第3次バクテリアン戦役において、
バクテリアン星団の中枢を破壊、
その殲滅に成功したグラディウス星は
侵略の脅威から開放された
それから数百周期・・・・・・。永き平和の中で、飛躍的な発展と
進歩を遂げた文明によりかつてないほどの繁栄のときを
迎えていたグラディウスだったが、
悪夢はまったく突然にふたたび彼らの前に現れた・・・・・・。
戦役以前から「闇の宙域」として恐れられ、
近づくことを禁じられていた暗黒星雲に向かった探査船が
消息を絶ったのを皮切りに、付近の植民惑星やコロニーが
次々と正体不明の何者かの攻撃によって
壊滅させられていったのである。
永い平和の中で戦いを忘れつつあったグラディウス軍は、
各所で敗走につぐ敗走を重ね、正体不明の敵の攻撃は
ついにグラディウス本星をもその魔手に捕らえようとしていた。
この報は時空管理局の耳に入り、直ちに艦隊を派遣したが
敵の進行速度は予想以上で、艦隊の到着を待っている事は出来ず、
魔導師部隊を展開するには遅すぎたのである・・・
ここにいたり、グラディウス軍司令部と時空管理局は最後の賭けに出た。
敵の発生源であり侵略拠点でもある暗黒星雲中心部に対して、
最新鋭時空戦闘機のシステムを搭載した、時空管理局魔導師四名による奇襲作戦を発動したのである。
グラディウス星の命運を担い、
四つの翼が今、銀河の深淵に向けて飛び立った。
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ビックキャリバー
ロードミラージュ
ドラゴンナイト
フリードリヒβ
ビックキャリバー
グラディウス宇宙軍が開発した最初の超時空戦闘機にして、
軍の主力を担う名機中の名機、ビックバイパーのシステムをマッハキャリバー(スバル・ナカジマ)に搭載した。
長大な運用時間、柔軟な運動性、強力な火力を兼ね揃えたその優れた設計思想は、
第一次バクテリアン戦役以来数百年に渡って受け継がれた、そのシステムを受け入れた
マッハキャリバーである。なお今回の機体は11代目にあたる。
ロードミラージュ
第一次バクテリアン戦役の後、グラディウスと同盟国であるラティスは
バクテリアンの精鋭部隊ゼロスフォースの襲撃を受け窮地に陥ったが
ラティス王家第一王子ブリティッシュはこの試作機で単身惑星を脱出し
後にグラディウス本星の援助を受けラティス奪回を果たした。
その王子の勇敢さを称えてその名を冠された機体のシステムをクロスミラージュに搭載
広範囲、また多様な攻撃手段を持つこの機体のシステムは
ティアナ・ランスターの戦術スタイルにとても良く馴染んだ。
ドラゴンナイト
第三次バクテリアン戦役末期、ビックバイパーを支援する機
体としてファルシオンβと同時に開発が進められていた拠点攻撃用超時空戦闘機。
戦役終結と同時に予算が縮小され基本設計段階で開発計画は中止の憂き目にあっていたが、
今回の緊急事態発生とともに急ピッチで開発再開されたのだが、試作機のフレームが完成せず
最悪の事態となる所を、システム部分をストラーダが抽出し、運用する事となった。
元は拠点攻撃用の設計だがエリオ・モンディアルの意思により
速度を生かした支援及び他機体の援護重視である。
フリードリヒβ
ジェイドナイト同様、ビックバイパーの支援を目的として開発された制空戦闘機。
新型の火器管制システムと広い射界を持つ新型レールガンを搭載し、移動目標との接近戦に主眼を置いた
機体としていったんは完成をみたものの、今回の作戦に投入されるにあたって、遠距離目標への攻撃力の増強が行われ、
偶然にもその強化は召喚師キャロ・ル・ルシエ操るフリードリヒとマッチした。
しかし、フリードリヒそのものを改造するわけにはいかず。
ケリュケイオンがシステムを抽出し、その強化をフリードリヒに投影するという変わった運用方法になった。
機体名に後ろに付けられた記号は初期型(α)と改良型(β)との区別を表すバージョン記号である。
最終更新:2008年01月10日 20:37