ジョン・ガードナー
(John Champlin Gardner Jr.)
(1933年~1982年)
略歴
ニューヨーク州バタビア出身。アイオワ大学大学院で古代・中世英文学を学び、その後各地の大学の教壇に立った。その傍ら創作活動を行い、神話や伝説をもとにした作品も多い。批評家としても活躍したが、バイク事故により49歳でこの世を去った。
作品
代表作は『陽光との対話』(The Sunlight Dialogues,1972)で、1960年代のアメリカの社会や、人々の精神の混乱を体現する“陽光の男”と法と秩序の守護者である地方警察署長との、精神的会合を描いた。
他に『ベオウルフ』(Beowulf)をもとに怪物の視点から描いた『グレンデル』(Grendel,1971)や、『ニッケル・マウンテン』(Nickel Mountain,1973)、『キングス・インディアン』(The King's Indian,1974)、『オクトーバー・ライト』(October Light,1976)などがある。
また学術書として『チョーサーの生涯と時代』(The Life and Times of Chaucer,1977)がある。
最終更新:2011年01月15日 14:51