異種姦、異種妊娠注意。
無限に広がる大海原…… 水平線の向こうに一体何が待つのか。 ハントマンならずとも、冒険心をくすぐられる光景を前に、
ギルド「セブンセンシズ」のメンバー四人は、
「どうしようか」
途方にくれていた。
「回復薬も無し、マナは尽き、体力も残りわずか……
ああ、一体どうしてこんな事に」
天を仰いで、両手をさしあげるように広げた姿勢が一枚の絵画のように絵になっている。
それもそのはず、彼女はミロスのとある高級官僚の一人娘でありながらハントマンとなった変り種だった。
後ろにたらした金のツインテールに真紅のドレスが、海の蒼に映える。
前から見れば露出の高い胸の辺りが、背をそらしたことによって大事な部分が見えそうで
見えない位置まではみ出しており、男性ならば前かがみならずには居られない光景だったが、
この場に男性は居ない。
彼女の父親が、ハントマンになるに当たって許可を出した理由の一つがそれだった。
「やっぱりマレアイアに行くなんて無茶だったんですよ……」
その後ろでは同じく金髪にツインテールの騎士が、膝を抱えて座り込んでいる。
海上での戦闘で前衛を勤める彼女は、あちこちに生傷を作り、髪も塩で固まっていた。
「だから嫌だっていったのよ! こんなところで死ぬなんて、間抜けすぎるわよ!」
腕を組んで立ち、そっぽを向いているのは青いポニーテールが印象的な娘だった。
背にかけられた矢立にもほとんど矢が残っていない。
「いやー、こりゃ参ったね」
最後の一人は獣人ルシェの少女。普段は柔らかそうな桃色の髪に大きな耳も、今はごわごわだった。
一見して人懐こそうな顔立ちは、苦笑している時もその印象を崩さない。
ただ、その顔に海水と一緒に血や、魔物の返り血が付いているのが今の窮状を表していた。
腰の後ろに佩いた大剣、フランベルジュこそが、強敵ひしめく紺碧の大海原にあって、この一行の生命線と言えた。
「どうするんですか、これから……」
騎士が半分涙目になりながら、誰にともなくつぶやく。
「んー。まだマレアイアまでは結構な距離が有るし、こりゃ引き返すしかないかな」
応えたのはルシェの少女。どうやらまとめ役は彼女らしい。
「はあ……プリンセス発祥の地、一度は見てみたいものですが……仕方がありませんね」
天を仰いでいた真紅の姫君も、振り返って話の輪に入る。
「次はちゃんと準備してから動きましょうよ」
溜息をつきながら立ち上がった騎士が、ふと見ると……ローグの少女は残り少ない矢をつがえ、
海に向かって構えていた。
「来たわよ! 数2!」
そしてまた、死闘が始まった。
それから、何度か魔物に襲われたものの、運良く一人の死者も出さずに
南海を抜ける事が出来たのは奇蹟と言えるだろう。
「いやあ、どうにかなるもんだね」
「日頃の行い、というものですか」
「ああ……陸が見えてきました……!」
「やれやれ……一時はどうなるかと思ったわよ」
皆が一様に安堵して、気を緩めるのもしょうがないといえるだろう。それほどに過酷な旅路だった。
そして、それがいけなかった。
しゅ、という空気を裂く音にルシェの少女が反応しかけた瞬間、その首筋に触手の影が伸びる。
(しまっ……)
た、という言葉すらも発する事ができない、これこそは内海名物触手の痺れ毒。
フランベルジュを得て、真っ先に狩って狩って駆りつくした魔物だった。
なんとか動く眼球で周りを探ると、四匹のローパーがそれぞれ一人ずつに襲い掛かり、
あっという間にしびれ毒が全員に回ってゆく。
(こんな、ことが……)
ありうるのだろうか。四匹の触手が狙い済ましたかのように四人全員にしびれ毒を注入するなんて。
だがそんなことを考えている場合ではない。一刻も早く剣を構え、ローパーを切り捨てなければ、
四人全員がお陀仏だ。
しびれ、感覚のない腕でフランベルジュを抜こうとする腕に、そうはさせまいとローパーの腕が絡みつく。
厚手の布地を貫いて、わきの下に毒針が差し込まれた。動脈に乗ってあっという間に毒が回り、握力がなくなる。
もはや立っている事すらも困難になり、膝をついてうつぶせに倒れこんでしまう。
(みんな、を……助けなきゃ……)
思う心はしかし、体から乖離してしまったかのようにおぼろげに散じてしまう。毒の量が多いのか、意識が定まらない。
