あんどろいど・セラピー

【文章】
非常に落ち着いた文章です。
完結作で15000字程度、最初の導入で文章の引っ掛かりが多少はあるものの
終わりまで一気に読めるでしょう。

【設定】
心理相談センターにアンドロイドがやってきた!!
果たして機械に相談業務はできるかというお話。

【キャラクター】
もしかしたらモデルは作者さん自身なのかしら?
背景の詳しさはそこから来てるのかなと。

【構成・内容】
短編なので読んでみるが勝ちです。
ただし、この締め方は人により評価が別れると思います。
山のない平坦な構成と感じるか、あ、そういうことね、と解釈するか。

【総括】
自分なりの解釈を見つけようと、3回ぐらい通して読みました。
結果、作者の意図とは異なるかもしれませんが、
一応自分の中では納得できたと思います。

関係性の連続は、機械の自我行く末さえも替えてしまえるのだと。
それもプログラムの一部なのか、それとも0と1から生まれた自発的な感情なのか。
まあ、人間の思考もシナプスを微弱な電流が走ることによって感情の発露となったり
するので突き詰めていけば同じ所に終着するのかもしれませんね。

なんて書いていてオメガトライブのチンコ魔神様の
確かに感じたぞ、お前の内なる衝動《インパルス》を!!
とか思い出しました。
最終更新:2011年10月01日 15:36