「ケロロ君、言われてたガンプラを買ってきたよ。」
「おースカリエッティ殿おかえりでありまーす。」
転送装置で研究所に帰還したスカリエッティを出迎え、待ってました。と言うかのように眼を輝かせて緑色のケロン人、ケロロ軍曹は喜んだ。
彼からガンプラの入った袋を受け取り、ナイロン越しに透けた中身を見て叫ぶ。
「おぉっ!待ちに待ったセンチネルのFAZZであります!」
まるでクリスマスプレゼントを貰った子供のように両手に掲げてはしゃいでいるケロロ。
そんな彼の姿を可愛いらしく思いスカリエッティはつい笑みをこぼす。
こういうのも悪くないな。と。
「ははは。さっそく、作ってみようか。軍曹等身大の武器としての参考ついでにね。」
「了解でありまーす!これがあればペズンの反乱も鎮圧間違いなしであります!」
ニッパー、紙やすり等、プラモ作りに必須の道具を取り出すスカリエッティとケロロ軍曹は制作に取り掛かった。
「ほらよ。あんたら専用のデバイスが出来たぜ。クーッククク。」
クルル曹長から二人のケロン人に紫と赤のカード型デバイスがそれぞれ渡される。
ガルル中尉は自身の帽子のトレードマークが形どられたデバイスを鋭い目付きで見下ろし……呟く。
「まるでケロンの魂が体言していかのようだ……。」
「まさかまたお前と一緒に闘うとはな……。」
そして彼よりも柔和を帯びた鋭い目付きのギロロ伍長が複雑な気持ちを述べるとガルルは怒りもせずに笑みを浮かべた。
また弟と一緒に闘うとはな……。
「フフ……。ケロン01 ガルル参る!」
「あ、待てガルル!ケロン02 ギロロ行くぞ!」
ケロロなのはStrikerS
クロス元:ケロロ軍曹
最終更新:2008年07月17日 20:38