ローパーはさらに首筋や脚に触手を伸ばし、少女を絡めとろうとした。
(死ぬ、の……ここで……)
恐怖心すら沸いてこない事がいいことなのかわるいことなのか……それすらも分からない。
これから自分はローパーに首といわず脚といわず、巻きつかれて全身の骨を砕かれながら食べられてしまうのだろう。
だが、意外にも全身に這った触手の感触は優しく、骨を折るどころか撫でる位の力しか出してはいない。
それに、自分が動かす時には感覚がないのに、触手の感触ははっきりと伝わってくる……
どうやら、唯一肌の見える首から、服の下へ入り込もうとしているようだ。だが、戦士がそんなに簡単に
肌を見せられるはずはない。色っぽい理由があるわけではなく、素肌に攻撃があたるととんでもなく痛いためだ。
動きづらそうにしながらも、ついに先端の毒針を引っ掛けて首元の服を持ち上げるという技までも使って服の中に進入してきた。
意外にもローパーの触手はぬるぬるとしていながらも滑らかな感触で、戦闘で火照った肌にはそのひんやりとした感触が心地よい。
一本が入るとそこにねじ込むようにして、二本目と三本目も入り込んできた。そして、
最初の一本はそのまま下腹部へ、そして残りは胸の膨らみに巻きつくようにしてとぐろを巻き始めた。
「はぁ……ん」
普段の彼女を知るものなら目を疑うほどに、「女」の仕草だった。
とろんと半開きになった目、そして口。胸に巻きつかれ、ぐにぐにと刺激されるだけで既に頬は紅潮し、
全身から力が抜けてしまっている。今の彼女は恐怖から解放され、初めての性感にうっとりと身をゆだねていた。
ズボンとショーツという障害を越えて、ついに秘所にたどり着いた触手が、波打つように秘裂の表面をなぶる。
触手の表面のぬめりに、すぐに少女自身のぬめりが交じり合い、くちゅくちゅと淫らな音を立てる。
ルシェの鋭い聴覚は、仲間の声ではなく自分の体が立てる淫らな音だけを拾い上げている。
「あっ、んあぁっ!」
クリトリスが弾かれ、ひときわ大きな嬌声を上げた。全身にしびれるような快感の波を感じ、
それと同時に強烈な疼きがじわじわと下腹部と胸と中心に後から後からわきあがってくる。
服の中でうごめく触手の動きが、むしろもどかしくなってきた。
(服……脱がないと……)
いつの間にか動くようになっていた両の腕を使って、ごそごそと金具を外し、鎧から脱ぎ捨てていく。
全部の金具を外した時点で、触手がうやうやしく鎧を持ち上げ、甲板にそっと下ろした。
後は簡単なもので、上着もズボンのベルトもするするとはずれ、あっという間に胸から下、膝から上が裸になった。
脚甲とガントレットは外すのももどかしいのでそのままだ。
触手の胴体部分に尻を乗せて、全身にくまなく触手が這ってゆく。内腿や腹、背筋に耳の穴の入り口付近など、
これまで想像もしていなかったような自分の性感帯を次々に暴かれて、ルシェの少女は耳にふさわしい、
盛りのついた獣のように鳴き声を上げながら、髪の桃色よりなお紅いその舌を、てらてらと唾液に輝かせ
口の外にだらしなく出していた。まるで舌なめずりをするように、触手を期待の眼差しでみつめながら……
そしてまた一筋、未だぴったりと閉じたままの性器から、尻の穴を伝って触手に愛液が滴る。
というような光景を尻目に、ローグの少女はその青い髪を振り乱しながら、束ねられた触手にヴァギナを貫かれていた。
その口には一本の触手が突っ込まれており、かなり太く広がっている。少女が荒い息をするたびに蠕動を繰り返すそれは、
麻痺毒で広がった気道を完全にふさぎ、ローパーの体内で生成された別の毒と空気を混ぜた気体を容赦なく少女の肺へ送り込む。
その結果として、両手を前に突き出した形で縛り上げられ、口をふさがれ、立ったまま触手の束に貫かれながらも
自ら腰を振り、足元に愛液の泉を作る少女、という構図が出来上がる。
普段からへその下までしかないズボンが足首まで下ろしてあり、完全には脚を広げる事が出来ず、がに股になって
腰を振るその様が、余計に淫靡な雰囲気をかもし出していた。
と、突然束ねられた触手が一気に引き抜かれ、その衝撃に思い切りのけぞり、白目をむきながら失禁する。
大きく開いたままの膣からぼたぼたと愛液が零れ、痙攣を繰り返す口からずるりと触手が引き抜かれる。
