鏡の騎士

鏡よ鏡 この世で一番<美しい>のは誰?

私が左手を伸ばせば
あなたは右手で触れてくる
嗚呼 どうして<あなた>は
そんなに冷たい指をしてるの?

鏡よ鏡 私を映した<あなた>
歪めた虚はいつか綻び
切り裂かれて闇に還ると
決まっているの

<いざ行かん...白の騎士>

あたしは今はまだ物真似
意味も分からず演じながら
ふと 疑問が浮かぶ
どうしてその指は温かいの?

鏡よ鏡 あたしが映した<君>
歪みの中で惑いなさい
いずれ虚は実に成り代わる
<君>を閉じ込めて

<いざ行かん...黒の騎士>

触れた指が絡むのは
互いの掌に閉じ込めたものを
ただ奪い合うため

鏡よ鏡 この世で一番<美しい>のは誰?

私は<騎士> / あたしは<騎士>
私が裁くのはあなたの民 / あたしが愛すのはあたしの民
私が守るのは私の民 / あたしが捧げるのは君の民

掲げた剣が交差する
月下に鮮やかに火花を散らして
旗印の<乙女達>は 問いかける

鏡よ鏡... (鏡よ鏡...)
この世で一番 (この世で一番)
<美しき者>は誰?


美しい=正しい
(どうして~)あなた(~は)=黒(クロ)
(私を映した~)あなた=Black Knight
いざ行かん...白の騎士=Let us forge ahead, White Knight
(あたしが映した~)君=White Knight
君(~を閉じ込めて)=白(シロ)
いざ行かん...黒の騎士=Let us forge ahead, Black Knight
騎士=Knight
乙女達=Knights
美しき者=正しき者 / 強き者


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最終更新:2007年04月26日 23:27
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