それはJS事件が終わった後におきた世界の終焉・・・
なのは「何・・あれ・・」
異界より現れし異生物、世界を覆い尽くし、
フェイト「魔法が効かない!?」
人々を飲み込み、秩序を飲み込み、法を飲み込み、
キャロ「これって・・・」
エリオ「ロストロギア!?」
そして世界を絶望に染め上げる。
スバル「くそ!何なのコイツら!?」
ティアナ「知らないわよ!とにかくやるしかないわよ!」
世界が絶望に飲み込まれる瞬間、神は世界に一つの光を落とす。
シグナム「主!」
ヴィータ「なんだコイツら!蟲!?」
はやて「広域殲滅魔法もあの蟲が盾になって効かん。どうすれば・・」
その光、世界に伝承者を生み、世界の全てを委ねる。
キャロ「エリオ君、しっかりして!」
エリオ「キャロ・・、僕は・・もうだめ・・みたい・・」
キャロ「エリオ君!エリオ君!・・・いやああああ!!!」
伝承者、世界の生死をかけ、試練に挑む。
キャロ「お願い・・、エリオ君を救って!死者の書!」
その結果は、神さえも知らず。
リリカルキスダムR ~ENGAGE planet~
聖王のゆりかご攻防戦から2ヶ月後、JS事件の傷癒えぬ世界で機動六課に下された任務。
ロストロギア「死者の書」の回収。そして、死者の書回収と同時刻にミッドチルダ各地域で発生した異変。
世界中で大量発生する蟲、そして異生物「ハーディアン」の出現。
魔法が効かないハーディアン達の前に、人々は成す術もなく、食われていく。
無論、死者の書回収の任務にあたっていた機動六課にも容赦なくハーディアンが襲いかかってきた。
そんな中、死者の書を回収したライトニング分隊のエリオ・モンディアル三等陸士は
ハーディアンとの戦闘で致死的な傷を負った。
その時、同じくライトニング分隊のキャロ・ル・ルシエ三等陸士は
未知のロストロギア「死者の書」をエリオに使用。その結果、
エリオ「あれ・・、何で僕、生きているの・・・」
キャロ「・・・よかった!エリオ君!」
ロストロギア、死者の書によって謎の復活を遂げたエリオ。
その光景に、そこにいた機動六課のメンバーは皆、驚いた。
だが、エリオの謎の復活を喜ぶ暇もなく、ハーディアンが襲いかかる。
???「失格、そんなバカの一つ覚えな攻撃ではハーディアンは倒せぬ。」
エリオ「えっ、誰!?」
???「お前なら私の姿を捕えられるだろ。」
エリオ「えっ・・・、女の子?」
ヴァルダ「私はヴァルダ。ネクロダイバーである汝をサポートするもの。」
エリオ「ネクロ、ダイバー・・?」
突然エリオの前に現れた謎の少女、ヴァルダ。
スバル「くそ、どうしたら・・・うわああ!?」
ティアナ「スバル!?くそ、よくもスバルを・・!?きゃあああ!?」
なのは「ティアナ!?よくも2人を・・・きゃあああ!!??」
フェイト「なのは!くそ!みんなを返せ!!えっ、わあああ!!」
次々とハーディアンに食われていく仲間たち。そして、
キャロ「エリオ君、生きて・・」
ガラガラガラガラガラガラドッシャーン
エリオ「キャロォォォォォォ!!!」
ビルの下敷きとなり、がれきに埋もれて見えなくなったキャロ。残った仲間たちも既にハーディアンに食べられてしまった。
エリオ「チックショォォォォォ!!!」
ネクロダイバー、エリオはその日、ハーディアンの前に敗北した。
それから半年後、ミッドチルダの人口は100万分の1に減った。残った人々はある者はハーディアンから逃れるように生活し、
ある者はハーディアンに抵抗し続ける。時空管理局は完全に崩壊し、ハーディアンは今、
あらゆる次元世界に現れるようになった。そんな中、砂漠と化したミッドチルダ南部で2人の人間が、
ハーディアンの攻撃から必死に逃げていた。
???「くそ!何でこんな時にハーディアンが!」
???「とにかく逃げましょう!」
かつて、機動六課でヘリのパイロットをしていたヴァイス・グランセニック。
そしてアルザス地方の人間で、キャロの妹のシエラ・ル・ルシエ。2人はとある目的でここに来たが、
ハーディアンに遭遇してしまった。
シエラ「きゃあああ!!」
ヴァイス「!?シエラ!」
ハーディアンの蟻地獄にシエラが飲み込まれようとした、その瞬間、
???「・・・・・」
シエラ「え・・・」
ヴァイス「あいつは・・・、まさか!」
赤い髪の少年が間一髪でシエラを蟻地獄から救いだした。
半年前とは変らない姿だったので、ヴァイスは見違えようがなかった。
ヴァイス「エリオ・・・、生きていたのか・・・」
ヴァルダ「失格、なぜハーディアンへの攻撃よりその少女の救出を優先した?」
エリオ「別にいいでしょ。生きている命を救うことは悪いことか。」
今、ネクロダイバーのリベンジが始まる・・・
Coming soon・・・ さすがにそれは無い。
おまけ:リリカルキスダムRの面々の雑談
エリオ「そう言えば、ハーディアンに食べられたフェイトさん達って裏返ってるのかな。」
シエラ「裏返るって?」
ヴァルダ「死者の書の光を浴びた者がハーディアンに食べられた際、その者の強い意志で逆にハーディアンを乗っ取り、
復活することだ。死者の書が使われた時、お前の仲間があの場にいたのなら、おそらく死者の書の光を浴びたはず。
そうであるならば、強い意志があれば、食われた者が逆にハーディアンを取り込んで復活するだろう。」
ヴァイス「それならよかったじゃねえか。」
ヴァルダ「失格、力を得た者が暴走するのはよくあること。特に、裏返った者なら尚更。」
シエラ「それって・・・。」
エリオ「フェイトさん達と戦わなきゃならないとなると・・、気が重くなる。」
最終更新:2008年08月03日 10:09