ある管理地域においてロストロギア「インターネサイン」が稼動、そして事態を憂慮した時空管理局はクロノ・ハウライオン、
ユーノ・スクライアの2名の魔道士を派遣するも、稼動の半年後に突如起きた企業連合組織「アライアンス」、ジャック・O率いる
レイヴン集団「バーテックス」との戦争に巻き込まれ負傷(外傷こそはないものの実は・・・)、その代役に高町なのは、フェイト・ハウライオン
の両名を派遣することになる、そして「アライアンス」と「バーテックス」の戦争が双方の主力であるレイヴンの大半が死亡、ほぼ終結に向かい、
そしてジャック・Oの真意を知らずに彼女達はインターネサインが存在するサークシティー地下へと潜入する。
「何で人類の危機なのに戦争が起きるのかな?」
任務を聞きそう呟くなのは、嘆くも任務は任務と割り切りサークシティーに潜入し、ダクトを伝って地下に降りたとうとしていた、
途中でエイミィから通信が入る。
「気をつけて!ダクトの出口先で戦闘が起きている・・・この反応は、アーマードコアと全く不明の高エネルギー反応。」
アーマードコア、この世界における最強と呼ばれる人型兵器、それを駆る傭兵の事を人々は畏怖と敬意をこめて「レイヴン」と呼ぶ、
だがレイヴンもインターネサイン起動と共に大挙して現れた特攻兵器により大部分が死に、そしてアライアンスとバーテックスの戦争で常に
最前線において戦い続け次々と死んでいった。そしてダクトを飛びぬけ出口に到達した時・・・その戦いは終わりを告げようとしていた、
両者の相打ちとなっていた、ACと思われる青い機動兵器は、全く異質の機動兵器、機体はそのACと同じ色であるが形は全く違い、印象に残るのは
両腕の巨大と言ってもいい青いブレードである。そのブレードはACを貫いており、一方のACも左腕に装着されたレーザーブレードを突き刺していた、
そしてACのコア部分が開くとパイロットと思しき男が落ちる、なのははそれを慌てて受け止める。男の体は機動兵器との戦闘で深く傷つき、
もう息絶えようとしていた。
「だ、大丈夫ですか?」
「うう・・・子供?・・・何故子供がこんな所に?」
絶え絶えな声ながらもなのは達を見た男は問う。
「私たちはインターネサインの破壊にきました・・・。」
「・・・インター・・・ネサインはもうじき破壊・・・される・・・あいつが・・・あいつがやって・・・くれる・・・本当のドミナン・・・こぼぉ。」
「!!!!!」
男は息絶えた、その男の名前はエヴァンジェ、あるレイヴンと戦い自分の敗北を認め、大破したオラクルを駆り、
パルヴァライザーと相打ちになった、だが彼女達はそのようなことを知る由も無い。
だが彼女達は男の目を閉じ、素直に黙祷をささげた、悲しそうな顔をするなのはの肩に手をかけフェイトは
「いこう、なのは。」
と促す、が突然機能停止したパルヴァライザーが動きだした、なのは達を敵と認めたのかレーザー攻撃を行う、
それを回避して二人は得意の魔法を撃つ
「ディバインバスター!」
「サンダーブレイド!ファイア!」
二人の攻撃を受け、オラクルとの戦いの損傷の為か、パルヴァライザーは呆気なく炎に包まれ爆発する
(しかし彼女達がやった事が後にとんでもないことを引き起こすのだが。)
そして何もない空間を進む二人だがエイミィから通信が入る
「インターネサイン、機能停止された?」
インターネサインの中枢に何者かが侵入し破壊したということだ、確認の為に中枢に入る二人、そこで眼にしたのは
恐らく破壊されたと思われるインターネサインの中枢と二機のAC・・・1機は紫色の機体に二丁の銃らしき武装を持っているAC、
もう一機は銀と紺色で左手には先ほどのACが装備されていたブレードと同じ者が装備され、右手には機体サイズには不釣合いな巨大な銃を装備している。
「・・・そうか、ジャックも大老も・・・、エヴァンジェも恐らく・・・。」
「残るはお前と私の二人だけか・・・。」
「そうだな・・・。」
「なら残るは。」
紫のACの右手から加速された弾が撃ち出される。
「ッッッ!!ジナイーダ何をする!」
「私達の存在意義・・・それを何を意味するのか!姉・・アグラーヤ、ジノーヴィー、
エヴァンジェを倒したお前を倒し、最強となることでわかる気がする。」
「クッ!なら、いくぞ!」
二人にとってその戦いは止めれるものではなった、双方とも腕は拮抗しており、
最小の回避で攻撃をかわし、未来位置を瞬時に把握し反撃を行う・・・そして・・・
銀と紺が起死回生を図ったブレード攻撃が紫のACをなぎ払った、地に膝を着く紫のAC
「・・・私はただひたすらに強くあろうとした、そこに私が生きる理由があったから・・・やっと追い続けたものに手が届いた気がする・・・『レイヴン』・・・その称号は・・・お前にこそ相応しい・・・。」
爆発する紫のAC、ただ見ている事しか出来ない二人に声がかかる。
「・・・君たちの御覧の通り、インターネサインは破壊した・・・『時空管理局』の魔法使いさん。」
銀と紺のACのコックピットから出てきた男はなのは達を見据える、警戒するなのは達だがそれを察知しているのか
「別に君たちに危害を加えるわけじゃない、安心しろ。」
となのは達に微笑む・・・
そして1時間後
なのは達はレイヴンに連れられて、彼の家にお邪魔することになっていた、何でも転移装置が故障したとか何とかで彼の家で時間を潰すことになった。
「子供の口に合うかわからんが、ほれ。」
男、リャノンと名乗るレイヴンがなのは達に紅茶を渡す、それを受け取るとなのはは問う
「どうして私たちのことを知っているんですか?」
「ああ、ジャックから話を聞いたんだ、以前企業が発掘した古代兵器が管理局の魔法使いに潰されたって・・・それに・・・聞いて見たいんだ、君達が戦う理由が、年端もいかない小さな君たちがどうして戦うのか?」
リャノンは真顔でなのは達に問う
最終更新:2007年08月14日 21:43