何処かで誰かが悲鳴を上げている。
― 魔法士【sorcerist】 ―
それは、悲劇で
― モールド【mold】 ―
あるいは、不幸で
― 魔族【The malevolent】 ―
世界は、きっと優しくなんかなくて
「クソッタレッ今日だけで4件だぞッ! 一体何が起こってるッ?!」
人は、きっとそんな世界に翻弄されるしかなくて
「シャロン……あなたも感じるの?」
「にゃぉ」
「……不思議な気配。魔族…違う。もっと、温かい……」
……それでも
「おぉぉおおおおぉぉぉッ!顕(イグジスト)ォォッ!」
それでも、この世界には
「……流石に……こいつはもうだめかもしれないな……」
悲劇を、不幸を、優しくない世界を、変えようとする者がいて
「いくよッレイジングハート!」
<All right.>
「バルディッシュ、一瞬で決める!」
<Yes,Ser>
あるいは、それもまた世界が望んだ物語で
「冗談だろ……オイ。ありゃなんなんだ、俺は夢でも見てるのかね」
「い、いえ……多分、私も見てるから夢じゃないと思います……」
だからそう、きっとこの出会いも、定められた必然で
「皆さん、大丈夫でした?」
「…怪我…してません…か?」
その日、戦術魔法士(おとこ)は魔法少女(てんし)達と出会った。
魔法少女リリカルなのは x ストレイトジャケット
「ショウジョタチのツバサ ~The Angels~」
最終更新:2007年08月14日 21:39