第一章 Innocent

村外れのあの丘へと続く
木漏れ日の一本道
笑い声が二つ 無邪気に駆けて行く

幼き日の記憶...Innocent Waltz

白いスカートを翻して
少年の後を追い駆ける少女
はたりと躓いて 遠ざかる背中に
置いていかないで...と小さな手を伸ばした

慌てて引き返す少年は
呆れたように笑いながら
ほら 大丈夫じゃないか...と
泣き顔の少女の髪をそっと撫でた

柔らかな日常...Innocent Waltz

木の葉と土にまみれた
スカートをまた翻して駆ける
泣き虫のままじゃないと決めたのだから
置いていかないで...じゃなくて 着いて行く

夏の小道を裸足の足で
少年と少女はただ舞い踊る
見守る眼差しも 今はただ微笑んで
幸せな毎日は当たり前だった

いつか大人になる日が来るけど
想い出は変わらない
ここから始まるものが何であろうと

今は偽りもない...Innocent Waltz

まだ何も知らない...Innocent Waltz


...back to Project?
最終更新:2007年01月15日 17:39
|新しいページ |検索 |ページ一覧 |RSS |@ウィキご利用ガイド |管理者にお問合せ
|ログイン|