かつて癒えぬかもしれぬ重傷を負ったなのはが復活するまでにはこの様なエピソードがある。

医者から再起不能を宣告され、飛ぶ事はおろか歩く事さえままならないなのはは
必死のリハビリを続けるが全く回復の兆しが見えず、絶望し掛けていた。
「もう…本当にダメかも…。もしこのまま一生寝たきりだったら…。」
事を悲観的に考える方では無いなのはでも流石に今回はダメかもしれない…
そう考えてベッドの上で溜息を付いていた時だった。

「こにゃにゃちわ~なのだ~。」
突然一人の中年の坊さんがなのはの病室に入って来た。それにはなのはも驚く。
「あの…どなたですか?」
「出家したバカボンのパパなのだ~。」
そう言うとバカボンのパパは木魚をポンポンと叩きながらお経を唱え始めたでは無いか。
「死んだ~死んだ~ざま~見ろ~!」
「ぬぁんですってぇぇぇぇ!!?」
バカボンのパパのお経の内容にブチ切れたなのはは怒りの余り突如として立ち上がり、
逃げ出したバカボンのパパに魔砲弾を撃ち込みながら物凄いスピードで追い駆けて行った。

「大変だー! 再起不能なはずの高町さんがあんなに元気に走り回ってる!」
「奇跡じゃ! 奇跡が起こったのじゃ!」
                  おわり

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最終更新:2007年08月14日 19:54