既に士郎を除く他のボディーガード達はテロリストの襲撃によって殉職。
もはや残るのは士郎一人のみ。しかし士郎は「小太刀二刀御神流」正当継承者。
最後の一人になってもなお獅子奮迅の活躍でテロリスト達を返り討ちにしていく。
そこで突如現れるテロリストのボス。どんな組織でも頭が潰されれば崩壊する。
士郎がテロリストのボスに狙いを絞るのは当然の事だった。
だがその直後、ボスの指先から放たれた光線に貫かれた。
士郎は何が起こったのか分からなかった。そして彼は知らなかった。
これが彼の知り得ない技…魔術による物だと言う事を。
そしてその存在を完全に消し去られる直前に士郎は脳裏に見た。
19歳に成長した娘、なのながこのテロリストのボスと相対して仇を取る光景を…
それは単なる願望…死の間際に見た幻だったのかもしれない。
しかしそれを見た時士郎の顔に笑みが浮かび、笑いながら死んでいった。
最終更新:2007年08月14日 18:36