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フェイト・T・ハラオウン(A's)(墓) - (2010/03/24 (水) 10:28:15) のソース
**フェイト・T・ハラオウン(A's) #AA{{ 〟イ/ / / \ ヽ \ イ´ / / / \ 、 \ / / | / \ l \ \ / l | .| l ヽ \ / .| 从| | 、 ヽ / | ゝ| .| | | / .| ミ | | | ∧ | | | | . | | / .| | / | | | | | | | | ヽ| | .| | ト .∧ | | .| | | .| | | | | | | .| |--- ∧─.ト | | .| | ,∧─┤|--、 | | .| |.∧| |レイ |.| | | | | .| |ハ | .| ハノ| ./ .| | / .| .| |∧____|_ゝ_|___|__|ニニV .| Vニ_|ニト┴| / /.Vヽ | iゝ | |ハ | 〃"丁  ̄ ̄丁ヾ / ̄广 ̄\ミ、| / .| ∧ | i ヽ| ゝヽ |<< |`′ <ニ |` zゝ /ノλ ./ .| | .| | i | | ヽ人 ハ ヽニ≦ニ≧‐" └ニニ ∠ /.| ./ ./ | | | i .| | \ハ::::::::::::::::::: ::::::::::::::::: / |/ ハ | | | i | | Υゝ::::::::::::::: l :::::::::::::::./ || ゝ | V i .| | | | \ _____ /| | | | ∧.| / | | | レ' | ゝ、 ゝ ノ イ | | .| .| V / | __ | .| | .V ` 、 イ、____ | | | | V レ'´ .| | | V ___ ニニ / `゙ | | | | V r'く \ | | .| V'"´___ニニ___ヽ/ .| | | ト、 ハ V . / \ \\ | | .| V;;;;"""""";;;/ .| | .| | ヽ ハ \ | --、 \ \\ | | V / | | |/ / | ハ \ | \ \ \ | | V / | | | / | ハ \ | \ \ .| | V / .| | | / | ハ }} 出典:魔法少女リリカルなのはA's 死亡時期:1日目・夕方 殺害者:キャロ・ル・ルシエ 最期の言葉:「最期に……会え、て……」 【ロワ内での活躍】 死んだはずのプレシアとの出会いは、幼いフェイトの心を大きく動揺させた。 殺し合いを止めなければならないことは分かっている。しかし、自分は本当にそれを止めようとしているのか。 自らの本心さえも曖昧なまま、とりあえずはなのは達との合流を目指すことにする。 そんなフェイトの元へと現れたのは、憧れの十代を守るため、殺し合いに乗らんとするレイだった。 無差別に人殺しをするわけじゃない。しかし、殺し合いに乗った人間を殺さずに放っておくことなどできない。 そんな彼女とは到底相容れるわけもなく、出会ってしばらくした後に決裂。 レイの道を阻もうとするも、デュエルモンスターズカードの不意打ちを受け、結果逃走を許してしまう。 追いかけようとするフェイトだったが、その前には新たに新庄が立ちふさがった。 彼女は殺し合いに乗っている、とレイに吹き込まれた新庄は、フェイトを止めようとする。 しかし彼女の名前を聞くと思いとどまり、そのまま行動を共にすることになった。 ひとまず2人は、新庄のデバイスであるストームレイダーの進言に従い、ヘリコプターのある機動六課へと移動。 性別が変わるという新庄の体質に伴った、ちょっとしたトラブルこそあったものの、 それ以外は概ね順調に、互いの情報を交換し合った。 だが、迎えた第一回目の放送が、フェイトの運命を大きく変えることになる。 高町なのはが死んだのだ。 クロノやシグナムらと共に、彼女の最も大切な存在が、命を落としてしまったというのだ。 ショックで気を失ったフェイトは、彼女が枕元に立つ夢を見る。 夢から覚め、喪失の重みを再認識した彼女は、1人絶望と悲嘆に暮れた。 そしてその重みに耐え切れず、彼女は自らの行動方針を180度転換。 それまで殺し合いに消極的であったはずの彼女が、遂に殺し合いに乗ってしまったのだ。 