必要技能

必要技能解説


特定の能力を持つパイロットにのみに使用可能であったり、特定の状況下でのみ使用可能な武器、アビリティ、特殊能力、アイテム等を再現するために用意されている機能が必要技能です。必要技能は各種のデータに必要技能を満たすための条件(パイロット用特殊能力等)を括弧「()」で囲んで記述することで設定します。(後述する必要条件の場合には「<>」で囲んで記述する)

必要技能を適用可能なデータ


必要技能は下記のデータに設定可能です。

(1)武器
書式武器名, ……, 武器属性 (必要技能)
武器データの末尾に必要技能を指定することで、必要技能が満たされた場合にのみその武器を使用出来るようにします。
必要技能が満たされていない武器は使用できないだけでなく、ステータスウィンドウや武器一覧に表示されません。(表示させたい場合は後述する必要条件を使う)
例 念動斬り, 1350, 1, 1, +19, -, -, -, AAAA, +5, 武 (念力Lv3)

(2)アビリティ
書式アビリティ名, ……, アビリティ属性 (必要技能)
アビリティデータの末尾に必要技能を指定することで、必要技能が満たされた場合にのみそのアビリティを使用出来るようにします。
必要技能が満たされていないアビリティは使用できないだけでなく、ステータスウィンドウやアビリティ一覧に表示されません。(表示させたい場合は後述する必要条件を使う)
例 癒しの光, 回復Lv3, 1, -, 30, -, - (術Lv3)

(3)ユニット用特殊能力(アイテム用特殊能力)
書式特殊能力名=…… (必要技能)
ユニット用特殊能力(アイテム用特殊能力)の末尾に必要技能を指定することで、必要技能が満たされた場合にのみその特殊能力が発動するようにします。
必要技能が満たされていない特殊能力は効果を発揮しないだけでなく、ステータスウィンドウや特殊能力一覧に表示されません。(表示させたい場合は後述する必要条件を使う)
例 バリアLv2=念動バリア 全 10 (念力Lv3)

(4)ユニットの形態
書式必要技能=必要技能
ユニット用特殊能力「必要技能」(または「不必要技能」)を使ってユニットの形態に必要技能を設定することで、その形態が必要技能が満たされた場合にのみ使用できるようにします。
インターミッションでの乗り換えの際には必要技能で指定された特殊能力を持つパイロットしかユニットに乗ることが出来なくなります。また、特定の形態にのみ必要技能を設定することで必要技能を満たしていない形態への変形、換装、ハイパーモード、パーツ分離、合体、分離を禁止し、特定の特殊能力を持つパイロットのみが利用できる特殊形態を作ることが出来ます。
必要技能が満たされていないユニットを出撃させた場合、正しく動作しないことがあるので注意して下さい。
例 必要技能=念力Lv3

(5)アイテム
書式必要技能=必要技能
アイテム用特殊能力「必要技能」(または「不必要技能」)を使ってアイテムに必要技能を設定し、必要技能が満たされた場合にのみアイテムを装備・使用できるようにします。
必要技能が設定されたアイテムは、インターミッションでのアイテム交換の際に指定された特殊能力を持つパイロットが乗るユニットにしか装備出来なくなります。
また、既にアイテムを装備していたとしても必要技能が満たされない場合はアイテムの効力が一切発揮されません。
例 必要技能=術Lv3

パイロット用特殊能力による条件指定


多くの場合、必要技能の条件にはパイロット用特殊能力を指定します。特殊能力の必要レベルを指定するときには「Lv半角数字」と表記します。なお、メインパイロットではなく、サブパイロットやサポートパイロットがその特殊能力を持っていても必要技能の条件は満たされます。ただしオーラと超能力はユニットに乗っている全員のパイロットの特殊能力レベルが加算されてレベルが算出された上で必要レベルの判定が行われます。これらの特殊能力についての詳細はパイロット用特殊能力のページを参照して下さい。
例 メテオ, 2800, 1, 5, +20, -, 100, -, AAAA, +10, M投L1 (術Lv3)

必要技能はパイロット用特殊能力の本来の名称を指定した場合と、特殊能力の別名を指定した場合とで動作が異なります。

・本来の名称を指定した場合
パイロットがその能力を持っていれば必要技能が満たされます。パイロットの持つ特殊能力に別名が付けられていても影響はありません。

・別名を指定した場合
パイロットが同じ別名を持つ特殊能力を持っている場合にのみ必要技能が満たされます。

必要技能が「(術Lv3)」の場合、「術Lv3」を持つパイロットと「術Lv3=魔法」を持つパイロットのいずれがユニットに乗っていたとしても必要技能は満たされます。
しかし必要技能が「(魔法Lv3)」の場合は「術Lv3=魔法」を持つパイロットがユニットに乗っている際は必要技能が満たされますが、「術Lv3」を持つパイロットや「術Lv3=呪術」を持つパイロットがユニットに乗っていても必要技能は満たされません。

