『前略、フェイトさん。
僕は晴れて、高校に入学出来ました。一日でも早く学校に馴れて楽しい学園生活を送りたいと思います。………ですが、見慣れない人達に囲まれて些か戸惑っています』
魁!?エリマティ高校
『前略、フェイトさん。
変態博士の事件から六年経ちましたね。そこで、僕は、高校と言うに所に入学してみました。しかし、悪そうな人達だらけで鉛筆を持つ手が震えてしまいます』
「あっ!」
エリオは持っていた鉛筆を落としてしまった。そこに、一人のパンチパーマ頭のどう見ても高校生には見えない(年齢的に)生徒が拾った。
「えっ…、あ…ありがとうございます」
『なんだ、実は親切な人達なんd………って、えぇーーー!?』
エリオが驚愕の声(心の)を洩らした。
(ボリ ゴリ ガリ ゴキゴキ ごっくん)
そこには鉛筆を喰っているワルAの姿。このまま1ダーズぐらいいっぺんに食いそうな勢いであった。
『た…食べた。ワルで有名なクロマティ高校って聞いてたけど、普通じゃない。
と言うか、不良とかワルとかそういう問題ではない気もしますが………』
「おい、エリオ!」
「はい、何でしょう………?」
突如、ワルBから絡まれた(イスを蹴られながら)。
「オメーなんも悪いことしたことねーだろ」
「えっ………、はい。今までずっとマジメに生きてきましたから。でも、そんな僕でも悪いことをしたことが一度だけあるんですよ。
でも、一度だけ悪いことをしたことがあるんですよ」
それは、二年程前の話しである。
「僕は、とある理由で親(フェイトさん)とケンカしちゃいまして」
「もしかして親、半ぶころがしたのか!?」
「いえ、そんな事出来ませんよ………。で、その腹いせに親の下着とプライベート写真全部をマニア向けのお店に売りました。まあ、皆さんに比べたら全然大したコト無いですけど」
「………、オメーとんでもねぇワルだよ」
思わずツッコミをいれるワルであった。
「ところで俺の出番は?」
ぜんぜん触れられていない前田(仮称、アダ名無し)であった。
「なァ、俺のくだりは!?」
風評次第で、もしかしたら次回に続く
最終更新:2008年08月14日 08:56