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第97管理外世界、本来なら魔法ではなくただ科学のみ発展したと言われ、大して見向きもされない世界―――――
しかしそれは違った97管理外世界には魔術と…もう一つの世界を内包していた。
プロローグその1
3対1は卑怯だと思うぜ
チート姫VS冥王、スッパフェイト、セクハラ大王
―――アースラCIC
次元航行艦アースラでは皆モニターに映る光景に釘付けになっていた。
「なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃんの三人のACEと互角以上に渡り合っている…」
アースラのCIC要員は驚いた声を出す、モニターに映る光景では管理局内では知られている3名の少女が1名の女性と渡り会っているのだ。
「めがっさすごいな」
「だからエイミィ、違うキャラだって」
「にょろ~ん、クロノが呆気なく叩き伏せられたのもめがっさ納得出来るね」
「ふ、古傷をえぐるなぁ!」
エイミィと下らないやり取りをしながらもクロノはモニターを凝視すると共に呟く。
(しかし、何であの三人と渡り合える存在が管理外世界に、そして無視されて来たんだ?)
まぁ確かにクロノの疑問も確かだ、だって管理局の数少ないSランク1名、AAAランク2名の計3名相手に互角に渡り合える(しかもその本人が苦手な非殺傷設定で)
上に、あの時、ジュエルシードを取り込み復活したプログラムを一撃で吹き飛ばした事も記憶に新しい、そういった面でその存在に対して警戒心抱くが、
ある意味ほっとしたかもしれない、その存在のおかげでジュエルシード2個確保出来たし、勝手な理由で拉致することも何時の間にかうやむやになったから…
(何でも三提督から上層部に猛烈な圧力がかかったとか何とか)でも…
「欲しいなぁ」
クロノは呟く。
「あら?クロノ、エイミィがいるのに浮気?仕方ないよね、私から見てもすごい美人だし」
からかうように彼の母親であるリンディが悪戯ぽい笑みを浮かべる。当然の如く顔真っ赤にして否定するクロノ。
「た、確かに彼女がすごい美人っていうのは僕だって認めるよ、だけどあれだけの能力を持っているのなら…」
「ええ、貴方の言う通り、あれほどの力を持った者が管理局の入れば嬉しいけどそれはあくまで個人意思。無理やり強制は無理でしょ」
「ああ…」
「あ、プラズマザンバーを素手でへし折った」
「「「「嘘ん!!」」」」
「「「「すげぇぇぇぇぇ!!!」」」」
―――海鳴市 桜台公園 結界外
「すごいな…おい」
ヴィータは結果内で起きている光景を見て、アースラの要員が言ったこととほとんど似たような事を言っていた。
「まさかユニゾンした我が主、高町、テスタロッサの三人と互角に渡り合えるとはな」
シグナムも似たような事を言っていた、まぁ目の前で起きている光景は本当に異様だった、
はやてが放つブラッディダガーや高町が放つアクセルシューターやテスタロッサが放つプラズマランサーを
驚異的なスピードで避けたり、或いは素手で叩き落したり、ソニックフォームになったフェイトの動きを見切り、
プラズマザンバーを素手でいなすだけでなく、頃合を見計らって反撃を行う…あの3人、今のヴォルケンリッター4人でもしあの3名と戦ったら…
「防戦一方だな」
シグナムは呟く、今の3人はあの時以上に成長しているのに、それと互角以上に渡り合える存在がこの管理外世界にいたとはな…
いや管理局に気付かれないように誰にも知られず裏で静かに発展していったからこそああいうのがいたのか。シグナムはそう思った、思えば―――
「闇のプログラム復活しちゃったから急いで戻って来て」
