注記
・ギャグです
・多分百合です
・一部チビキャラを含みます
・プレイヤーキャラに関してはチビキャラTALKの名前と、職業名による俗称が混在します
・抜けません
登場人物
・カリユ(かりゆ):カザンの酒場六花亭の看板娘。可愛い。エビフライがとても好き。
・イクラクン:とあるギルドのルシェメイジ。ふかふかしている。イクラちゃんと呼ばれるとマジギレする。
夜誰かの気配を感じたとき振り代えるとイクラクンの耳が物陰からはみ出ているという都市伝説がある。
・桃姫さん:とあるギルドのおっとり太眉プリンセス。料理が得意で物腰柔らか。
ただしお腹はとても黒い愉快犯。
・鬱姫:とあるギルドのルシェプリンセス。語尾に鬱とつける。
水を飲むぐらいの頻度で自殺を試みるがことごとく失敗している。
・赤平さん:とあるギルドの赤髪ヒーラー。無差別ガチレズの変態だが超執刀を体得した神医。
鬱姫の死亡フラグを潰しながらヒーラー業を務め、変態行為にも励む偉い人。
登場しない人物
・ナムナ:ピコピコ。
世界一ハントマンの人口密度が高いと謳われるカザンの酒場、六花亭。
そこでは昼も夜もなくハントマン達が飲み、騒ぎ、キザなマスターが作る絶品料理に舌鼓を打っている。
とはいえ、閉店時間近くともなればさすがに店内も落ち着いてくる。
今は数人の常連客がマスターと談話したり、カウンターで寝こけたりしているだけだ。
鬱姫などは自ら致死量の毒を混入した酒を煽ろうとする直前で酔い潰れ、すやすやと眠っている。
赤平さんは彼女の寝顔を苦笑して眺めながら毒入りの杯を床に叩きつけ、代わりに無害だが死ぬほど苦い薬を混入した酒を鬱姫の前に置く。
目が覚めたら鬱姫は「またうっかり生きてしまった鬱」と呟き、毒入りと思ってそれを飲むだろう。
そして舌を貫く苦味に悶絶するだろう。
赤平さんはそこに「苦さを中和する薬は私の奥歯に仕込んであるわ」と告げるつもりだった。
自分の口の中に熱烈に舌をねじ込む鬱姫を想い、赤平さんは涎を垂らした。
閑話休題。
今の時間は天下の六花亭も静かなものだ。
とはいえ、ウェイトレスたるカリユの姿が見えないのはおかしな話である。
彼女は普段、閉店後の片付けまでやってから帰宅しているからだ。
マスターは注文もないため常連の戯言に付き合っており、カリユの不在に気づかない。
カリユはどこに?
答えは廊下の一番奥、「従業員控え室」とプレートのかかった扉の向こうだ。
主にカリユが休憩や着替えに使っている小さな部屋。
そこにカリユはいた。
大きな人影の前に座り込んだ姿で。
カリユは目の前に突き出された棒状のモノに唇を当て、隙間から舌先を少しだけ出してくすぐっている。
棒から染み出る透明な液体にまみれ、健康的な唇は艶かしく光っている。
「んっ……」
已む無く鼻で息をすると、それの匂いが直に鼻腔へ流れ込む。
カリユはその匂いに眉を下げ、陶然と頬を朱に染めた。
続いて大胆に舌を伸ばし、棒にべっとりと絡める。
人前では恥ずかしくてできない行為だが、目の前の人物になら見せても構わなかった。
頭を撫でられるとルシェ特有の耳を嬉しそうに揺らし、唾液の絡んだそれの先端をぱっくりくわえ込んだ。
上目遣いに人影を見上げると、小さな頷きが返ってきて、それに微笑みを返す。
カリユは唇をすぼめ、今までより強く吸った。
棒の奥から濃厚な味の汁が少しだけ先走って飛び出した。
「っ……ん……おいひい……」
それを嚥下し、カリユはうっとりと声を漏らした。
その表情はヒトの本能的な欲にまみれ、はしたなくも美しい。
もっと欲しい。味わいたい。
その一念はカリユの我慢を砕き、より過激な行為へと導いた。
くわえ込んだ棒にそっと歯を押し当てる。
そして、顎に力を込め、一気に棒をかりゅっと噛み砕いた。
中から濃厚な汁と身が弾け、カリユの味覚を強く刺激する。
エビの甘味。衣の隠し味。油のコク。
それらが一体となって幸福感を紡ぎ出す。
「美味しいよ! 美味しすぎるよ! どういうこと!?」
「逆ギレされても」
人影はふかふかと体を揺らし、手に持ったエビフライの後ろ半分をカリユの口に押し込んだ。
「んあ、おいひい」
「そいつは重畳」
「ありがとうねイクラちゃん」
