほぼ同等の兵装を、満載4,000tに満たないコンパクトな船体に積み込んだ、韓国国産の駆逐艦。対水上艦戦、対潜戦、揚陸作戦支援や船団護衛を主任務とする。主船体のスペースが足らない分は上構を大型化して補っている。煙突は排気を左右に分けるなど外形上の特徴も多い。各種レーダーは米レイセオン社製および蘭シグナール(現タレス)社製。

大宇重工業が研究、開発。1995年に起工し1998年には1番艦が竣工した。建造費は1隻あたり約7056億ウォン。10隻の建造が計画されたがKDX-II級との関係で3隻に削減された。操舵系の欠陥があるとも言われる。また、ヘリコプターの夜間発着艦装置が装備されておらず、搭載ヘリコプターの運用が制限されている。

余談だが本級艦内には鼠が多いらしい。

1番艦 広開土大王(クァンゲトデワン) ROK Kwanggaeto the Great DDG-971 1998年7月就役
2番艦 乙支文徳(ウルチムンドック) ROK Euljimundok DDG-972 1999年6月就役
3番艦 楊万春(ヤンマンチュン) ROK Yangmanchoon DDG-973 2000年6月就役

最終更新:2005年10月03日 10:08