第97管理外世界の、とあるテニスコート。
リンディ・レティ両提督は、ここである潜入調査員と接触していた。
「お待たせしました、調査員の宮脇佳奈子です」
調査対象:宮脇敏博(PN.火浦功) 調査理由:個人内在型特異点保有
現状報告:対象の保有する特異点は、対象の勤労意欲と連動して活性化する。
また、複数の他次元世界と連動しており、移動・封印等は危険である。
更に非活性状態が長引く事で、他世界の特異点の活性化を促す。
今後の対応:現状を維持したまま、活性・非活性の影響調査を続行。
「……つまり、手の出しようが無い、と」呆れ顔のレティが呟く。
「遺失文明の産物で無し、直接次元世界に悪影響を及ぼすでも無し。
でも手出しすると大惨事を引き起こしかねない……放置するしかないのねぇ」
リンディも眉に皺を寄せる。
なお、対象と連動した特異点の調査結果も、活性化条件以外ほぼ同様である。
「……来た意味、無いんじゃ……?」
「え~~、そこはそれ、テニスしましょう」
なお、宮脇夫妻vsリンディ・レティ組の対戦結果は、SS級の極秘である。
最終更新:2007年08月24日 20:03