「ボク、イクラちゃんじゃなくてイクラクン様だよっ」
人影がふかーっと怒る。
人影はイクラクンだった。
身長はカリユと同じぐらいだが、チビキャラゆえに横幅があり巨大に見える。
のしかかってくるイクラクンをバシーンとレシーブすると部屋中をぽよんぽよんと跳ね回り、元の場所にぽてっと着地した。
「落ち着いた?」
「おうよ」
「可愛いねイクラちゃんは」
「ボク(ry」
バシーン。ぽよんぽよん、ぽてっ。
カリユが何故こんなところでエビフライを貪っていたかといえば、イクラクンに連れ込まれたからだ。
イクラクンが何故連れ込んだかといえば、エビフライと引き換えにけしからん行為を要求したいからだ。
エビフライを見せつけられては可愛いカリユはホイホイ着いていくしかない。
唇の油をぺろぺろ舐めるかりゆに、悪いイクラクンは悪い表情と悪い声で迫った。
「じゃあ約束どおりボクと百合的な性行為をしてもらうよっ」
かりゆはふにっと首を傾げる。
「百合的な性行為」
「左様」
イクラクンは首もない頭を縦に振る。
言葉の意味を熟考すること20秒。
赤平さんに吹き込まれた知識を思い出し、カリユの顔がぽっと赤くなる。
「で、でもそれっていやらしいことなんじゃ」
「赤平さんは女の子の友達同士なら当たり前って言ってたよ」
「い、言ってたけどっ」
そう言いながら迫ってくる赤平さんはなんだか卑猥なので撃退していたが、イクラクンにいやらしさは感じない。
だがカリユとて年頃の可愛いルシェ娘。
性的なことに羞恥を感じないほどアホの子ではなかった。
「わ、私後片付けがあるからまた今度っ」
「そうはイクラクン」
諸手を挙げマントをはためかせ、眉を立てて口を三角にする詠唱の構え、
いわゆる荒ぶるイクラクンのポーズを取り、イクラクンは怪しい術を発動した。
控え室の扉が脈絡なく消えた。
何もない壁にぶつかり、かりゆは尻餅をつく。可愛い。
カリユはおろおろしながら周囲を見渡す。
地下ゆえに窓はなく、さっきまであった扉以外に出口はない。
むむぅと考え、カリユはその場にどっかと腰を下ろした。
「仕方がないから約束は守って事に及ぶとするよ」
エロパロだしね。
「わーい」
荒ぶるイクラクンのポーズのまま表情だけニュートラルに戻してイクラクンは喜んだ。
「それで、どういうプレイをするのが一般的か分かる?」
「ベッドの上で裸になって気持ちいいところを擦り合わせるって赤平さんが昼間の往来で力説してたよ」
「赤平さんに恥はないのかな」
「ある可能性を少しでも期待してた?」
「実はあんまり」
「ボクはちょっぴり期待してたのにっ!」
「よしよし、泣くのはおやめ」
無表情に男泣きするイクラクンの柔らかな銀髪をふかふかと撫でる。
良い手触りだった。
泣き止んだイクラクンを抱っこなぞしてみながら、カリユは重大なことに気づいた。
「でもここ、ベッドがないよ」
「なんと」
イクラクンはルシェ耳をビビビと振動させて動揺する。
控え室にはロッカーと机と椅子、あとはエデングルメ紀行の収まった本棚ぐらいしかない。
「じゃあ立ったまま床の上でやろうよ」
「ワイルドだねイクラクン」
「ふふん」
得意げに胸を反らすが、チビキャラゆえにバストなどという気の利いたものはない。
カリユは若干恥ずかしそうにしながら、胸から上と腰から下を隠す仕事着を下着ごとスポーンと脱いだ。
カリユの全裸についてはあまりの美しさに該当する言葉がないため描写は控える。
ただ、イクラクンはその美し可愛さに立ったまま気絶したほどだった。
それをレシーブして起こし、イクラクンにも脱ぐよう要求する。
イクラクンは手をふにふにと動かし、足をぽてぽて動かしたが、裸になる気配はない。
「四肢が短くて脱げないよ」
「だろうねぇ」
生暖かい表情で納得したカリユが、イクラクンを万歳させてマントとローブとカボチャズボンを脱がしてやった。
――ローブの下からは、同じ柄のローブが出てきた。
ふにっと首を傾げ、さらに剥いてやる。
「あーれー」
無表情に恥ずかしがるイクラクンだが、ローブの下にまたローブを着ていた。
脱がす。ローブ。
ひん剥く。ローブ。
ひっぺがす。ローブ。
脱がすたびに総量が減り、イクラクンはじわじわ小さくなっていく。