新鮮な空気を求めて肩を上下させ、もはや完全に露出した乳房もふるふると揺れていた。限界まで硬く勃起した乳首は、
触手の毒針に弄ばれて紅く充血していた。
脱力した身体を持ち上げられ、やはりローパーの胴体の上に乗せられる。だが先ほどの剣士の少女の時と違い、
その動きは荒々しく、胴体の一番上の部分も活発にうごめいている。
そして……
「がっ、ぎ、ぃいいいっ!?」
先ほどの触手の束によって、抜いた後でも子宮口が覗けるほどに開いていた膣口が、さらにこじ開けられていく。
ローパーの上部から現れたそれは、まさに生殖器だった。今までの触手など、まさに指先での愛撫に過ぎない。
少女自身の拳よりもさらに一回りは太い『男根』は、すさまじい衝撃を与えつつも、栓の壊れたように垂れ流される
愛液のすべりによって順調に奥へ奥へと飲み込まれてゆく。さらに幹の周りには細く短い触手がまばらに生えており、
自ら這うようにして少女の膣内へと侵入した。
途中からはもはや慣れてしまったのか、ローグの少女も力を緩め、自ら膣を開いて自身の一番奥へ生殖器を誘う。
ローパーに完全に腰掛ける体勢になると、にちゃりと粘液の音がした。
まだ縛られたままの腕を気にする素振りもなく、子供の木馬遊びのようにローパーごと前後に揺らす動きで、
極太の生殖器を貪欲にしゃぶりつくさんと膣を締め上げる。
前に後ろに、自分にかかった体重がほぼ生殖器と膣によって支えられる度絶頂し、得られる快感も深まってゆく。
むずがるように胸を気にすると、たちまち大きな胸の根元を絞り上げるように触手が締め付け、先端に向かって揉み解してゆく。
さらに乳首にまっすぐ毒針をつきたてると、ずぶりと深くまで沈めた。胸の内側に液体を注ぎ込むと、つぷ、と
しずかに引き抜く。血は一滴も垂れておらず、乳首にあいていたはずの穴も綺麗にふさがっていた。
すぐさま少女は、両の乳房が燃え上がってしまうのではないかと思うほどの熱さを感じる。
「あつっ、ん、ああああっ! いいッ! イクッ! イクぅーーッ!」
その熱さが半ば酩酊状態だった意識を覚醒させ、快感をも明確にさせた。
触手も限界が近いのか、その巨根を限界まで膨らませ、少女の膣内を余すことなく蹂躙している。
熱を持った胸に絡みついた触手は胸全体をもみほぐすように動き、少女を快感の渦へ叩き落す。
青い髪を振り乱しながら、もはや首が据わっていないうつろな表情で、それでも腰はローパーの動きに合わせて
しごき上げるように淫らに動く。その様は長年連れ添った夫婦の営みのように息が合っていて、
少女はいまや触手と一心同体とすらいえた。
先ほどの覚醒の反動か、快楽を貪る事に集中して、もはや人らしいあえぎ声もない。あ゛ーー、と言うような
音が形のいい唇から漏れるばかりだった。
生殖器が限界まで膨らみ射精の前兆を見せるのにあわせて、無意識に子宮口に先端を擦り付けるように深く腰を落とし、
円を描くような腰の振りに変える。
応えるように触手も胸を揉む動きから根元を搾り出す動きに変えた。
(あ……来る……)
射精を待つ心にも、もはや期待感しかない。じわり、と胸に滲み出してくるさらなる快感の予感も、
たぶん同時に来るだろうことも予測できた。
腰を振ることも止めて、ぴったりと子宮口に押し当て、膣の締め付けの緩急だけで『味わう』ことに専念する。
ぎゅむ、と一気に縮んだローパーが、同じ速度で戻ると……
脳髄まで貫くような衝撃と共に、精液がほとばしる。水のようにさらさらのそれは、性器の太さと量の多さをもって、
水圧によって子宮の中へと進入してゆく。その脈動、子宮にたまってゆく重み、そして、
ぷしゅああ、と音さえ聞こえそうな勢いをもって白濁した母乳が噴出する感覚。
全てが少女を、人の身には余るほどの快楽の高みへと押し上げてゆく。
後に「空高く飛んでいて、下には雲も見えた」と語る、絶頂中の絶頂の中……
少女は天使のように穏やかな微笑を浮かべ、意識を手放した。
崩れ落ちたローグの少女にさらに精液を注ぎ続ける触手と、
剣士の少女をひたすらに焦らして、前も後ろもぷっくりと充血させ、今は母乳を優しく搾りながら戯れている触手、
双方を眺めながら……
紅き姫君が、露出したローパーの性器を、胸の谷間と口全体でもって熱心にねぶっている。
