T-スキン

【T-スキン】
パイロットの生体電気を感知・増幅して機体管制システムに伝達し、モーショントレースによる操縦と制御を可能とする特殊スーツ。
本体は黒色の機械製の首輪からY字の長いベルトと二本の短いベルトが逆さにぶら下がっているだけの、一見した限りではまず用途のわからない奇妙な器具である。
装着プロセスを文章化すると、裸体で首輪状のネックユニットを嵌めた後、二本の短いベルトを両脇の下に前から通してネックユニットの後ろに固定、背骨に沿って伸びる長いベルト状のフレームを股下から前方に通し、左右に枝分かれした先端部を引っ張りながら、骨盤の上に沿わせて腰後ろのフレームに固定して装着。その後、ネックユニットから電磁誘導で伸展する白色のジェル材でフレームに囲われた範囲を覆い、皮膜として固めることでスーツを形成する。硬化後は伸縮性とツヤのある薄いゴムのような質感となり、加えて各種モーションセンサーを内蔵したアームグローブとブーツを身に付けることで装着が完了する。
ネックユニットはコクピット内の機器に有線で接続され、スーツが感知したパイロットの挙動情報を操縦系に伝達する役割を担う。同時に機体へのダメージもこのフレームを介して電気的なショックとして伝達される。
難点として外部から電流による攻撃を受けたり、装着者の神経が極度の緊張・興奮状態に陥った際には生体電気のオーバーフローが起こり、フレームが激しく帯電・震動したり、ダメージを受けた箇所のスーツが部分的にジェル状に還元され、沸騰して飛び散る等の現象が発生することもある。

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最終更新:2016年05月15日 20:04
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