と言うエイミィの通信に大慌てで本局から海鳴にやって来た時に見た光景はそんな物はなく(何でもあの存在に呆気なく消滅させられていた)ただ静かな光景が広がっていた、
その存在は負傷したなのはを家に届けており、自宅に戻るとはやてと一緒に普通の猫と思えない魔力を持った黒猫がおり(自分どころかシャマルさえ懐かなかったが)、
その猫があの存在が飼っているとかなんとかで今は引き取っているとかなんとかかんと(ry)、そんな考えをしながら傍らで大汗をかきながら結界の維持に努めている戦友と、管理局職員に言う。
「シャマル、ユーノ大丈夫か?」
「な、何とか」
「ぼ、僕もです」
二人とも大丈夫と言うが、正直かなりキツイ状況に陥っていた、3人とも結界オール無視してバカスカ魔法をぶっ放しているのだ。
だがそれもその存在によって避けられたり、はじき飛ばされたり、そして自分でさえ切り結ぶのがやっとと言えるプラズマザンバーを
素手で掴んだ挙句へし折ったりしているのだ。バトルジャンキーでもある自分も乱入してみたいが、今は主の頼みもあり見守る役目をしている。
「アルクェイド・ブリュンスタッドか…」
闇の管理プログラムに劣らないスタイルと顔つきを持っているのにも関わらず、その笑顔はまるで子供みたいな人(本人は吸血鬼とか言っているが、日光浴びても平気という時点で嘘だろ)
「あ、ディバインバスターかきけしやがった」
ヴィータが驚いたように言う。
「とんでもない奴だな」
いや本当にそう思う。シグナムやヴォルケンリッター一同である。
―――結界内(BGMはメルティブラッド:夜の草原(青子ステージ)で)
「そ、そんな!プラズマザンバーをヘシ折られた!!」
フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは叫ぶ、なのはとはやてが攻撃を放ちながら相手の隙を向かわせながら最高速のスピードで背後に回り必殺の一撃を見舞う
…そういった作戦なのだがその存在は攻撃を避け、さらに高速で背後に回った自分が振り下ろしたプラズマザンバーを片手で受け止めた上にヘシ折られたのだ、
驚愕する、本当にこの人は一体何なのと…あの時本局(ry)「闇の(ry)」の連絡を(ry)、海鳴に戻ったら結局何もかもが終わっており、完全に集めきれなかった
ジュエルシード二個確保されていたのだ、そして翌日、大切な親友である高町なのはが嬉しそうに
「新しい友達が出来た」
と言って、紹介するからと待ち合わせ場所でなのはとすずかとアリサで待っていたら、そのなのはの新しい友達、最初見たら声を失った、
そう…自分と同じ金髪だがすんごい綺麗な一見モデルか女優と思える女性と同時に感じた彼女から感じ取れる半端ない魔力数値、一瞬警戒するけどその子供のような笑顔を
見てその警戒心は呆気なく薄れた、名前はアルクェイド・ブリュンスタッドとかと言う人だった
(なのはの話では彼女を見た忍さんが「ごめんなさい、私はまだ死にたくないんです!殺さないでぇ!」と凄い勢いで泣き叫んだとか)そして彼女が復活した闇の防衛プログラムを
一瞬で消滅させたとか言う話も聞かされた…ありえないと思ったけど彼女から感じられる力から納得できたような気がし、同時に自分とアルクェイドがどこか似た様な感じがした。
(二人とも作られた存在)そんなこんなである日の夜
「時空管理局の魔術師ね・・・じゃあ私と戦ってみない、3人がかりで?」
そう悪戯ぽそうな笑みを浮かべるアルクェイド、あっけらかんになる自分となのはとはやてだが
「うん、今度は負けないよ」
となのはが言い。
「フフフフフフ、最強少女3人衆舐めたら痛い目あうでぇ」
とはやてが言ったことにより、3VS1の戦いがなのはの修練所で行われる事になったのだ、勿論制約はあった。
1、高高度の飛行禁止、低空のみ可(だってアルクェイド飛べないもん)