傍らには、ヴァギナを避け、大股を開かされた格好でアナルをほじられているナイトの姿があった。
「んほぉっ! はひっ! もっと! もっとケツ穴ほじってくださいぃ!」
先ほど落ち込んでいた時とは別人かと思うほど表情は弛みきって、淫売そのものといった言葉で
触手相手に懇願している。
「うふふ……あなたは本当に可愛いわね。そんなに触手にしてもらうのが気持ちいい?」
「はひぃ! ぎもぢいいれすぅ! またイクッ! イクううううう!!」
絶頂と同時に小便を垂れ流し、愛液の水溜りと交じり合う。ナイトの少女のほうは、まだまだ収まらない
触手の責めに、先ほどと同じく腰を振ってかいがいしく応える。
ツインテールが鎧を叩くのもかまわず、一心不乱に触手をアナルでしごき上げる少女は、
外見的には全く肌を露出しては居ない。 ただ、ズボンの股間の部分がジッパーで開くように改造してあり、
そこから綺麗な尻と性器が惜しげもなく露出されている。
身も心も触手に捧げたように甘い声で叫び続ける彼女を横目に、姫はねっとりと触手のモノに舌を這わせる。
責めの手が弛んだのが不満だったのか、スカートの下から膣にも尻の穴にももぐりこんだ触手たちが、
ドリルのように螺旋を描いて胎の中を余すことなく揉み解してゆく。
その責めにもうっとりと目を細め、艶っぽい溜息をつく位で、かわいらしい催促、というほどにしか認識していない。
「ふふ……分かっていますわ。ただいま……」
ともすれば自身の首ほどもある太さの幹を、すっぽりと巨乳で挟み込み、両手で強く圧力を加える。
さらに思い切り開いた口が、極太のそれを飲み込んだ。両手で挟んだもので肉棒を手前に引き寄せ、
さらに首を突き出して、口内どころか食道まで使ってそれをしごき始めた。
高貴さ、そして清楚さすら感じさせる普段のたたずまいから、大口を開けた雄を喜ばせるための顔へ、
スイッチを切り替えるように変わっている。
根元を胸に、半分から上を口に、激しく愛撫されて、ローパーすらも震え、触手がだらりと力なく垂れ下がる。
だがヴァギナとアナルにくわえ込まれた触手だけは、垂れ下がる事すら許されず、さらに姫の体内での愛撫を受ける。
そして、姫の長い舌がローパーの精子が沸きあがってくるはずの道へねじ込まれると、ローパーがたまらず痙攣し、
一気に射精が導かれた。
噴出するその一瞬前に顔を引き、鈴口に口付けると、とてつもない勢いで吹き上がる精液をうっとりと目を細めて
飲み下してゆく。
びくんびくんという痙攣を、胸の圧力で押さえつけながら、むしろ胸で精液を搾り出すように上下動を止めない。
一分以上も続いた長い射精を、結局一滴も漏らさずにその胃袋に納めてしまう。
「ふう……おいしい。噂に聞いた珍味ローパーの精液、おなか一杯いただきました。
……出来れば彼女のように、子宮に注いでもらいたかったのですけれど」
ちらりとローグの少女を見やると、妊婦のようにぽっこりと下腹部が膨らんでいる。倒れた少女と触手はまだ結合しており、
ゆるゆるとした後戯を楽しんでいる。表情はボーっとしているものの既に意識は戻っているらしく、触手にいとおしげに
舌を這わせていた。
「まあ、それはこれからたっぷりいただきましょう。……噂どおり、とってもコクがあって美味しくて……
マナもたっぷり回復しましたから」
先ほどまでアゴがはずれているかと思うほどに大口を開いて性器をくわえ込んでいたとは思えない清楚な笑みを浮かべ、
少し指先を喉元に当てて調子を確かめると、
――皆さん、じっくりと楽しみましょうね
一瞬で場を支配した。ぎしり、とローパー四匹の動きが止まり、人の目にはわからないが恐らく姫に向かって正面に向き直る。
「んぅ……? だぁめ、やめないでぇ……」
剣士の少女は、まるっきり恋人に甘える口調で、股の間に突き出た性器をはさみ、いわゆる素股のようにたどたどしく腰を振る。
ローグの少女は無言のまま口に咥えた触手に舌をねっとりと絡め、抱きしめるように胸の間に挟んだ二本の触手の先端にほお擦りし、
膣の中で強烈な存在感を主張するいちもつをきゅ、きゅ、と締め上げ、触手に『奉仕』していた。
それら二組の『カップル』を、ほほえましげな視線で見やってから、
