それはとある日の出来事。
場所は時空管理局本局、混成部隊・隊舎。
※混成部隊とはその名の通り管理局でも大きな存在である曹操孟徳が訓練校時代から率いた魔導師、無双を人員として創設し。混ぜ合わせた大部隊である。
夏候惇「孟徳」
曹操「なにごとだ?」
夏候惇「ヴェロッサがお前を尋ねにきた。」
威厳ある表情のままであるがその名を耳にした瞬間曹操の眼に嬉々とした輝きが現れ、手にしていた書類を机に置いて答える。
その反応に夏候惇は胸中に嫌な予感を募らせる。
曹操「馬鹿、通せ。」
夏候惇「ああ。」
ヴェロッサ「失礼いたします。曹提督。」
曹操「堅苦しい挨拶は抜きよ。用件を言えヴェロッサ。」
夏候惇に付き添われて隊長室に入ってきた青年を机の前のソファーに着かせ、曹操自身も彼に相対する形で席に着く。
秘書が入れてくれたお茶を口に含みながらヴェロッサは単刀直入に用件を述べる。
ヴェロッサ「知り合いの、八神はやての部隊創設に関して戦力を貸して下さい。」
曹操「ヴェロッサよ、タダでは貸してやれんなぁ……。」
どこか含みのある返答にヴェロッサは微笑んで上着の内ポケットからある紙袋を取り出す。
ヴェロッサ「ふふふ……貸して頂ければ。この袋に入ったブツを差し上げますよ。」
曹操「ふむ。中身は何だ……ヴェロッサ。」
夏候惇「おいコラ」
ヴェロッサ「関羽執務官の隠し撮り生写真(クロノ撮影)と姉さんのエプロン姿生写真(はやて撮影)とアイドル喬姉妹の生写真「その話乗った。夏候惇と夏候淵を貸してやる。」
夏候惇「もぉとくぅ……(ヒクヒク」
青筋を浮かばせながら夏一瞬のうちに麒麟牙を起動した夏候惇を二人は恐る恐る振り向く。
曹操「な、なんだ夏候惇?」
夏候惇「言い訳があるなら聞いてやる……」
曹操「やだなぁ夏候惇くん。山吹色のお菓子じゃない「死ねぇいっ!!」
ギャー
夏候惇の麒麟牙から斬撃が隊長室で放たれた。
翌日。夏候惇と夏候淵は新設された機動六課に赴く事となった。
つい、気になった夏候淵は夏候惇に尋ねる。
夏候淵「なあ、惇兄。なんで急に俺らが?」
夏候惇「頼むから聞くな。」
第1話に続く。
最終更新:2008年05月13日 21:22