その他の条件指定


必要技能の条件としてパイロット用特殊能力以外にも以下のものを指定することができます。

パイロット名称
指定した名称のパイロットもしくはサポートが乗っている場合に条件が満たされます。
ただし、ユニットの規定パイロット数が括弧付きの場合はメインパイロットが指定したパイロットである時にのみ有効です。
(アリス=リリアン)

パイロット愛称
指定した愛称のパイロットもしくはサポートが乗っている場合に条件が満たされます。
ただし、ユニットの規定パイロット数が括弧付きの場合はメインパイロットが指定したパイロットである時にのみ有効です。
(アリス)

パイロット性別
指定した性別のパイロットもしくはサポートが乗っている場合に条件が満たされます。
ただし、ユニットの規定パイロット数が括弧付きの場合はメインパイロットが指定した性別である時にのみ有効です。
(女性)

レベル
メインパイロットのレベルが指定した値以上である場合に条件が満たされます。
(レベルLv99)

格闘
メインパイロットの格闘攻撃力が指定した値以上である場合に条件が満たされます。
(格闘Lv200)

射撃
メインパイロットの射撃攻撃力が指定した値以上であり、なおかつメインパイロットが術能力及び魔力所有能力を持っておらず、Optionコマンドで「魔力使用」オプションが指定されていない場合に条件が満たされます。

魔力
メインパイロットの射撃攻撃力が指定した値以上であり、なおかつメインパイロットが術能力もしくは魔力所有能力を持っているか、Optionコマンドで「魔力使用」オプションが指定されていた場合に条件が満たされます。

命中
メインパイロットの命中が指定した値以上である場合に条件が満たされます。

回避
メインパイロットの回避が指定した値以上である場合に条件が満たされます。

技量
メインパイロットの技量が指定した値以上である場合に条件が満たされます。

反応
メインパイロットの反応が指定した値以上である場合に条件が満たされます。

格闘初期値
メインパイロットの格闘初期値(パイロットデータに記載された格闘攻撃力)が指定した値以上である場合に使用可能になります。
(パイロット用特殊能力「格闘UP」等による修正は加算されます)

射撃初期値
メインパイロットの射撃初期値(パイロットデータに記載された射撃攻撃力)が指定した値以上であり、なおかつメインパイロットが術能力及び魔力所有能力を持っておらず、Optionコマンドで「魔力使用」オプションが指定されていない場合に条件が満たされます。
(パイロット用特殊能力「射撃UP」等による修正は加算されます)

魔力初期値
メインパイロットの射撃初期値(パイロットデータに記載された射撃攻撃力)が指定した値以上であり、なおかつメインパイロットが術能力もしくは魔力所有能力を持っているか、Optionコマンドで「魔力使用」オプションが指定されていた場合に条件が満たされます。
(パイロット用特殊能力「射撃UP」等による修正は加算されます)

命中初期値
メインパイロットの命中初期値(パイロットデータに記載された命中値)が指定した値以上である場合に使用可能になります。
(パイロット用特殊能力「命中UP」等による修正は加算されます)

回避初期値
メインパイロットの回避初期値(パイロットデータに記載された回避値)が指定した値以上である場合に使用可能になります。
(パイロット用特殊能力「回避UP」等による修正は加算されます)

技量初期値
メインパイロットの技量初期値(パイロットデータに記載された技量値)が指定した値以上である場合に使用可能になります。
(パイロット用特殊能力「技量UP」等による修正は加算されます)

反応初期値
メインパイロットの反応初期値(パイロットデータに記載された反応値)が指定した値以上である場合に使用可能になります。
(パイロット用特殊能力「反応UP」等による修正は加算されます)

気力
メインパイロットの気力が 100+必要レベル×10 以上である場合に使用可能になります。
例 気力130以上の場合は(気力Lv3)

ユニット名称
ユニットの名称が指定された名称である場合に条件が満たされます。

ユニット愛称
ユニットの愛称が指定された愛称である場合に条件が満たされます。

ユニットクラス
ユニットのクラスが指定されたクラスである場合に条件が満たされます。
判定の際に専用指定や人間ユニット指定の括弧は無視されます。

ランク
ユニットのユニットランクが指定された値以上である場合に条件が満たされます。
(ランクLv10)

瀕死
ユニットのHPが最大HPの1/4以下である場合に条件が満たされます。
(瀕死)

HP
ユニットのHPが最大HPの 必要レベル×10% 以上である場合に条件が満たされます。
(HPLv10)

