アーマードコアFA資料
組織
国家解体戦争(別項目参照)以降、世界を管理する企業は、現在では大きく3つのグループに分かれており、ほぼ全ての
企業が参加する国際機構。
公式には企業社会の平和と秩序の維持が目的となるが、当然のように機能していない。
現在は、「企業の総意」を表現する仮主体としてのみ存在意味を保っているが、政治力に優れたオーメル・サイエンスの意
を代弁することが多い。
企業連管理下のリンクス管理機構。
リンクス戦争(別項目参照)で、ネクスト戦力の個体依存性に危機感を抱いた企業は、企業社会に対するリンクスの潜在的
危険性を熟知しつつもその戦力としての魅力、あるいはネクスト無しにネクストを敵とする恐怖から、くだらない調整と妥
協により、すべてのリンクスの占有権を放棄、これを共同で管理する方法を採った。これがカラードである。
上位者たる企業連の惨状に相応しく、管理機構としては、カラードランクの管理とランクマッチの主催としてのみ機能して
いる。
盟主はオーメルサイエンス。同盟企業にローゼンタール・アルゼブラ・テクノクラート社がある。
かつての盟主はローゼンタールであったが、リンクス戦争後、オーメルサイエンスにとってかわられた。
オーメルサイエンスはコジマ技術に専門性が高いが、レイレナードの残党を取り込むことでさらに専門性を高めた。
盟主はGA(グローバルアーマメンツ)。傘下にBFF・MSACインターナショナル・クーガー・有澤重工がある。
このうちBFFと有澤重工以外は完全にGAの子会社。
グループ全体として実弾兵器に傾倒している。MSACはミサイル分野、有澤は装甲とグレネード、クーガーはブースター、
BFFは精密兵器にそれぞれ専門性が高い。
なお、BFFはリンクス戦争においてアナトリアの傭兵の手により一度壊滅しているが、後にGAの支援により復興した。
盟主はインテリオルユニオン。同盟企業はアルブレヒトドライス(アルドラ)とトーラス。
全体としてエネルギー(EN)兵器に専門性が高いがアルドラは近年実弾兵器へと方針を転換しており、また、トーラスは
コジマ兵器に関して極めて高い技術力を有している。
なお、トーラスはリンクス戦争にて壊滅してGAEとアクアビットが合併することで誕生。
リンクス戦争以前に勢力を強めたエネルギー系新興企業。コジマ技術開発でも重要な地位を占めていた。
純軍事的にネクストに傾倒していたことで有名。
この企業の目的として、衛星軌道を覆う自律兵器「アサルト・セル」の排除があったようであり、実際に、衛星軌道掃射コジ
マ砲「エーレンベルク」などを開発していた。
リンクス戦争においてアナトリアの傭兵の手により壊滅。その後、多くはオーメルサイエンスに吸収された。
リンクス戦争で壊滅。
リンクス戦争により壊滅したレイレナード・アクアビットの一部残党及びその思想に賛同する者が集まって結成された、反体制武装
勢力。旅団長はマクシミリアン・テルミドール。
彼らの目的は旧レイレナードの意思を継ぎ、アサルト・セルの清算、それにより宇宙への道を切り拓くことにあり、それを「クローズ
プラン」と呼称していた。。
また、組織としての戦略、作戦の立案が主にメルツェルが行っていた。
資料その2
戦争
人口爆発による、食糧およびエネルギー資源の慢性的な不足などによって、統治能力の低下した世界すべての国家に対し、新しい秩序の構築を目指す巨大企業グループによ
って引き起こされた全面戦争。企業側の一方的な奇襲によって始まった、人類史上に類を見ない大規模クーデターは、短期間の内に企業側の圧倒的な勝利によって決着した。
しかし、企業が国家解体戦争を行った真の目的は、自分たちが開発した自律兵器「アサルト・セル」が衛星軌道を埋め尽くし、宇宙開発の道が断たれてしまったこと、それを
隠匿するためであった。
国家解体戦争後に勃発した戦争。
レイレナード陣営(レイレナード・アクアビット・BFF・GAE・インテリオル(当時レオーネメカニカ及びメリエス))と