2、殺傷設定禁止(クロノがアルクェイドに対して強く言っていた)
と言う2点だった、そして短期で終わると思われた戦いは未だに収まる気配はない、自分で足止めし、なのはがさらに動きを制約し、
はやての攻撃でケリをつけるある意味お決まり(?)な戦法で向かったが、アルクェイド自身の俊敏さ、そして対魔力防御が高かった事、
そして魔法使いとの戦いに慣れていた事がお決まりの戦術を潰されたのだ、ザンバーは足止めするなく避けられ、アクセルシューターは避けられるかもしくは叩き落され、
はやての唱える魔法は詠唱に時間がかかる上にアルクェイド自身も「こいつはやばい」と言わんばかりに猛攻を加えてくるので、今は付け焼刃程度の戦術で何とか互角に渡り合っているのだ。
一撃必殺を主軸にする三人にとって厄介な相手は・・・精々先代リインフォースだけだろうか・・・そう思いながらなのはとはやてから念話が入る。
「フェイトちゃん、大丈夫?」
「ええ、なんとか、ザンバーへし折られたけど再構築できた」
「やっぱりアルクェイドさん相手ではアクセルシューターやスターダストフォールやプラズマランサー
やブラッディダガーじゃ通用しない、やっぱり、フェイトちゃんあれ使おう」
「でもあれ、時間かかるよ」
「なら、うちが足止めしとくからそれまでにお願いするで」
「え?でもチェーンバインドはアルクェイドさんにほとんど通用しないんじゃ」
「ふん、リインの残した物には様々な拘束魔法が書き記されている、すぐ解かれるかもしれへんけどそれを上回る勢いでかけ続ければ」
「「うん、分かった」」
そして数秒の会議は終わり3人は自分達の役割を果たす為行動に出た。
「何のつもり?」
アルクェイドは呟いた、まず前衛であるフェイトちゃんが、後衛であるはやてちゃんと変わり、なのはと並列に並んだ事だ、バックを前衛に回しただと?
詠唱に時間のかかる魔術師(アルクェイド認識ではゼルレッチや蒼崎姉妹と比べると魔術師だから)をまぁいい、何にせよ目の前の障害を潰すだけだ、そしてアルクェイドは地を蹴ると八神はやてに向かって一気に距離を詰めた。
「かかった」
八神はやてはアルクェイドの行動が自分達の計画通りに進んだ事に満足した、だが油断は出来ない。
「リィン、魔法をすべて拘束系に移行、連続高速詠唱をやるで」
「はい…でも大丈夫ですか?」
「アルクェイドさんを倒すにはあれしかない、いくで」
「はいです~」
まずはやてはリィンの得意分野であるフリーレンフェッセルンでアルクェイドの動きを止める、しかし拘束力Bの凍結術を持ってもアルクェイドの動きを止めるのは数秒もかからない、
だが其の間のほんの時間でもアルクェイドを足止めする為の拘束魔法を放つ、全身をミイラのようにチェーン型の拘束魔法で縛りあげ、それを呆気なく千切られると、
アルクェイドの影にナイフを突き刺し動きを止めさす影縫いを行い、そのナイフが負荷に耐え切れず砕け散ると今度は、巨大な木を生やし、その枝や蔓で縛り上げる、だがそれも大木ごとへし折られる
…だが時間稼ぎは充分だった、最後の拘束術が決まったと同時に、なのはとフェイトは独自に編み出した合体攻撃の詠唱が完了した、だがはやては気を抜かず最後の拘束術から
抜け出せられないようにありったけの魔力を加える。
(しまった!)
八神はやての意図がわかった時、アルクェイドはまんまと罠に引っかかった事に気付いた、なのはとフェイトが詠唱した魔術、
それは自分たちの世界そして、あの世界でさえもほとんど行わない合体魔法(だって息合わないと無理だから)だった…
(一番の脅威である八神はやて自身を囮にするなんて…)
そして…
「アルクェイドさん!」
なのはが叫ぶ。
「受けてみてください!」
フェイトも叫ぶ。
「「N&F中距離殲滅コンビネーション!空間攻撃!