「あなた方はそのまま、各々で楽しんでいてくださいませ。後でご一緒しましょうね?」
こともなげに言ってのける。
二匹のローパーがまたうごめき始めた。心なしか、その動きに優しいものが混じったように見え、姫は笑みを深くした。
「さて……とっても素敵な協力者もできたことだし、あなたの開発も一気に進みますわね」
まるで世間話をするように気安く、絶頂を繰り返して今はぐったりしている自らの騎士に水を向けた。
後ろに手を回して紐を外しチャックを下ろし、真紅のドレスをぱさりと下に落とすように脱ぎ捨てる。
ここからが本番と言わんばかりに艶然と舌なめずりする、その下半身は、まるで魔物に寄生されたかのように
触手がのたくっている。何本もの触手がより合わさって前後両方の穴にもぐりこみ、触手の粘液ではない液体が
ぽたぽたと滴り、より怪しい輝きを放っていた。
その触手が姫の意を汲んだように一度抜け、なんとドレスを摘んで綺麗に折りたたんで脇に片付ける。
「姫様ぁ……こ、これ、凄すぎて……あたし、壊れちゃいま……ふやぁああっ!?」
体力を使い切ったのか、ほんの少し戻った理性の光を、姫の一瞥で動き始めたかのように触手が肉欲で塗りつぶす。
姫はドレスを脱ぎさって、肘まで覆う絹の手袋と、白のレースが美しいガーターベルトのみ。
そんな劣情をかきたてる格好で騎士に歩み寄り、彼女を責める触手を見つめた。
「あなたはこの子のお尻がお気に入りみたいだけれど……もっといろいろなところを試してはいかがかしら?」
その言に引きつる少女は無視して、
「まずは邪魔な鎧を取ってしまわないと……ねえ、これどうやったら外れるの? ローパーさんに説明してあげて?」
尻の穴を陵辱される事に使われていた全神経を、一気に素の状態に戻す発言だった。
「は? いや、その」
「いいから。 手順を説明しなさい」
主従である以上、命令とあらば従うほかない。
「ええと……まずは脇の内側にある留め金を……」
残り二人の嬌声が響く中、大海原の真ん中で、ローパーに鎧の脱がせてもらう、というシュールな光景が繰り広げられる。
意外にもローパーはスムーズに鎧を外し、金のポニーテールをもつ主従はそろってほぼ全裸となった。
「はい、よく出来ました♪ ……前からやってみたかったのよ。 ローパーさん。『この子のお小水が出る穴を気持ちよくしてあげて』」
不思議な響きを持つその声は、プリンセスという戦闘職を知る者なら常識の、『リクエスト』と呼ばれる発声法だ。
しかし、自分自身や仲間同士で攻撃しあう、位にしか使えないはずなのだが……どういうことか、完全に意のままに操っているように見える。
そんな疑問より先に、まず発言の内容が従者たる騎士の少女には引っかかった。
「お、おしょ……!? 姫様、そんな……」
「嫌、なんて言わないわよね? 彼、お上手だもの。きっと気持ちよくしてくれるわ」
姫の言葉に、少女はつばを……いや、よだれを飲み込んだ。未知の快感に対する恐怖と期待……そのどちらもが、
心の内側で『徹底的に犯しつくされたい』という欲求の燃料になっていく。
触手も、「信用しろ」といわんばかりにやんわりと子宮の裏側や尾てい骨のあたり……あっという間に暴かれた、
彼女の性感帯をなで上げ、性欲以外の感情がどろどろと溶けてゆく。
「……はい」
「聞こえないわ。いつもの、ちゃんとしたお願いをしなさい」
きっぱりと断言する間にも、騎士の少女の琥珀色の瞳からは理性の光が消えうせてゆく。
「ローパー様ぁ……、私の尿道も、お尻の穴も、オマンコも、全部全部犯し尽くしてくださいっ!」
雄に媚を売る以外には使いどころが一切無い、甘ったるい声でローパーに懇願する。
まってましたとばかり、ローパーは尿道の付近に毒針を突き刺し、強制的に弛緩させる。
そこへ触手がねじ込まれてゆく。弛緩したとはいえ相当にきついそこは、強い抵抗を持って触手を阻んだ。
「ぎっ……があぁあっ! 無理っ、こんなの無理ですぅ!」
さすがにこの激痛には耐えられないのか、涙を浮かべながら主に……あるいはローパーに懇願する。
「しょうがない子ね……ローパーさん。もう少しお薬を増やしてあげて」
今度は毒針そのものが尿道に挿入され、内部で麻痺毒を出す。さらに弛緩した尿道がずるずると触手を飲み込み、
