CN-235-110
▼【参考】アイルランド空軍のCN235-100洋上哨戒機(MPA)
エアクラフト・テクノロジー社製のターボプロップ双発多用途輸送機。
韓国空軍でも
戦術輸送機として使用している。巡航速度445km/h、航続距離1,700km。海洋警察はCN-235-110にレーダーや赤外線捜索装置などの装備を取り付け、2011年までに哨戒機として4機導入する予定。
CL-604「チャレンジャー」
カナダのボンバルディア社製双発ビジネス・ジェット。604は600シリーズの最新型で、1995年に形式照明を取得した。エンジンはGE社製のCF-34B×2で、最大速度M0.85、高速巡航速度はM0.82。航続距離は7,550km。海洋警察が1機だけ保有する固定翼哨戒機で、レーダーと赤外線捜索装置を装備する。韓国海警は海上保安庁に対抗するため、2010年までに固定翼機12機を整備したいと願っている。
カモフ Ka-32C救難ヘリコプター
露カモフ社製の救難ヘリコプター。韓国では
空軍や山林庁、消防隊、国立公園管理局なども導入しているが、海洋警察庁は現在8機を保有している。パワーは強力なので重量物の吊り上げなどは得意だが、二重反転ローターによるダウンウォッシュ(Downwash:吹き降ろし気流)が激しく、また機体側面のハッチの大きさが充分でないため、遭難者の吊り上げ救助や特殊部隊のランペリング降下には向いていない機体。最大速度260km/h、最大巡航速度240km/h、航続距離800km。
ユーロコプター AS-565救難ヘリコプター「パンサー」
海洋警察が2003年から導入したユーロコプター・フランス(旧アエロ・スパシアル)社製の中型双発ヘリコプター。夜間捜索・救助装備として1km先を照らす事ができるサーチライトや暗視カメラを備え、海難事故に24時間対応できる。導入したうちの1機は2005年10月21に就役し、わずか4日後に墜落して失われた。1機あたりの導入費は122億ウォン。最大速度295km/h、巡航速度270km/h、航続距離870km。
ベル 412救難ヘリコプター
米ベル社の中型双発ヘリコプター。ベル212型のメイン・ローター・ブレードを4枚にし、トランスミッションを強化した発展型で、最高速力や吊り上げ能力が向上している。海上保安庁も同型機を運用している。最大速度260km/h、巡航速度230km/h、航続距離660km。
【参考資料】
別冊航空情報 世界航空機年鑑2005(酣燈社)
韓国海洋警察庁HP
2009-03-22 15:11:15 (Sun)
最終更新:2009年03月22日 15:11