「親類に玉ねぎは?」
「あいにく天涯孤独の身でね」
「うーん」
イクラクンのローブの胸元に手を突っ込む。
ぎゃーと叫ぶイクラクンは無視してまさぐると、そこにはお肌の感触と体温が感じられた。
「もう一皮だよイクラクン!」
「だといいけどねぇ」
カリユはローブをビリビリ破り捨てる。
中からは新品のローブが姿を現した。
「どういうこと!?」
「逆ギレされても」
「いや、これは割と正当なキレだと我ながら思うよ」
覚悟を決めて裸をさらしたというのに相手は皮ばかりの玉ねぎだったのだ。涙も出ない。
腰ほどの身長になったイクラクンと、同じぐらい積もったローブを見て、
カリユとイクラクンは揃って耳をふんにゃり垂らした。
「一体どうすれば…」
「話は聞かせてもらいました」
ロッカーがバターンと開いて中から桃姫さんが出てきた。
きゃっ、とカリユがお胸を手で隠し、イクラクンがぴょんぴょん跳ねて下半身を隠す。
「な、なんで桃姫さんがここに!?」
「私尿意を催しまして、酔ってトイレと間違えてロッカーに入って用を足してそのまま寝ていた次第です」
「ロッ」
「ご心配には及びません。こんなこともあろうかとオムツを穿いていました」
「さすが桃姫さん」
「それほどでも」
頬に手を当て、得意げにしっとり微笑む。
「聞けば何やらお困りの様子。私がそのローブを何とかいたしましょう」
「おお」
二人は感動して耳をぱたぱたはためかせる。可愛い。
桃姫さんは純白の大きな布をローブの山に被せると、凛とした声で歌った。
「1、2、3、はいっ!」
鋭く布を引き抜く。
ローブの山があった場所には、ハーフサイズのイクラクンがぽってり座っていた。
カリユと元からいたイクラクンは耳をビビビと振動させて驚く。
それを見て桃姫さんはふふふと笑い、「それではごゆっくり」と会釈した。
カリユが反射的に「ゆっくりしていってね!」と返す間に、
桃姫さんは元扉の壁をリクエスト「開けゴマ」でこじ開けて退室した。
後には可愛いカリユと、鼻先を突き合わせる同サイズのイクラクン×2が残された。
「わ、ダブルイクラちゃん」
カリユが今さら突っ込むと、イクラクン達は一糸乱れぬ動きで激怒した。
「「ボクら、イクラちゃんじゃなくてイクラクン様だよっ」」
猛然と体当たりしてくる二人を高い高いすると、ビリヤードのようにぶつかって
複雑な軌道でぽよんぽよんと跳ね回った末に元いた位置に落下した。
「落ち着いた?」
「「おうよ」」
本気で惚れてしまいそうな愛らしさだった。
「なんかもう立ったままどころか服着たまま3人でやらない?」
「ワイルドだねカリユ」
「ふふん」
得意げにかりゆは仕事着を再装着する。
そしてぺたんと正座してイクラクンどもの目線に合わせる。
「それではふつつかものですがよろしくお願いします」
「「します」」
「それで、気持ちいいとこってどこだろうね」
「ボクは耳だと思う」
「ボクも耳だと思う」
「なるほどなー」
ぴんと立った耳をピコピコ動かす。
「それではエビフライの盟約に基づき、私とイクラクンの百合的な性行為を始めます」
「「始めます」」
頭頂部を向け合い、3人は柔らかで敏感なルシェ耳をぴっとりくっつけた。
「ふわ、くすぐったい」
「我慢だよカリユ、初めては苦しいって聞くし」
「あー、でもふかふかだねー。気持ちいー」
「ふかー」
「ふかー」
3人は安らいだ表情で耳をふかふかと擦り付け合う。
ふかふかふかふかふかふか。
ピコッ。
ふかふかふかふかふかふか。
ピコピコッ。
「極楽極楽」
「イクラクイクラク」
「イクラちゃんイクラちゃん」
「「ボク(ry」」
「わわわ、激しいよイクラクンっ」
ふかふかふかふかふかふか!
ピコッ!
3人の理性をかなぐり捨てた百合的な性行為は激しく続いていく。
夜はまだ長い。
カリユを探しに来たマスターが、サボりウェイトレスに減給を言い渡すまでこの狂気の愛撫合戦は続くだろう。
ふかふかふかふかふかふか。
ふかふかふかふかふかふか。
かりゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
最終更新:2013年05月05日 00:04