ブラストカラミティ!!!! 」」
「全力全開!」
「疾風迅雷!」
「「ブラストシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥト!!!」
(流石にあれ喰らったらやばい!)
アルクェイドは自分に向かう魔力の奔流に危機感を覚える、避けることは出来ない、この一撃にすべてをかけるつもりなのか八神はやてはありったけの魔力を
拘束術で動きを封じており動けない、だかあの回路の拘束は行われていない。
(三日月…まぁ新月で「れ~み~り~あ~う~」状態にならないのは良かったけど…打ち返すことは無理か・・・なら!)
アルクェイドの目が赤から金色に変わる、その瞳になのはとフェイトは一瞬悪寒を覚えた。
(目の色が変わった…そうだ、アルクェイドさんは確か!)
なのははあの光景を思い浮かべた、闇のプログラムを一撃で葬る前にアルクェイドの目が金色になった事、そしてブラストカラミティはアルクェイドを飲み込まず…
突然現れた空間の歪みによって上空に打ち上げられて…
―――結界外
突然起きた大爆発、なのはとフェイトがぶっ放した合体攻撃の魔法が何かによって真上に弾き飛ばされて、当然の如く結界が不可に耐え切れず爆散したのだ、
その煽りをもろに食らって結界を張っていたシャマルとユーノ・スクライアはあまりの負荷に耐え切れず気絶した。
―――アースラ
CICにいる一同はそれこそ口をあんぐりと開けて、巨大爆発を見ていた。
「…な、何が起きたんだ?」
クロノはモニターに映る光景を見てうめいた、慌てて状況解析を行うエイミィ、そして…
「ええと、なのはちゃんとフェイトちゃんが放ったブラストカラミティが何らかの干渉を受けて、折れ曲がりそのまま結界にぶつかり、
耐え切れず結界は消滅…」
「そういえばあれ威力S+クラスあったよね…」
リンディは呟く、それを干渉して弾き飛ばすなんて…一体どうなっているのよあの吸血鬼は…まぁ誰であれそう思う、確実に。
―――公園内
「はい」
アルクェイドは公園近くにある自動販売機(衝撃で壊れたけど、管理局の人達が慌てて修復してくれた)で人数分のジュースを購入し、
なのは達に配る。爆発の余波で全身に焦げを作りながらも3人は元気なままでジュースを受け取った。
「今回は引き分けね」
アルクェイドは微笑む。
「う~~勝てたと思ったのにぃ~」
ちょっぴり悔しそうな顔をするなのは、フェイトもはやても似た様な表情を浮かべていた。
「息があってないと出来ないし、ちょっとした乱れが即パーになる魔術師同士の合体技、それを行う時間稼ぎの為拘束術の連発並びにありったけの強化、
とっさの判断としては優秀だったわ」
アルクェイドはなのは達の行動を評価する、小学生なのに慌てずに咄嗟のしかも出来る中で最良の結果を導き、さらにその行動を動かせるだけの
信頼も充分であり素晴らしいものであった。
「アルクェイドさん無茶苦茶やもん、ブラッディダガーやアクセルシューターは叩き落すわ、プロテクションを拳で軽く打ち破るわ、ディバインバスターをかき消すわ、
ザンバーへし折るわ、挙句に必殺の一撃を捻じ曲げるわ、もう無茶苦茶やで・・・」
手にしたどろり濃厚ピーチ味に苦戦しながらもはやてはアルクェイドの無茶苦茶ぷりを言う、まぁ何というか、ある意味リイン並のチートキャラと判断したようだ、
まぁそれも仕方ないけど、そしてはやてはアルクェイドが何者か問うた、フェイト共々明らかに人間とは異質な雰囲気をもつ彼女に疑問を持っていた、なのははアルクェイドは何者か知っていた。
「え?私は吸血鬼だよ」
「ブッーーーーーーーーー!!!」
素っ気無く答えるアルクェイドに2人は飲んだジュースを吐き出した。
「きゅ、吸血鬼ぃ~~~!!」
「吸血鬼って、大蒜や十字架や日光が天敵で、乙女の血を吸う」
