「あたし、今ごろになってやっと見つけたよ、自分の夢……」
「大丈夫ですか!?」
「どうして、あたし……」
夢に破れた少女が流れ着いた異世界
「魔法、か……」
「なら、やりたいことが見つかるまで管理局の仕事手伝ってみる、ってのはどうや?」
「利奈ちゃんの合流は何時頃になるんやったっけ?」
「ちゃんと明日には間に合わせるって連絡があったよ」
新しい仲間と居場所を手に入れた虫憑きの少女
「亡くなった兄が目指してたんです、執務官になるのを」
「誰の夢もきっとどこかで繋がっているのよ、きっと」
「利奈、そっちはどうだ?」
『こっちもさっき終わらせたところよ。やっぱり、あたしと“七星”はこいつらと相性がいいみたい』
平穏の影で暗躍する者たち
『アギトと例の彼はどうしたんだい?』
「一緒に別行動」
いくつもの思惑を絡ませながら運命は加速し始める
「お前ら、下がれ!!」
「新手!?」
ナンバーズと共に現れた、もう一人の虫憑き“かっこう”
「薬、屋……?」
「……利奈か」
「いいのか、“かっこう”」
「……俺は、アイツに恨まれるようなことしかできない」
再びぶつかり合う二人の虫憑き
「今さらお前と話すことはない。どうしても喋らせたいなら力尽くでやってみな。できたら、の話だけどな」
「……“七星”っ!!」
「……家族、か」
「どうかしたッスか、“かっこう”さん?」
微笑むことで、少女たちは運命を受け入れるのか?
「最初は一番憎んだ敵で、次は初めて好きになった男の子だった。最期はどうだったかな……?」
「利奈ちゃんはどうしたいの?」
「話しても意味なんかないもの……」
「ルーちゃん!」
それとも、戦い続けることで運命に抗うのか?
「ギン姉……!」
「もうすこしだけあたしの夢に付き合ってね、“七星”」
なのはStS×ムシウタ ―夢願う星たち―
それは、少女たちが新たに紡ぐ、最高で最悪のマジカル・ストーリー!
「私、なんで予告編に出てないのかな?」
最終更新:2007年11月25日 21:08