新庄の調べていたヘリを狙撃し、ガソリンを撒いた六課隊舎へと放火。 燃え盛る炎に照らされながら、フェイトはハラオウンの姓を捨て、かつてと同じプレシアの人形となる道を選択する。 殺し合いに望む願いは、全てを最初からやり直すこと。 自らが優勝し、願いを叶える権利を手にすることで、全ての人間を生き返らせることを決めたのだ。 創造のための破壊――決意を新たにしたフェイトは、持っていたパピヨンマスクを被り素顔を隠すことで、 僅かばかりの未練を振り払うと、デパートへとその足を進めた。 そこで出会った殺すべき敵は、つかさと、レイの尋ね人・十代。 十代の説得にも耳を貸すことなく、引き金を引こうとするフェイト。 しかしその時、異変が起きた。 つかさの手にしていたカードから、巨大な竜が姿を現したのだ。 その名も、ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン。 圧倒的な力を持つ竜王が、そのパワーに怯んだフェイトへと襲い掛かる。 攻撃を回避し応戦するも、使い慣れたバルディッシュが使えない状況では、傷一つ負わせることもできない。 もう駄目か。こいつには勝てないのか。 いいや、違う。ここで負けるわけにはいかないんだ。誰よりも強いなのはの遺志を背負った自分に、敗北することは許されないんだ。 決意を強固に固めたフェイトは、怒濤の猛攻へと転ずる。 本来なら10年後に身に着けているはずの技・トライデントスマッシャーをも会得し、敢然とブルーアイズへと立ち向かった。 結果的には敗北したものの、何とか一命を取り留めたフェイトは、川を流れて海岸へと漂着する。 意識を取り戻した彼女の目に映ったのは、巨大戦艦・聖王のゆりかごだった。 艦内へと入ったフェイトだったが、そこへ今度はキャロが現れる。 やはり自分を知っているらしい少女を、フェイトは殺そうとするのだが、意外にも相手は協力を申し出た。 管理局の人間であるというキャロは、彼女も大切な人間を喪い、生き返らせようとしているのだという。 相手が敵ではないと判断したフェイトは、彼女の手を取り情報交換を開始。 しかしそこへ流れてきた放送は、またも彼女の運命を翻弄する。 この場にいるもう1人のフェイトが、死亡した人間としてその名を呼ばれてしまったのだ。 当然訝しがるキャロ。フェイトは、あれは恐らく自分のクローンだ、と自らの仮説を口にする。 同時にもう1人のなのはやはやても、オリジナルから生み出されたクローンだろうと。 今生きている方のなのはもクローンだ、クローンでなければ困るのだ、と。 だが彼女が導き出した結論が、結果としてキャロの逆鱗に触れることになった。 憎悪と狂気を浮かべるキャロに、フェイトは容赦なく片腕を斬り落とされてしまう。 痛みと恐怖に震えるフェイトは、キャロの前から成す術もなく逃亡。 クローンだからって命を否定するフェイトなど、本物のフェイトであるはずがない。 胸に突き刺さるキャロの言葉が、彼女を失意の底へと叩き落とす。 自分はフェイト・T・ハラオウンどころか、もはやフェイト・テスタロッサですらなかった。 存在全てを否定され、大切な人も喪った自分に、生きる理由などありはしない。 それでも死ぬことは怖かった。故にフェイトはどうすることもできず、ひたすらにゆりかごの中をさまよい続けた。 その時彼女が目にしたのは、遅れてゆりかごへとやって来たルーテシア。 ルーテシアとキャロが交戦するようであれば、あのキャロも隙を突いて殺せるかもしれない。 彼女を追跡したフェイトは、その目論見通りにキャロを抹殺。 しかしそこで体力の限界を迎えてしまった。自らの死期を悟ったフェイトは、最期の力を振り絞り、玉座に座る少女の元へと歩み寄る。 ヴィヴィオ。キャロから教えられた、機動六課で保護されている少女。 恐らくはもう1人のなのはやフェイトと、強い絆で結ばれていた少女。 自らの死を悲しむヴィヴィオへと、彼女は己の罪を懺悔する。 そしてそれでも嫌わないでほしい、と、最後にわがままを付け足した。 涙を流し嘆くヴィヴィオは、それでもフェイトを嫌わなかった。 穏やかな喜びを感じたフェイトは、異世界の娘に看取られながら、静かに息を引き取った。 きっと彼女は、満足することができたのだろう。 確かな存在価値など持っていなかった自分が、最期にフェイト・T・ハラオウンという存在として認められたのだから。 **追悼コメント #comment()