以前なのはに自分の正体を明かしたときと同じ感じでフェイトとはやては叫んだ。
「あ~これだから人間は…血を吸う?冗談!そこいらの3流と一緒にしないでよ」
結局この二人も人間がもつ固有的な吸血鬼のイメージを持っていたことに肩を落とすアルクェイド。
「でも、仕方ないよ、最初私が聞いた時も信じられなかったし」
すかさずなのははフォローをいれる。
「それにしても、あのブラストカラミティを捻じ曲げたアルクェイドさんの技は何ですか?」
フェイトはアルクェイドに問う。
「あれね、あれはそう私の、管理局の言うスキルだっけ?『マーブルファンタズム』って言うのだけど、
能力は名前の通り空想を具現するって言うの」
淡々と言うアルクェイドの能力に3人とも耳を疑った・・空想を思い浮かべた物を具現化する・・・それって…
「「「ちょ、それって凄い能力じゃないですか!」」」
3人とも声を合わせて叫ぶ、そらそうだ。
「う~ん、最初はそう思ったけど、私の知る限り他には運命を操る能力持っていたり、創生する能力を持っていたり、怨念を操る事能力あったり、
あらゆるものを破壊する能力もっていたり(ア『なのはちゃんもあてはまるね』 な『アルクさん、酷いです』)とか死なない能力持っていたり、
死んでも魂さえあれば同一人形に乗り移って何度も復活したり、挙句にあらゆる境界操る能力とあそんなのといるから対したことはないと」
「「「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」」」
3人ともまた声が合わさる、そんなレアスキル保持者がゴロゴロいる世界って一体何だよ、3人は突っ込みをいれる、そして落ち着いたようになのはは言う。
「アルクさん、そんな能力があるのなら管理局に入ってみる気ありません?」
なのははアルクェイドに問う、だけどアルクェイドは断った。
「ごめんね、なのはちゃん、似たようなことリンディって言う人に言われたけど…私はそういうのってあんまりガラじゃないし、入れない理由があるから」
「そうですか…」
なのはは寂しそうな顔をする、なのはとしては仲間と共に一緒に肩を並べて戦うアルクェイドの姿を思い浮かべていたのだ。
「すごいですねぇ~」
盛り上がっている話の中でただ一人疎外されて寂しかったのかリインⅡの話に参加する。
「ん?貴方は?」
アルクェイドの問いにリインⅡはあいさつをする、そしてアルクェイドは何かを思い出すような顔をした。
「リインフォースツヴァイ…ということはひょっとしてアインとかっている?」
「ええ、いましたよ…」
はやては懐かしむように先代の顔を浮かべた、自分の身を案じ、「私は世界で一番幸せな魔道書」ですからと言って消えた大事な仲間…そしてアルクェイドは言った。
「その人って、長身で銀髪で赤眼で黒っぽい服着ていて」
「ええ、知っているんですか?」
「うん、知っているよ、だってあったことあるもん」
「ブーーーーーーーーーー」
三人は飲んでいるドリンクを一斉に吹いた。
「ど、どこですか!リインはどこにいるんですか!」
はやてはアルクェイドに詰め寄る、もう一度会いたい、家族として受け入れたい、それに圧倒されるもアルクェイドは言う。
「無理よ、はやてちゃんでは到底行くことは出来ない」
「それでも会いたいんや、リインはうちの、うちの大事な家族やから」
はやての必死な願いはアルクェイドに伝わるが、無理な相談だった。
「彼女がいるのは、幻想の地の冥界…はやてちゃんが行ける場所じゃない」
「冥界?」
「そう、現世とあの世の境にある地…私も危うく(あの大食い幽霊のせいで)仲間入りする所だたったけど…
でも彼女はそこで出来た新しい家族と幸せに暮らしていたわ」
「そうですか…」
がっくりと肩を落とすけど、リインが幸せならばそれでいいと思うはやてだった。
