いつもの目覚め。いつもの家族。いつもの友人。いつもの学校。
小春日和のある日、彼女――高町なのはは、その光景に奇妙なデジャ・ヴュを覚える。
帰り道に出会った言葉を話すフェレットに誘われたのは『アースラ』という戦艦の中。
『セレブラント』、『ガルズオルム』、そして『ゼーガペイン』。知らない筈の言葉を知っているような感覚。
彼女はそこで知ることになる。今、自分が暮らすこの街は『海鳴市』ではなく『海鳴サーバー』。
そして自分も、家族も、友人も、全ての人々がそこに『保存』された『幻体』と呼ばれるデータに過ぎないということ。
少女フェイトや謎の騎士との戦い。リセットされる日常の中で、彼女は徐々に『本当の世界』と『真の敵』に気付いていく。
――消されるなこの想い。忘れるな我が痛み――
最終更新:2007年08月14日 22:22