ついに膀胱にまで達した。
限界まで股を開いた姿勢で尿道に触手を飲み込んでいる少女をうっとりと眺め、
そっと恥丘に手を伸ばした。
「なんでも、クリトリスにつながる神経がすぐ横に通っているそうですけど……」
ふっくらと普段以上に盛り上がっているそこを、横から包むようにぎゅ、と押さえつける。
「――――!!!!」
声にすらならない叫びを上げてのけぞる。痛みなどではない事は、小便のかわりに噴出する愛液の量が教えてくれた。
「まあ、とっても気持ちよさそう。後で私もお願いしようかしら」
冗談でもなんでもなく、自分が尿道を責められているところを想像して、愛液が一筋股間から滴る。
こりこりとクリトリスをいじってやって、
「では、このままじっくりと楽しんでいてください。くれぐれも傷はつけないように、お気をつけて」
ローパーは返答の変わりに、先ほどの姫のように外から尿道の中とクリトリスとを挟むように圧迫して、
少女のまっすぐなポニーテールを激しく波打たせた。
「うふふ。ごゆっくり。さ、私にもお願いしますね……?」
言いながら、自分のパートナーのローパーに歩み寄り、心を通わせるかのようにそっと目を閉じると、
一本の触手が滑らかに膣にもぐりこんだ。そして、一番奥までもぐりこむと、子宮口にその毒針を突きたてる。
自らの一番大事な器官を人外に許す背徳感に、さすがの姫も戦慄にも似た身震いを覚える。ただその戦慄も
これからする行為への期待感のスパイスに過ぎなかった。
何点かに分けて麻痺毒を打ち込んだ後、前戯代わり、そして毒を回すために子宮口を優しく揉み解してくれる。
それだけでも絶頂に達してしまいそうな快感を、これからの期待感で押さえ込んだ。
だが、ぐぷり、と肉の輪を通った感触が確かに感じられた時、さすがの姫も軽く絶頂してしまった。
慎重に子宮に進入した触手は、慣らしのために優しく優しく内壁を撫でる。
押さえようの無い神経の反射で姫の全身にぞわぞわと怖気が走り、次の瞬間にはそれを快感として捉えられるようになった。
「あ、はぁ……ひさし、ぶり、ですわ……こんな……っ」
人一倍に性交の楽しみを知っていると自負している姫君だが、かといって別に巨根でなければ達する事は出来ないとかそういうことは無い。
むしろ相手が平均よりずっと小さなものであろうと、きちんと手順を踏んで相手と同時に達する事をたしなみとしているくらいだ。
だが、性感に翻弄される、という経験など、初めての『あの人』以来ついぞ体験した事はなかった。
気絶するほどの絶頂の中にあってさえ、姫としての精神の柱が揺るぐ事はなかった。
それを……人外の、ローパーに子宮の内側を撫でられただけで揺さぶられている。
屈辱、と取るべきか。……いや、当然なのだ、という思いの方が強かった。
「ああ……撫でられるだけで、こんなにも身も心も震えるなんて……とっても素敵……」
自らの身体を浅く抱き、うっとりとそうつぶやく表情には一切の翳りは無い。人であろうが魔物であろうが、
雄と雌のまぐわいに種族の貴賎など無い、と言わんばかりの、すがすがしい、素直に肉欲を求める笑みだった。
姫としてはすぐにでも子宮まで繋がりたかったのだが、これにはローパーが渋った。さらに時間をかけて、
麻痺毒とは別の、崔淫剤とでも言うべき液体を子宮に撒き散らしてゆく。
「そう……体が丈夫になるのですか。私のことを心配してくださるのね? ありがとう……」
心に熱いものを感じ、先ほどまで握っていた、精神のタガを完全に外す事に決めた。
(『あの人』も踏み入る事のなかった女性の聖域を初めて許す殿方……ですものね)
素直に、生娘のように、感じるままに快感に身をゆだねよう。そうしたいと思える。
だんだん大胆に、ヌルヌルと子宮内壁を這う感触に、身を任せる。あっという間に性欲は膨れ上がり、
目の前の巨根から放たれる精で思い切り満たして欲しいという衝動が沸きあがってきた。
「ねえ……お願いします。もう……我慢できませんの……」
それでもその瞳は聡明な光を失わない。それこそがこの姫の本性なのかもしれなかった。
ゆっくりと触手が抜かれ、子宮から出るときにまた軽く絶頂した。これからこの感覚を何百回も味わうのかと思うと
胸の高鳴りを抑え切れない、という風に、胸に手をやる。