EN
ユニットのENが最大ENの 必要レベル×10% 以上である場合に条件が満たされます。
(ENLv5)

ユニット位置
ユニットが指定された位置にいる場合に条件が満たされます。位置には「地上」「空中」「水中」「宇宙」のいずれかを指定して下さい。
(水中)

@地形名称
ユニットが指定された地形にいる場合に条件が満たされます。地形は名称で指定して下さい(マップデータに一覧があります)。
(@林)

アイテム装備
ユニットが指定されたアイテムを装備している場合に条件が満たされます。アイテムは名称、クラスのいずれかで指定して下さい。クラスを使って指定する場合、専用指定は無視されます。
(賢者の石装備)
例2 (槍装備)

ユニット*マス以内
ユニットが指定されたユニットの*マス以内にいる場合に条件が満たされます。ただし、指定されたユニットはユニットに対して味方であり、なおかつ行動可能である必要があります。
ユニットはユニットの名称、メインパイロットの名称、「母艦」のいずれかで指定して下さい。「母艦」と指定した場合は母艦能力を持つユニット全てが対象になります。ユニットまでの距離は1から9までの数値で指定してください。
この必要技能はインターミッション中は常に満たされているとみなされます。
(母艦3マス以内)

ユニット隣接
ユニットが指定されたユニットと隣接している場合に条件が満たされます。ただし、指定されたユニットはユニットに対して味方であり、なおかつ行動可能である必要があります。
この必要技能はインターミッション中は常に満たされているとみなされます。
(バスターキャノンキャリアー隣接)

特殊状態名状態
ユニットが指定された特殊状態にある場合に条件が満たされます。指定可能な特殊状態についてはSetStatusコマンドの解説を参照してください。
(毒状態)

高度な条件指定


必要技能には複数の条件を指定することが可能です。括弧「()」内に条件を半角スペース「 」で区切って並べてください。並べる条件の数に制限はありません。『並べた条件が全て満たされた場合』にのみ必要技能が満たされたと見なされます。
(切り払いLv3 レベルLv30)

複数の条件を指定し、『いずれかの条件が一つでも満たされされた場合』に必要技能が満たされたと見なすようにするには条件の間を「 or 」で区切ります。
(剣装備 or 魔剣装備)

この2つを併用することも可能です。下の例ではユニットが「剣」もしくは「魔剣」のクラスに属するアイテムを装備しており、なおかつメインパイロットのレベルが30以上である場合に必要条件が満たされます。
(剣装備 or 魔剣装備 レベルLv30)

指定した条件が満たされないことを条件にする場合は条件の前に「!」をつけて下さい。
(!瀕死)

必要技能の対象をそのユニット自身ではなく、そのユニットを召喚したユニットに設定することが可能です。この場合、必要条件の前に「*」をつけて下さい。
(*アリス=リリアン)

必要技能をインターミッションのステータスコマンド実行中に無条件で満たされていると判定させることが出来ます。この場合、必要条件の前に「+」をつけて下さい。
(+アリス=リリアン)

「!」「*」「+」をそれぞれ併用する場合は「+*!」の順で指定して下さい。

必要条件


武器、アビリティ、ユニット用特殊能力に必要技能を指定した場合、条件が満たされない時はその武器、アビリティ、ユニット用特殊能力が使用できなくなると同時にステータスウィンドウ等に一切表示されなくなります。しかし、条件が満たされない場合に使用不可にはしたいが、画面には表示しておきたいということがあります。

このような場合は必要条件を用います。必要条件は必要技能の場合とは異なり、条件を「<>」で囲んで記述します。必要条件には上で述べた必要技能で指定できる条件全てを指定可能です。

例1 ドリルアタック, 1350, 1, 1, +19, -, -, -, AAAA, +5, 武 <母艦3マス以内>
例2 森林浴, 回復Lv3, 1, -, 30, -, - <@森 or @林>
例3 バリアLv3=瀕死バリア 全 0 <瀕死>

必要条件は武器、アビリティ、ユニット用特殊能力にのみ使うことが出来ます。

必要条件は必要技能と同時に指定することが出来ます。必要条件、必要技能の順に指定してください。

森のカーニバル, 回復Lv3, 3, -, 60, 120, M全 <@森 or @林> (術Lv4)

条件設定の注意


必要技能(必要条件)をユニット用特殊能力に設定する場合、そのユニット用特殊能力が効果を発揮しないと必要技能(必要条件)の条件が満たされないような指定をすると、必要技能(必要条件)は正しく動作することが保障されません。

例えば気力上限能力を付加するパイロット能力付加能力に対してメインパイロットの気力を条件とする必要技能(必要条件)を設定した場合、そのパイロット能力付加能力は正しく動作しません。

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最終更新:2009年04月21日 22:22
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