「そうそう、一言だけ言っておくわ」
アルクェイドは真顔で言う。
「私がここにやって来た理由、それは貴方達に惹かれたからだと思う」
「惹かれた?」
なのはは疑問そうな顔を浮かべる。
「具体的には魔という存在に惹かれたからだと思う、魔を使う者は自然と魔を呼ぶ…私もそうだった、
だから言っておく、この世界の魔には気をつけて…」
そしてアルクェイドは自分が住む世界の魔やそれを使う組織を挙げる、死徒27祖、魔術教会、バチカン埋葬機関、アラヤ、
蒼崎その他の退魔組織などetc、それに眼を丸くする3人、無理もない管理外世界と言われたこの地球に多数の魔を使う組織が存在するのだ。
「この特殊な極東の地だから、…でも以前祖が3名来た例があるけど、一応大丈夫だと思う、でも気をつけた方がいい…そして彼女だけには絶対に手を出さない方がいい、
私ですら適う事が出来ない相手…」
真剣な表情のアルクェイドに3人は息を呑む、アルクェイドさんですら太刀打ちが出来なかった相手、それは誰なのか…
「『八雲紫』あらゆる境界を操る事が出来、9尾の狐すら使役出来る魔力を持つ最凶の妖怪」
(それクラスの力のある八意永琳がいるが、最近外に出るようになったが彼女はてるよの護衛兼薬師なので遭遇率は低いだろう、
オルトはまだ寝ているし、プライミッツもアインナッシュもまぁ…)
「といっても彼女の事だからアホな事しない限り大丈夫だと思うけど…その名前は覚えておいた方がいい」
アルクェイドは3人に向かっていうと、いつものアーパーモードに戻る。
「さぁて、今晩もこう暗くなっちゃったから、早く帰って寝ようと、なのはちゃん達も疲れているなら早く寝たほうがいいよ」
そうやってアルクェイドは三日月をバックにクルリと一回転する、3人ともその一回転するアルクェイドが長髪で白いドレスを着込んだ神秘的な姿に見えた気がした。
――――八雲紫…10年後3人の少女は彼女に出会う事になる。
翌日
「ああ、この程度ね、すぐ治るわ」
リハビリの為よく病院に通うはやてだったが、いつも見てくれる医者が病気で休みの為に代わりの医者がはやてを診てくれた、
銀髪のロングであり、美人…それ以上と言える顔つきとアルクェイドさんに負けないほどのスタイルを持つ医者であった、
その医者は鞄から、何かの薬草や薬品を取り出すと調合を始め、一粒の薬をはやてに渡した。
「これを飲めば、貴方の足はよくなるわ」
「は、はい・・・」
そういわれるがままはやてはその薬を飲み込んだ…凄まじく苦い、「良薬口苦し」と言うレベルじゃない!
本当にのた打ち回るほど苦かった、苦いですといったはやてに対して
「座薬か注射とどっちがよかった?」
とどこかサディスティックな笑みを浮かべる医者に
「これでいいです…」
とはやては言うしかなかった。
「やっほ~永琳、頼みがあるんだけど」
とある出来事で知り合ったジャム店店主水瀬秋〇との新作謎ジャ〇の共同開発を行って、データを入手した際に再び真祖と遭遇する事になった、
何でも恩人(レンを一時的に引き取ってくれた)の足を直して欲しいと頼まれたのだ、アルクェイドに対しては血や使者皆殺しだけではなく、
色々な借がある為二つ返事で八意永琳はとある病院の一日医者となった。(お膳立ては全部アルクェイドが行った)
――――そしてこの日を気にはやての足が急に治り始め、その日病院の患者が大量に退院する事になったりするのは別の話
―――ついでにその数日後、本局が八雲紫によって率いられた10名ぐらいの武装勢力に襲われ多数の負傷者を出す事になったのも別の話
(これで最高評議会が幻想郷制圧計画からスカリエッティの戦闘機人計画の方に重点を置いた)
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最終更新:2008年12月30日 03:52