オーメル陣営(オーメルサイエンス・ローゼンタール・GA・イクバール(現在のアルゼブラ)&テクノクラート(イクバール
とテクノクラートは戦争中にGAに対して攻撃))との間で行われた戦争。
両陣営共に多数のネクストを投入した結果、未曾有の被害とコジマ汚染を引き起こした。
戦争末期にはレイレナードによりアサルト・セルの排除が行われようとしたが、過去の罪の露呈を恐れた他企業により阻止された。
なお、戦争は一応オーメル陣営の勝利で終わっているが、オーメルサイエンスは全てのリンクスを失うなど、被害はその通りではない。
国家の統治能力減退によって顕在化した、テロと暴動の脅威に対抗すべく開発された
「圧倒的な火力、制圧力を実現する人型汎用兵器」。
その後の新技術の開発によって、現在では「ノーマル」「ネクスト」と呼ばれる2つのタイプに大別されている。
ノーマルをベースに、秘密裏に開発されていた最新鋭兵器。国家解体戦争ではじめて実戦投入され、企業側の切り札となった。
アクアビット社のコジマ技術、アスピナ機関のアレゴリーマニュピレイトシステム(AMS)など多くの先端技術を使用し、ノーマルとは隔世の戦闘能力を持つ。企業の持つ強大な権力の
象徴でもあり、通常、コロニーあるいは武装勢力がネクストを有することはできない。
リンクス戦争後(FA時代)においては、ネクストは増加、特定の企業に属さない独立傭兵も多数現れるようになった。
ネクストの搭乗者(AMS適合者)を指す通称。
ネクストの操縦機構AMSは、搭乗者の能力を機体の戦闘能力にダイレクトに反映させる反面、特異な知的能力を要求する。これに適合できるか否かは、訓練などによって後天的
に獲得することは極めて困難であり、生来の素養の有無が重要となる。彼らはいわば一種の天才であり、所謂「軍人」ではなく、企業に囲われた被験者・被験体である場合も多い。
例外的に、精神状態に異常をきたすほどの強烈な精神付加に耐えることができればネクストを動かす事は可能であり、また、AMS適性の高さは必ずしも、実際の戦闘能力には比例
しない。
本小説の主人公。ORCA旅団長。ORCAランク1・乗機は軽量寄りの中量逆間接「アンサング」
レイレナードの遺志を継ぎクローズプランを先導するが、その重圧故かロマンチストでありながら複雑な、あるいは分裂した男と評されるなど、その精神状態は不安定。
アルテリア・クラニアム制圧するための戦いにおいてウィン・Dファンション及びロイ・ザーランドに敗北。
なお、カラードランク1・オッツダルヴァとは同一人物である。
ORCA所属リンクス。ORCAランクは7.乗機は「オープニング」だが、本編では登場しない予定。
策謀を用いてオーメルサイエンスの支援を取り付け、ORCA旅団を設立、秘密裏にクローズプランを計画した。
なお、ゲーム中において彼のセリフにのみノイズが走ることから、本編では元からAIであったと設定を変更。デバイス管理AIとして設定した。
カラード所属・ランクは1。乗機は軽量2脚「ステイシス」
オーメルサイエンスに所属していたが、ラインアークの戦いにおいてネクスト「ホワイト・グリント」に敗北。海中に没した。
本編ではテルミドールの別人格として設定。主導権はテルミドールにある。
かなりの毒舌家で、味方に対しても辛辣な言葉を容赦なく浴びせ、神経を逆撫でする。
なお、カラードとは「首輪つき」という意味を持ち、力を持ちながら企業に飼われているリンクスに対する皮肉でもある。
国家解体戦争の7年ほど前に発見された新物質。発見者の名を冠し、コジマ粒子と呼ばれる。アクアビットとオーメル・サイエンス・テクノロジーによって、
高い軍事活用可能性が見出され、現在ではネクスト技術の根幹を成す、さまざまなテクノロジーに応用されている。
反面、広範かつ長期にわたり、人体やそのた環境生態系に深刻な悪影響を及ぼす危険性の高い環境汚染原でもある。
本編においてもコジマ粒子ならびにコジマ兵器は登場予定であり、高い汚染性をどう扱っていくか試行錯誤中。
最終更新:2008年05月08日 18:58