活字中毒者としてはこの垂れ流しがレモン代わりなのよw
続けて回復系と行きたいところだけど閑話休題
ラスボスの動機の作り方ということなので振り返ってみました
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結構ラスボスやそれに類する役をやったような気が下のですけどねい
振り返ってみるとラスボスとしてキャラ設計をしたことって余りないですね
しかしそれは逆にいえばどんなキャラでもラスボスに成り得るともいえるのではないでしょうか?
例えば、
お金が欲しい!
親?あんなところにモンスターに襲われて困っている村がある!
○モンスター退治してお礼をもらおう!→主人公側
○モンスター使って村人皆殺しにして、死体はモンスターに、金が俺が!→敵側
と、目的は同じでも手段が間違っていれば立場もガラリと変えられる、ということで。
ラスボスはそれをエスカレートさせていけばいいのですよ。
昔、平凡なサラリーマンが銃を拾ったことによってバイオレンスな人生に突入しちゃったって映画がありましてね
題名とかさっぱり覚えていないですけど
マクドナルドで見本とはかけ離れたハンバーガーでてきて、普段ならむかつきながらハンバーガーにかじりつくだけだった
でもバイオレンスな人生になったサラリーマンは銃を乱射し店員に突きつけ、見本通りにつくりなおさせた、と
ん?あまり関係ない、かな?
まあ、私はキャラ設定のときにキャラの目的を与えるのですね。
それを増幅させる。
周囲に迷惑掛ける方向で。
話が複雑になるので一概にオススメもできませんが、妨害する主人公たちとの因縁もつけてみるといいかもしれません。
そうすることにより、妨害される理由がより際立ちますのでね。
正直目的はなんでもいいのですよ。
岩の能力の話の時にちょっと出しましたが、昔死んだ娘を生き返らせるためでもいい
ただその結果、あの世との境が壊れて世の中めちゃくちゃになってしまうという迷惑な付随物がついてくる
ただその為には、死んだ娘と同じ歳くらいの女の子を生贄にしなければいけない
ラスボスにとっては娘が生き返りさえすれば、世界がスリラーな世界になろうと、叔父様と慕う可愛い女の子が無残に死のうがノープロブレム!
でも周囲はそうはいかない
だから止めようとし、そこに戦いが生まれる、といった寸法で。
逆に目的が世界征服であったとしても
「私が世界を治めれば各国の利害関係をこのように調整し、生産量も増え、モンスターを一掃し……」
と全世界が納得できる案を提示さえできてしまえば戦いは起こらない
結局のところ、戦う理由は
「おれのやりたいことやらせろおおおおお!!それ以外知ったことかああ!!」
ということなのですね。
で、まあエゴなわけですが、ラスボスにはこういったた揺るぎない強力なエゴが必要だと考えます。
何故ならば、ラスボスはブレてはいけないから。
ちょっと視点を変えてみますと主人公側はスタート地点からゴールに突き進む立場です。
変わってラスボスはその名の通り、ラストに鎮座する立場であり、ゴールそのものです。
主人公が我がどういった経路をたどりゴールにたどり着いても構いませんが、ゴール地点が彷徨いては話全体がぶれて締りがなくなります
それにまあ、大変な役柄ですしね。
動機ぐらい超個人的でいいのですよ。
そんなわけでラスボスはどんなキャラであってもなりうるし、それにふさわしい能力を連想ゲームでつけていけば良いのです。
ただひとつ注意を
ラスボスはあくまで倒されるべき敵だと言う事を忘れないこと。
倒した側に爽快感を与え、物語を締めくくるためにすること。
それは謎や伏線の解説をし、華々しく散ることです。
倒された「よっしゃざまあみろおおお!!」と言われるくらいがいいと思います。
ラスボスのキャラを練り込みすぎたり高潔にしちゃったりすると倒した側の爽快感がなくなってしまうという事態に陥ることもあります。
また、殺すのが惜しいなんてなってしまうともうダメダメです
愛着を持つのは大いに結構ですが固執してはいけないです。
サスペンスでも崖まで来ていて自白もなしに逮捕されるでは拍子抜け。
それどころかがけまでこずに高飛びしていた、では締りがありません。
TRPに勝負はなく、如何に話を盛り上げられるか。
主人公、敵、ラスボスというのはたんに役割の違いでしかない。
ラスボスは恐れられ、憎まれ、そして散ることが役割なのです。
派手な花火を上げて消える事に喜びを見出すといいと思います。
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