ローパーは縦に長く、生殖器は上部についている。そのため、挿入するには姫が自ら股を開いて、
腰を前に突き出すような体勢を取った。後ろから挿入してもらえばこんな体勢でなくてもいいのだが、
これから『愛し合う』男性と、向かい合ったまま繋がりたかった。
棍棒のように太く、ごつごつとしたそれが膣口にあたり、本当の生娘のように、ぴくり、と震えてしまう。
そんな自分がおかしくてかすかに笑いながら、じっくりと味わうように、ゆっくり腰を落としていく。
半ばまで埋まったところで、普段の一番奥に差し掛かった。姫はどんな大きさのものでも収められるよう、
深くなるように自身を『調教』しているが、我慢しきれないほど発情してしまった今、子宮がおりてきているようだった。
ここから、さらに腰を下ろす。
先ほどとは比較にならない太さが子宮口をこじ開け、一瞬意識が飛び、膝が落ちた。
ごりゅ、と体の中の衝撃が音として聞こえ、
「ああああああああっ!!!」
衝撃が声となって迸った。 のけぞって白い喉をさらし、両脚を痙攣させ、絶頂に潮を吹く。
生まれて初めての、性技もなにも無い、本能を揺さぶられるような至上の快楽。
貫かれた瞬間から、子宮に全神経が集中してしまったように、指一本動かす事が出来ない。
触手が四肢に絡みつき、姿勢を固定してくれる。もはや優美な微笑すら浮かべることが出来ない
力の抜けたその顔は、意外にもまだ幼さを感じさせる。代わりに、膣で彼を抱きしめる事で返礼とした。
胴体の収縮と、触手で釣った体の上昇が同時に行われ、やや乱暴に引き抜かれる。
「ぉおんっ!」
仔犬のような、動物じみた嬌声を反射的に上げる姫は、普通なら下品としか思えないようなだらしない表情を
浮かべていても、雌として凄絶な美しさを放っていた。
ローパーのほうも、最上の雌を前にもはや我慢が出来ないのか、子宮から引き抜くとすぐに折り返し、
もう一度子宮口をごりごりと蹂躙しながら進入する。
「あおぉっ!」
理性を完全に飛ばし、本能だけで吠えながらも、プリンセスの艶声はあくまでも美しかった。
いつのまにか全裸になって、ローパーの胴体を抱きしめているルシェの剣士、
精液に胎を膨らませ、羨むように熱い視線を向けるローグの少女、
自らの主が決して見せたことの無かった、本気の乱れ振りを目に焼き付けながら、尿道とクリトリスの責めに断続的に絶頂するナイトの少女、
苦楽を共にした仲間の熱い視線に見守られながら、一匹の雄と雌として、お互いに最高の快楽を与え合っている。
金髪の姫君は、涙も鼻水もよだれも全部流して顔中をぐしゃぐしゃにしながらも、見るものに感銘と……
そして劣情を湧き上がらせる、美しさを備えていた。
それから先のことは、もはや姫の記憶に無い。
激しい快楽の残滓が全身にたゆたっているのを感じるのみだった。
目が覚めて、まず最初にしたことといえば……
「っ!? 敵は!? 魔物は!?」
狂乱から覚めた各々が、襲撃に対する警戒心を強めることだった。
次に襲われれば全滅もありうる、という状況で、武具をうっちゃってサカっていたのだからまあ当然だろう。
しかし周囲には一切魔物の気配はなく、穏やかに凪いだ海が広がっているだけだ。
「心配要りません。この方たちがここにいる限り、新たな魔物は襲ってはこないそうですよ」
なんだかよく分からないが、魔物の中でそんな取り決めのようなものが出来ているらしい。
まあ本来の生息域を離れれば、ハントマンもローパーも外敵とみなされ、襲われる事になるが。
「この方々の精液でマナも取り戻しましたし、このまま中央海域を使って私たちの家に帰ることにいたしましょう」
「え? ちょっと待ってください、姫様。まさかその……彼ら、を、一緒につれて帰るんですか?」
素っ裸で、股間から『彼ら』の精液を滴らせながらではあるが、さすがに面食らったようにナイトの少女が言う。
「は、はいはい! あたしは……その、賛成かな」
腰が引け気味のその意見に即座に反応したのは、剣士の少女だった。抱き枕のようにローパーの胴体を抱きしめたままである。
「何? そいつに情が移っちゃった?」
からかう様にそう言いながらも、ローグの少女も自分の相手に寄り添うように座っている。
「えへへ……あのね、話し合って、決めたんだ。初めてはあたしの部屋で……って」
余人から見れば、気がふれたとしか思えない発言だったが、ここにいる四人と四匹の間では、
このシュールな内容にもすとんと納得できるような空気があった。
「まあ、初々しい」
「それだけですか……いや、もういいです」
呆れたように嘆息しながらも、振り返って『彼』を見る琥珀色の瞳には、既に肉欲の光が宿っている。
「ふふ。女性ばかりで男っ気が無いと思っていましたが……みんな、思わぬところですばらしいお相手とめぐり合えましたね」
それから。彼女たちの本拠地であるギルドハウスに帰還するまで、一度も襲撃を受けることはなかった。
一人が操舵を担当し、他の三人が交代で肉欲の宴に興じる……暇な時は、操舵をしながらも触手と戯れながら、
のんびりと船旅を続ける。船から嬌声が途絶える事が無いほどだった。
プロレマを横切り、さらに東へ。向こうにアイゼンの国土が広がる断崖絶壁の東大陸海岸線を眺めながら、
四人ともが子宮や胃袋を精液で満たしたりもした。
そして、彼女たちの本拠地……ほとんど知るものの無い、ドーン島が水平線にうっすらと見える、
山岳にシミのように小さく広がる平原、その小さな森の中のギルドハウスにたどり着く。
プロレマの生物学者が聞けば、不謹慎ながらも知的好奇心を押さえきれないだろう。彼女たちは、
ローパーの子供を何度も身篭った。
それは、時に人、時にローパーの形を取って生まれてきたが、そのほとんどは生まれてまもなく死亡した。
彼女たちは大いに悲しんだけれども、肉欲と……そして確かに芽生えていた愛に突き動かされ、何度もまぐわい、
そして子をなした。
剣士の少女は、『夫』への愛ゆえにギルドハウスに居残り、ハントマンを事実上廃業した。一番多く子を孕み、
そして肉体を『ローパーの妻』として愛を交し合った彼女にはしかし、終生丈夫な子宝には恵まれなかった。
過度の出産がたたり、体調を崩して死にいたるまで、その人懐こい笑みを絶やす事はなかった。
「あなたとの赤ちゃんを遺す事が出来なかったのは、残念だけれど……一緒に暮らせて、本当に幸せだったわ」
眠るように息を引き取った彼女と共に、その夫も何処ともなく姿を消した。
この異常な状況に違和感を覚え、離反したのは、意外にもローグの少女だった。
「ここに居たら私、本当にダメになりそうだから……ゴメンね。さよなら」
それから彼女は色々なギルドを渡り歩き、よき先達として活躍する事になる。しかし、
一度覚えてしまった魔性の快楽は忘れる事は出来ず……一番多種多様な『お相手』と経験したのも彼女だった。
ナイトの少女は、初めこそ少々の疑問を覚えていたものの、幸か不幸か、生来の優しい性格が影響して
『夫』との愛をはぐくむに至った。
もはや新たに人を招くのもはばかられるセブンセンシズの最後の二人として、東と西、両方の大陸をまたにかけ活躍した。
一仕事終えて帰ってきた彼女を夫が出迎えるたび、ルシェの少女との浮気を咎められていたという。
そんな彼女も、丈夫な子を産むことはなかった。ただ、ルシェの少女ほど頻繁に妊娠していたわけでもなく、
夫の老衰死を看取ることになる。
最後に、金髪に真紅のドレスの姫君は。
ローパーを夫とすることはなく、しかし『特別な殿方』として子をなす事にも応じた。
『あの人』の影を追い求め、世界中を駆けるも、結ばれる事はなかったらしい。
ローグの少女は多様な種族と交わったが、姫のほうは人間を含めれば相手にした数は一番だった。
ただあくまでも節度を持っていると主張する彼女は、何度かの妊娠の際、全て相手を特定できてはいた。
『あの人』に再開してからは、生まれた子供の教育のためギルドハウスに留まる期間が増えていった。
そんな中で、彼女もローパーとの子供を身篭る回数が増え……ついに、丈夫な子を授かった。姿はローパーだった。
一番子宝を望んでいた剣士の少女、そしてナイトの少女も、わが子のように可愛がり、また(元)ハントマンとして
自らの技をも教え込んだ。
時は流れ……さまざまな出来事を経て、今ではセブンセンシズのギルドハウスの痕跡すらも残っていない。
だが、不用意に訪れたハントマンは戦慄するだろう。ローパーとしては破格の強さを誇る強敵を前に。
その名は……
最終更新:2013年04月28日 21:41